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アルヴィン・ブラウン (アメリカ)
【 1956 ~ 2002 】



1981年5月8日、アメリカ・オレゴン州ポートランドで、キンバリー・アン・スティーブンス (17歳♀) が殺害される。

遺体は教会のそばで見つかり、強姦され首を絞められていた。


翌日の9日、メリナ・クリスト (17歳♀) が行方不明となる。

クリストはポートランド・コミュニティカレッジのキャンパスにいたのを最後に目撃された後、姿を消した。

クリストの遺体は2年後の1983年に見つかった。


同年5月18日、ノレン・デイビス (31歳♀) の遺体が樹木の生い茂った地域で発見される。

バーテンダーのデイビスは仕事中に友人が事故に遭ったと電話が入り仕事を早退した。

翌日、デイビスの遺体が発見されるのだが、強姦され鋭利な物で刺され、首を絞められ殺害された。


同年5月29日、シーラ・バーネット (57歳♀) が行方不明となる。

バーネットは息子が事故を起こしたと家にメモを残していた。

警察は捜査を始めると、同様に友人や親類が事故や怪我をし、場所を指示する電話を受けていた人が他にもいた事がわかった。

ポーランド南西部に住む住民は犬の散歩やジョギングする事を恐れた。

そして、警察はポートランド出身のアルヴィン・H・ブラウンに疑惑の目を向ける。

ブラウンは一連の事件の直後、15歳の高校生に対する強姦と肛門姦で起訴され、懲役3年の有罪判決が下されていた。

ブラウンはポートランドで造園家として働いていたが、過去に強姦で逮捕され有罪判決を受けていた。

ブラウンは10年前にスティーブンスと同じ高校に通っており、ジャクソン高校ではフットボールを行った。

ただ、確たる証拠がなく、ブラウンを逮捕する事が出来なかった。


しかし、1991年、ブラウンが州間高速道路5号の高架から女性の遺体を捨てたと言っていた事を聞いた証人が現れる。

警察は情報をもとにブラウンの調査と監視を行ったが、決定的な証拠がなく逮捕出来なかった。

だが、ブラウンは同年10月と同年11月18年に強盗を犯している事がわかり、2件の強盗で逮捕した。

警察はブラウンがかつて借りていた家からバーネットの遺体を見つけた。

また、スティーブンスとデイビスの犯行現場で見つかったDNAとブラウンのDNAが一致した。

たが、ブラウンは犯行を否認し続けた為、裁判は長引いた。


ブラウンは2件の強盗で有罪判決となり、刑務所に収監されるが、殺人で有罪となる前の2002年、刑務所で死去した。


最後にブラウンの発言で終わりたいと思います。

「私はハンニバルレクターのようなものだ。それはお気に入りの映画だ」



《殺人数》
4人 (他犯罪多数)

《犯行期間》
1981年5月8日~同年5月29日



∽ 総評 ∽

ブラウンは殺人罪で裁かれる事なく死んでしまった。

少なくとも2つの犯行現場でブラウンのDNAが見つかっており、証拠はそれで十分なように思われる。

ただ、凶器や犠牲者の体内からDNAが見つからなかった事が裁けなかった理由だと思われる。

誰がどうみてもブラウンが犯人に思えるが、決定的な物がない限り「疑わしきは被告人の利益に」という事なのだろう。

だが、他に容疑者やブラウンの人生が清廉潔白で犯罪歴もないというのならまだわかるが、少女強姦や強盗を繰り返す鬼畜であり、他に容疑者がいるわけでもなく疑わしい所はない真っ黒である。

こんな鬼畜を裁けない司法というのは一体なんなのだろうか。