ロバート・ヘンダーソン (アメリカ)
【 1946 ~ 1993 】
ロバート・デール・ヘンダーソンの初期の人生は1946年に生まれたという事しか伝わっていない。
ヘンダーソンは若くして漂流者となり、ヒッチハイクしてアメリカ東部を旅した。
ヘンダーソンは精神に異常をきたすと、殺人への情熱に目覚める。
1982年1月14日、オハイオ州バタヴィアで、ヘンダーソンはジェリリン・スタンフォード (30歳♀) を強姦し殺害する。
同年1月21日、ヘンダーソンは妻の両親であるイヴァン (♂) とマリー・バーネット (♀) 、その息子クリフォード (11歳) を殺害する。
同年1月22日から24日、サウスカロライナ州チャールストンでモデルのルシンダ・ラッセル (21歳) を殺害する。
同年1月25日、ヘンダーソンはフロリダ州にあるイーストパラクタの店員ドロシー・ウィルキンソン (50歳♀) と、パラトカ近くで引退した元医師マレー・ファーダーバー (79歳♂) を殺害する。
同年1月29日、ヘンダーソンはルイジアナ州バトンルージュのナイトクラブのオーナー、サム・コーレット (♀) を殺害する。
コーレットのピックアップトラックは同年2月4日、フロリダ州アルカディアで発見された。
同じ日、ミシシッピ州パスカグーラでシェリル・マクドナルド (37歳♀) を殺害した。
同年2月2日、ヘンダーソンはミシシッピ州クラークスデールでデビッド・ヴァーノン・オドム (27歳♂) を殺害する。
オドムは処刑スタイルで撃たれていた。
また、同日、ロバート・リー・ドーソン (18歳♂) 、そして、フランシス・ベル・ディッキー (23歳♀) を殺害した。
同年2月6日、ヘンダーソンは逮捕される。
逮捕後、ヘンダーソンはこれまでの犯行を告白し、死体の場所を示した。
ヘンダーソンはオハイオ州、ルイジアナ州、サウスカロライナ州、ミシシッピ州、フロリダ州の5州で12人を殺害した事を認めた。
同年11月22日、ヘンダーソンには死刑が言い渡された。
ヘンダーソンはフロリダ州で死刑判決を言い渡された30人目であった。
1993年4月23日、電気椅子による死刑が執行された。
ヘンダーソンは「最後に何か言い残す事はあるか?」と問われると、
「いいえ、ありません」
と答えた。
ヘンダーソンは木製の電気椅子に縛り付けられている間、冷静で表情1つ変えなかった。
また、まばたきもせず、革のフラップが顔を隠すまで真っ直ぐ前を見つめていた。
ヘンダーソンの死刑執行は1976年にアメリカで死刑が復活して以降、199人目であった。
《殺人数》
12人
《犯行期間》
1982年1月14日~同年2月2日
∽ 総評 ∽
ヘンダーソンは全ての詳細があまりなくそれがかえって不気味に感じる。
犯行の様子はそれなりに伝わってはいるものの、30半ばで突然犯行に及んでいる。
しかも、期間は1ヶ月も満たない短期間であり、スプリー・キラーと呼べる犯行である。
急に何故そんな短期間にこれ程の凶悪な事件に及んだのか謎である。
また、妻の両親も殺しており、理由はどうあれその犯行は非情であった。
何故、突然犯行に及んだのか、それまでどのような人生を送っていたのかもわからない。
ただ、これ程の犯行をたった19日間で行うくらいなので何かきっかけがあったと思われる。
おそらく、義理の両親家族を殺害している事から、そこに要因がありその後は自暴自棄となって犯行に及んだのかもしれない。
コメント
コメント一覧 (18)
「いいえ、ありません」
全く反省も謝罪もありませんね。
死刑で無理矢理でも弁償させた気がしますね
(宅間守、山地悠紀夫、西本正二郎の処刑も無理矢理でも弁償させた気がします)
台湾で無差別殺人を起こし処刑された鄭捷も「何も後悔していない」と謝罪と反省もありませんでしたね…
まあ反省や後悔される方が嫌ですけどね。
12人も殺しちゃ死刑は当然で処刑はなおさら当然。
謎が多い殺人鬼ですね。
どうせ、逆怨みでしょうが・・・・・・。
犠牲者は老若男女を無差別気味で殺害に至っているので、快楽殺人であるのは間違い無いですね。
死刑判決、早い時期に執行されているのは珍しいですが、生に執着が無いのか?淡々と受け入れているのが少し、腹立だしい!
