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ドミトリー・カリモフ (ロシア)
【 1978 ~      】



ドミトリー・シェリフィヤノヴィッチ・カリモフ (1978年10月23日生) は、ロシア・エカテリンブルクで職人として働いていた。

カヒモフは当時付き合っていたガールフレンドを数回殴り、強姦してロープで首を絞めた。

彼女が意識を失うとカリモフは死んだと思い、携帯電話を奪うと体をヒーターの下に投げ入れた。

目覚めた後、警察に訴えたが強姦に関しては報告しなかった。

カリモフは強盗と傷害の罪で有罪となり2年の禁錮刑が言い渡された。


2005年12月、カリモフはエカテリンブルク・マヤノフスコエ公園で、学校を卒業したばかりの15歳の女子高生を強姦し殺害する。

殺害後、カリモフは携帯電話、所持金700ルーブル (約1000円) 、身に付けていた金のチェーンを盗み、IDは燃やした。


その後、カリモフは2006年3月までに6人を強姦し殺害した。

カリモフは観光客を装って犠牲者に接近し、観光スポットを案内してくれるよう頼んだり、時には警察官を装い警察署に連れて行くよう促したりした。

ただ手口は突然襲ったり時間をかけて襲ったり、ナイフで刺したり素手やロープで首を絞めたりと一貫していなかった。

最初の女子高生以外の犯行全てがコンクリート製品工場エリアで行われた。

カリモフがコンクリート製品工場エリアで2人の少女を襲いナイフで刺した。

しかし、ナイフで刺された負傷したにもかかわらず、少女たちは何とか逃げる事が出来た。


同年3月22日、カリモフは逮捕された。

カリモフは被害者が性行為する事を申し出たと主張し、強姦を否定した。

しかし、後に殺人を認め、これまで7人の強姦殺人と3人の殺人未遂を告白した。

カリモフに精神医学検査を行うと「人格障害の結果として精神的にアンバランスだった」と診断された。

ただ、カリモフは正気と判断された。

裁判でカリモフは犯罪を認め、頭は常に下げたままだった。

その為、傍聴席に来ていた遺族と目が合う事はなかった。


2007年3月15日、カリモフには終身刑が言い渡された。

また、犠牲者の遺族には50万ルーブル (約70万円) 、殺人未遂の被害者には5万ルーブル (約7万円) それぞれ支払うよう命じた。

現在、カリモフはホワイトスワン刑務所で刑期を務めている。



《殺人数》
7人 (他3人殺人未遂)

《犯行期間》
2005年12月~2006年3月



∽ 総評 ∽

『The Concrete Products Maniac (コンクリート製品の狂人) 』と呼ばれ、10人を襲い7人を殺害したカリモフ。

凶悪殺人鬼を多く輩出するロシアの中ではそれほどインパクトのある鬼畜ではないが、それでも十分過ぎる非道振りであった。

犠牲者1人1人の氏名など詳細はないが、犯行は強姦を目的としたものであった。

また、カリモフの幼少時代の様子もわからない。

生まれながらの異常者だったのか何かきっかけがあったのかわからない。