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オズカン・ゼンキン (トルコ)
【 1982 ~      】



オズカン・ゼンキンは、1982年、トルコ・イスタンブールで生まれた。


2008年8月5日、トルコ・イスタンブールにある古い井戸で、3つの遺体が発見される。

犠牲者の遺体は大部分が損傷しており、調べた所喉を切られて殺害された事がわかった。

遺体からは身元を判明する事が出来ず、警察は地域周辺で最近姿を消した人々を調べ始めた。

また、行方不明の申請についても調べた。

遺体の正体が判明すると、イスタンブール公安部8人で特別チームが編成された。

特別チームは「ホームレス」を装い手掛かりと情報を収集し始めた。

捜査の末、ゼンキンが容疑者として浮上する。

その後、特別チームはゼンキンを2ヶ月に渡って追跡する。

すると、ゼンキンが時々遺体が見つかった井戸を訪れた事が判明する。

また、ゼンキンの電話記録や行った場所での発言についても調べられた。


そして、同年11月20日、十分な証拠が集まった時、警察はゼンキンを逮捕した。

ゼンキンをイスタンブール公安部殺人課へ連行し、尋問を行うとこれまでの殺人について冷静に語り始めた。

ゼンキンによる最初の殺人は5月28日であり、犠牲者はメフメット・ナジ・ゼイレック (30歳♂) であった。

ゼイレックはゲイで、カルタルの海岸でピザ屋で働いていた。

ゼンキンはゼイレックとしばらく座って話し、殺すかどうか考えていた。

その後、井戸まで一緒に歩き、ゼイレックの首にナイフを突き刺して殺害し、井戸に突き落とした。

1ヶ月後の6月27日、2回目の殺人を犯し、犠牲者はパン屋で働くエルカン・コスカン () であった。

コスカンもゲイで、殺害後、持っていた金を奪ってポケットに入れた。

コスカンも井戸に捨てるつもりであったが人が通り掛かった為、そのままにして逃走した。

コスカン殺害で殺人を止めるつもりであったが、殺人の快感を忘れる事が出来なかった。

その後、ゼンキンはドアの組立と施錠の仕事を始める

同年7月19日、ゼンキンは建設労働者ヤシャル・ムズラック (44歳♂) を殺害し、9日後の28日、教師のエネス・アリチ (25歳♂) を殺害した。

2人を殺害後、金を奪い死体を井戸に捨てた。

また、ゼンキンはタリク・ガレラー () とアジズ・タデミール () の殺害を告白した。

ゼンキンは、犯行について後悔を示し、お金がなかった為、ゲイの男性を誘惑して殺害したと述べた。

ゼンキンが殺害後に奪った金は全部で1000トルコリラ (約15万円) で、その奪った金をバーで使った。

ゼンキンはこれまで6人の殺害を告白したが、警察はゼンキンによる犠牲者は12人に及ぶとみていた。

裁判でゼンキンは

「私はお金を奪う為に殺害した。弱々しく繊細で礼儀正しい人を選んだ」

と説明した。

ゼンキンは3件の殺人で有罪判決となり、終身刑が言い渡された。


最後に死体を井戸に捨てた事について述べたゼンキンの発言で終わりたいと思います。

「井戸は私の貯金箱だった」



《殺人数》
6人 (12人の可能性大)

《犯行期間》
2008年5月28日~同年7月28日



∽ 総評 ∽

ゼンキンはお金目当てで男性に近づき殺害したが、標的は全員ゲイであった。

ゲイの男性を標的としたのは誘い易かったからかゼンキン自身がゲイだったからなのかわからない。

詳細はないがゲイ男性と行為に及んだ節がないのでただ単に狙い易かったから選んだのかもしれない (ただ、ゼンキンは結婚していなかったのでもしかしたらゲイだったのかもしれないが) 。

ゼンキンはわざわざ井戸に死体を捨てたが、貯金箱というくらいなので何らかの思い入れがあったのだろう。

ゼンキンの前半生は不明で、何故これ程の犯行に至ったのかわからない。

また、ゲイを標的にしたのは憎しみによるものか、自身がゲイであったのならいつからゲイなのかも不明である。

犯行以外は謎が多いシリアルキラーである。