死刑が苦しまず死ねるからなんですかね?
死刑執行したのに「全く償えて無い」感が強いです。
そうでしょうね。
こんな鬼畜にまともな理由なんてないでしょう。
生に執着がないというのは生粋のシリアルキラーによくいますね。
だから質が悪い。
確かに処刑したのになんかもやもやしますね。
そのまま何もなければ殆ど情報に残らない普通の人で終わったでしょうになんだって突然殺人の情熱に目覚めちゃうんでしょうね。
おそらくそうだったのでしょうね。
ただそんな人間もこれ程の犯行を行えば歴史に名前を刻む事は出来るのが恐ろしいです。
ラディク・タギロフという男で、犠牲者の所持品も盗んでいたそうです。
掲載していただけたら幸いです。
流石ロシアといった所ですね。
今度調べてみます。
主治医が殺人容疑で逮捕されたようです。
主治医は2件中1件の殺人を認め、
患者と家族を苦しみから救いたかったと供述しているそうです。
ドイツでは2015年に採決された刑法で、
自殺や安楽死などいかなる自殺幇助も認めないとされましたが、
昨年より再び、状況により許可されるようになりました。
ドイツも日本同様、戦争の歴史から積極的安楽死の許可は重い状況なようです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e49d7c66aa0890b4e5944ccc5d57e84e5ccf85d2
ふと考えたのですが、我々人間は進歩し過ぎてしまって、
感染症も克服出来るものだと錯覚していると思います。
しかし人が死ぬという自然の営みに対しては、とても人の力なんて及ばないものでしょう。
コロナも定期的な自然災害の一部とするなら、
人間の力でどこまでコントロール出来るかというより、
どこまでコントロールして良いのかという問題になると思います。
勿論インフラだって、災害から身を守る為に、自然の形を変えなければなりませんが、
例えば地震が来た時に命を保障するものでもありません。
日本が滅ぶなら運命だと思って諦めるしかないし、
幾ら努力しても、人間の力の限界なんて高が知れていますからね。
安楽死は今でもよく問題となりますね。
日本は到底認められる事はない安楽死だが、個人的には大いに賛成である。
私の安楽死の主張についてはジャック・ケヴォーキアンで語ったが、反対する理由がよくわからない。
きっと自分がしたかった「復しゅう」ができてせいせいしたのでしょう。
強姦も強盗もして「復しゅう」とはバカじゃないんでしょうか。
ただ、処刑されてるだけよしとしますか。
詳細が少ないのもあまりいい気分にならなかった要因かもしれませんね。
遣ってる事が最悪であることが判っていても、当該人物の詳細が乏しい所為かハッキリとした怖さとはまた異なったものがあって形容する為の言葉に悩んでしまう……
(最終的に処刑されたことにはとても喜ばしいものがあるのですが・・)
あと、お時間の許す限りでクリス・ワッツについて調べて戴けませんか。
最近耳に挟んだ程度なのですが、アメリカ・コロラド州で2018年に発生した一家3人殺人事件の犯人として逮捕された鬼畜で終身刑判決が下ったそうですが現在、都市伝説などのオカルト系ネタを始めとした色々な話題に絡む人物としても有名になっているらしいとの事です。
クリス・ワッツは一応以前に掲載しています。
ただ事件が起きて間もない時期という事で内容があまりないので今度また詳しく調べてみます。
蛇足になりますが現場となった宅地が、YouTubeの心霊系チャンネルやゴーストハンター業ユーザーのチャンネルで「奇怪な現象」が起こるといった話を配信されたことから、一時ながら賑わっていたそうです。
そうなんですね。
今度見てみますね。