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王 鴻偉 (ワン・ホンウェイ 台湾)
【 1975 ~      】



王鴻偉の父親は台湾新北市淡水区のビルダー (住宅建築業) であった。

高校を卒業した後、陸軍に入隊するが除隊し、専門学校の夜間部に通った。

父親は旅行の為に白いメルセデス・ベンツを購入した。


2000年8月、王は淡水区の店で買い物をしていると、淡水区に住む張雅玲 (ヂャン・ヤーリン 20歳♀) と出会う。

一目気に入った王は声を掛け、親しくなると友人らと旅行に出掛けた。

王は張に交際を求めるが、その申し入れを張は断る。


同年9月23日、王は再び張に交際を迫るが、張は再び拒絶する。


同年9月26日午前6時40分頃、張が出勤の為家を出ると、白いメルセデス・ベンツに乗った王が家の前で待っていた。

王が無理やり張を車に乗せようとするが、張は王を振り払い逃げた。

すると、王は車で背後から張にぶつかりはねた。

王は車から降りると、はねられた衝撃で昏睡状態の張を持ち上げ後部座席に押し込め、車を走らせた。

だが、多くの目撃者がおり、車両番号を書き留めていた人が警察に報告した。

午前9時、除草作業員が張の裸の遺体を発見する。

法医学者が張の遺体を検死した所、遺体には176ヶ所ものナイフで切られた刺し傷があり、特に首周りに集中していた為首はほとんど切断されていた。

警察は王を犯人だと断定しその行方を追った。

同日、王は警察署へ赴き、犯行に使われた白いメルセデス・ベンツは盗まれた為、自分は犯人ではないと主張する。

だが、警察は王の爪に血痕を見つけ、住居にあったスニーカーからは洗われていたものの、同じ血痕を見つけた。

その後、王に厳しく尋問を行うと、張殺害を認めた。

王は犯行の詳細を語り、張を車に乗せ当初はビーチに向かおうとした。

その途中で車を止め、張がまだ呼吸をしているかどうか確認した。

すると、張が目を覚まし抵抗した為、予め用意していたナイフで張の頭と首を何度も刺した。

その後、再び車を走らせ、遺体を捨てる前に再び首を何度も刺した。

また、張のズボンを脱がせ、異常者の犯行に見せる為に死姦した。

死体を捨てた後、水源橋まで車を走らせ、川で血の付着したスニーカーを洗い、ナイフと血で汚れた手袋を捨てた。

最初の裁判で王は終身刑を宣告された。

弁護士は犯行時、王が薬物を服用していた事、精神病に苦しんでいた事、深く後悔して自首した事を考慮し、何度も減刑を求めた。

しかし、王は後悔していない事と、謝罪を述べる事も拒否した。

2回目の裁判で裁判官は王に死刑を言い渡した。 


2009年5月14日、最高裁判所は王の上訴を却下し、死刑が確定した。


2017年3月、最高検察庁が死刑について考慮されていないとして控訴を行った。


2018年3月、最高裁判所はこの特別控訴を却下し死刑を支持した。



《殺人数》
1人

《犯行期間》
2000年9月26日



∽ 総評 ∽

女性を好きになり付き合いたいと告白するのは当然悪い事でもなんでもない。

また振られても諦めずに再度挑戦するのも決してダメな事ではない。

何度もアタックして実際付き合う人も多くいるだろうし、基本的に簡単に諦めるのは「あなたの愛情はその程度?」と思われてしまってもおかしくない。

ただ、張が王を拒絶したのはその異常性を見抜いての事だろう。

こういった鬼畜を異常者だと見抜いたとしても、このような結末になってしまうという事実を考えれば、一体どのように対応するのが正解なのか難しい所である。