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ジョセフ・ホール (アメリカ)
【 2000 ~      】



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ジェフリー・ホール (アメリカ)
【 1978 ~ 2011 】



ジェフリー・ラッセル・ホール (1978年11月21日生) はレティシア・ニールと結婚し、ジョセフ (2000年6月19日生) とシャーリー () が生まれた。

しかし、2人は離婚し、ジョセフとシャーリーはニールが連れて行った。

ニールは別の男性と再婚し、双子の子供を産んだ。


2003年、双子の子供が栄養失調で入院すると、児童保護サービスの職員がニールの家を訪れた。

すると、家は電気やガスもなく、食器にはうじが溜まり、ジョセフとシャーリーも栄養失調となり全身痣だらけであった。

職員はすぐにジョセフとシャーリーを保護し、2人は一時的にホール (とホールの母) のもとで保護される事となった。


2004年、ジョセフとシャーリーの監護権は正式にホールに与えられる事となった。

しかし、ジョセフはホールにより虐待された。

ホールはジョセフをほぼ毎日殴打した。

ホールはクリスタ・マッキャリーという女性と再婚し、3人の娘が生まれた。

ニールはジョセフとシャーリーの監護権を取り戻そうとするが、失敗に終わった。

ジョセフは成長と共に不安定な精神状態となっていき、暴力的な傾向を示した (と祖母が後に語っている) 。

教師を電気コードで窒息させようとしたり、生徒や教師に暴行した為、いつくかの学校を退学させられた。

また、ジョセフは注意欠陥・多動性障害であり、IQも低く発達障害を持っていた。

ホールはカリフォルニア州リバーサイドで3年間、配管工として働いていたが、建設業界の景気後退と共に解雇されてしまう。

新たな仕事に就こうとするがなかなか決まらず、ホールは精神的に追い詰められていく。

そして、仕事が決まらないのはユダヤ人や非白人がただでさえ少ない雇用枠を埋めているからだと思い始める。

以降、ホールはネオナチを心酔し、地元でネオナチ運動のリーダーとなった。


2009年10月、ホールはリバーサイドの日雇い労働者の近くで、国家社会主義運動 (NSM) グループを率いた。

ホールやグループのメンバーは第二次世界大戦時にナチスドイツが着用した服を着ていた。


2010年、ホールは白人至上主義者として西部地方理事会の選挙に立候補し、約3分の1の投票を獲得した。


2011年3月、ホールら約20人の白人至上主義グループは、ロサンゼルス群クレアモントの街頭で演説を行った。

これには数十人の警察官が派遣され、ホールらといざこざが起きた。


同年5月1日、ニューヨーク・タイムズの記者がホールの家を訪れ、ホールとそのメンバーにインタビューを行った。

ジョセフはナチス親衛隊の銀の記章が付いた革のベルトを記者に見せびらかし、父親から貰ったと話した。

ホールは記者にジョセフに暗視装置を使って銃の撃ち方を教えていると自慢した。

同日夜、ジョセフはクローゼットの棚から .357リボルバーを取り出すと、ソファーで眠っているホールの耳元に銃口を向け引き金を引いた。

ホールは即死し、死体は妻マッキャリーが見つけ警察に通報した。

すぐに撃ったのがジョセフだと判明し、逮捕されるがこの時ジョセフはまだ10歳であった。

ジョセフは撃った事を素直に認め、動機は日常的な暴力に疲れた為だと語った。

犯行前日にホールが家を焼き払うと脅したと語り、また、継母のマッキャリーも暴力的で、時々コントロールを失い背後から蹴られたと話した。

ホールは日常的に様々な極端な方法で子供達を罰したと語った。

警察はホールの家を調べると、部屋は汚く、床には衣服が散らばり、尿の臭いがした。

また、銃器は乱雑に置かれており子供達は誰もが使用可能であった。

ジョセフは少年院送りとなり、シャーリーたち4人の子供達は保護された。

マッキャリーは後に逮捕され、銃器の保管義務違反と子供達への怠慢で起訴された。


2013年10月、弁護士が人種差別的思考で暴力的な父親の被害者としてジョセフの無罪を主張したが、少年刑務所で7年の刑が宣告された。



《殺人数》
1人

《犯行期間》
2011年5月1日



∽ 総評 ∽

自身が仕事に就けないのは白人以外のせいだと考え、その思考はネオナチとなり差別主義者となった。

こういった思考に至る異常者は意外に多く、これまで何人も紹介してきた。

ただ、これは特に欧米諸国にみられる傾向である。

移民を何も考えずに受け入れた結果、自国民以外が実際に職場で幅を利かせているのを肌で感じていたのかもしれない。

私には正直外国人が幅を利かせているという実感がない為、こういった思考はよくわからない (それを痛感している人もいるかもしれないが) 。

ただ、仮に移民が幅を利かせていたとしても、ホールに能力があったのなら会社もホールを採用するはずである。

結局は自身の能力の低さを棚に上げて逆恨みしているに過ぎない。

そんな鬼畜は子供を虐待し、その子供に撃たれるという自業自得の結末を迎えた。

父親を撃った時、ジョセフはわずか10歳であったが、これ程の年齢の少年が明確な殺意をもって射殺するというのは衝撃的である。

ジョセフへの処罰は軽いという人もいるだろう。

もし、ジョセフがされた事が全て事実であれば、個人的にはもっと軽くていいと思う。

犠牲者は鬼畜の父親だけだし、父親のみならず継母にも虐待され、最初に引き取った実母にも荒んだ生活を送らされた。

祖母がジョセフの性格を後に暴力的だの発達障害だの色々語っているが、正直かなり怪しいと思う。

自分達を正当化する為の虚偽のように感じてならないが、今年、ジョセフは20歳となっており、刑期通りであればもうすぐ外に出て来る事になる (短縮されてとっくに出て来ている可能性は高いが) 。

虐待の治療が良くなっているといいが、外に出て犯罪を犯さない事を祈るばかりである。