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ナオミ・ゲインズ (アメリカ)
【 1979 ~      】



2003年7月4日、アメリカ・ミネソタ州ラムゼー郡セントポールで、ナオミ・マリー・ゲインズ (1979年2月3日生) は、ワバシャストリートブリッジに立った。

そして、シンシア (誠実) ・アンダースタンディング (理解) ・アラーとシュプリーム (最高) ・ノウレッジ (知識) ・アラーの双子 (14ヶ月) をミシシッピ川に投げ入れた。

双子を川に投げ入れた後、ゲインズは自らも川に飛び込んだ。

しかし、この日は独立記念日の祝祭が近くで行われており、フェスティバルの見物人がすぐに飛び込みに気付き、救出に向かった。

ゲインズとシュプリームは救出されるが、シンシアは見つからなかった。

警察はゲインズを逮捕した。

シンシアの遺体は2日後の6日にボート乗りが川の下流で発見した。

ゲインズは殺人と殺人未遂で起訴された。

ゲインズは警察の尋問に対し、双子の子供を「敵対的な世界」に置き去りにしたくないと語り、自身も死ぬつもりだと述べた。

ゲインズは2002年8月に拘束され精神治療を受けていた。

というのはゲインズは日頃から子供たちと奇怪な言動を繰り返していた。

ゲインズは自身が精神に異常をきたしている事を十分に理解しており、自発的に精神治療を受けたのだった。

薬を服用する事に同意し、2003年2月11日に解放されていた。

ゲインズには他に7歳と3歳の子供がおり、事件の時には親戚と離れた町で暮らしていた。

ゲインズが精神病に苦しみ、子供達の世話が出来なくなった為、親戚に預け自身はミネソタセキュリティ病院に通った。


2004年8月13日、ゲインズは殺人で懲役19年、殺人未遂で懲役14年が言い渡された。

事件についてゲインズの親友シェリーは、非常に悲しいと話し、事件の前日にゲインズに会っていたと話した。

友人のロンダはゲインズを「素晴らしい母親」と述べている。

また、「ナオミは何度も助けを求めて来た」と話し、助けて上げられなかった事を後悔しているとも語った。



《殺人数》
1人 (他1人殺人未遂)

《犯行期間》
2003年7月4日



∽ 総評 ∽

ゲインズは子供を川に投げ入れ、自身も自殺を図ったが、おそらく本当に死ぬつもりだったと思われる。

ただ、たまたま独立記念日の祝祭により多くの人が近くにおり救われた。

ゲインズは精神が破綻しており、その末の凶行であるが、いつからそうなのかよくわからない。

だが、本人でもその精神異常を認識しており、助けを求めていた。

いつも紹介する鬼畜たちは、自身を異常者と認識しておらず犯行に及ぶ。

異常と認識していない人物は当然放置され、異常と認識して助けを求める人物も放置される。

一体どうすればいいのだろうか。