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チャンドラー・クラーク (アメリカ)
【 1985 ~      】



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メラニー・レイ (アメリカ)
【 1991 ~      】



2007年7月、アメリカン・インディアナ州タイタスビルの刑務所でチャンドラー・クラークとメラニー・レイは出会った。

2人は出会うなり恋に落ち、以降、刑務所内で互いの気持ちを高めていった。


2009年、レイが釈放される。

レイはクラークに刑務所から出るまで待っている事を約束する。


2011年、クラークが釈放されると、早速レイと合流する。

そして、仮釈放違反から逃れる為にインディアナ州を離れる事を考える。

そこで、ピックアップトラックを奪う計画を立てる。


同年8月7日、チェスター郡南部の田舎道の脇で、アンドレ・デュピュイ (32歳♂) の遺体が発見される。

デュピュイは2度撃たれており、ガードレールの下は血で染まっていた。

また、地面には .40口径の銃の薬莢が見つかった。

ただ、丁度周辺は大雨に見舞われており、薬莢は見つかったものの、指紋やDNAといった証拠が全て雨で流され他にほとんど何も見つからなかった。

デュピュイは造園家であり、困った人がいると助ける心優しい男性であった。

デュピュイに恨みを抱く可能性がある人は誰もいなかった為、警察は殺害される前の数日間の動向を調べ始めた。

すると、デュピュイが近くのバーで刺青の入った赤毛の女性と一緒にいたという情報を掴む。

そして、警察はその赤毛の女性をレイだと特定する。

その後、クラークが数日前に釈放され、レイがクラークと一緒に逃げる計画を練っていたという情報を得る。

警察はレイの携帯電話の追跡を始め、インディアナポリスに近くのルート70を西に向かっている事がわかった。

そして、警察はレイのFacebookを調べ、友人が1人インディアナポリスに住んでいる事がわかった。

FBIとインディアナポリス警察はその友人の住所を丁寧に調べ、現地に向かうと集合住宅近くに駐車されたデュピュイのピックアップトラックを見つける。

FBIと警察は建物を包囲し、一室の床で寝ていたクラークとレイを逮捕した。

2人は抵抗せず大人しく捕まった。

レイはデュピュイ殺害を告白するが、全てクラークの考えだと主張した。

クラークは自分1人で責任を取ろうと考え、レイの言った通りだと話した。

レイはデュピュイに電話した事を認め、逃げる為に乗り物が必要であった為、電話したと話した。

デュピュイと会った時にレイはクラークを従兄弟だと紹介し、車に乗るとレイは乗り物酔いをしたと偽り車を降りた。

デュピュイがレイを心配し、車を降りた時にクラークがデュピュイを撃ったと話した。

デュピュイは負傷するも無事であり、走って逃げようとした。

しかし、すぐに2発目を撃って射殺した。

クラークが釈放された直後、2人は小切手を偽造し、現金を得ていた事がわかった。

また、レイは2人でアリゾナ州へ逃げる予定であったと話した。

裁判でクラークとレイにはそれぞれ仮釈放の可能性がない終身刑が言い渡された。



《殺人数》
1人

《犯行期間》
2011年8月7日



∽ 総評 ∽

2人は刑務所で出会い恋に落ちたが、男と女が刑務所で出会えるという事自体、日本ではとても考えられない。

クラークもレイも刑務所にいたから出会ったのだが、どんな犯罪で入っていたのかわからない。

ただ、レイは釈放された時18歳であり、それ以前から刑務所に入っていた事になる。

正直、くっつくべくしてくっついたカップルといえる。

デュピュイは周囲の人も認める程良い人で、困っている人を見ると助けていた。

それを知っていたこの鬼畜2人がデュピュイの優しさにつけ込んだのだろう。

本当に胸糞悪くなる鬼畜2人だが、パートナーに罪を擦り付けるレイは問題外だが、全て自分の責任だと罪を認めたクラークはまだましだといえる。