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ブリタニー・ピルキントン (アメリカ)
【 1992 ~      】



2015年8月18日午前3時過ぎ、アメリカ・オハイオ州で911に連絡が入る。

電話の主はブリタニー・ピルキントン (1992年1月27日生) という女性で、生後3ヶ月の息子ノアが呼吸をしていないと述べた。

すぐに警察が駆けつけるが、ノアはすでに死亡していた。

すると、ピルキントンはノア殺害を告白する。

逮捕されたピルキントンだが、実は2014年7月に生後3ヶ月のニーアル () 、2015年4月6日に4歳のガビン () が死亡している事がわかった。

仕事から帰った来た夫ジョセフが2人の息子を発見したのだが、事故や突然死として処理された。

しかし、ピルキントンがノアだけではなくニーアルとガビン殺害も告白した。

動機だが、ピルキントンは殺害した3人の息子の他に1人娘がおり、

「夫が息子ばかり可愛がり、娘を可愛がらなかった」

ため殺害したと述べた。

ピルキントンは顔に毛布を強く押し当て窒息死させた。

裁判ではピルキントンの夫ジョセフがピルキントンの母親の元恋人である事がわかった。

しかもジョセフはピルキントンが9歳の頃から強姦を繰り返しており、2009年、17歳の時にピルキントンが初めて妊娠した事が判明した。

妊娠した為、結婚する事となったのだが、未成年であったピルキントンへの強姦によりジョセフは改めて逮捕された。

弁護側はピルキントンが幼い頃から強姦されていた事で精神的問題を抱えていたと主張し、また、幼い頃に鉛中毒にかかった事で脳にダメージを受けていたと主張した。

ピルキントンのIQテストを行うと71であった事がわかった。


2019年11月19日、ピルキントンにはニーアルの殺人で7年、ガビンとノアの殺人でそれぞれ15年の合計37年の懲役刑が言い渡された。

裁判では一切言及しなかったピルキントンだったが、弁護士を通した声明で

「毎日、子供たちの全てを愛し、恋しく思っています」

と述べた。

唯一の生存者であるピルキントンの娘は、現在、里親によって保護されている。


最後に殺害動機について述べたピルキントンの発言で終わりたいと思います。

「娘は息子たちほど父親からの愛情を受けていない。娘を守ったつもりだ」



《殺人数》
3人

《犯行期間》
2014年7月~2015年8月18日



∽ 総評 ∽

父親が息子ばかりを可愛がり、娘を可愛がらない事を理由に3人の息子を次々と殺害したピルキントン。

親による子殺しの事件は先日、特集を組んだとおり世界各国で起こっており珍しいという事はない。

ただ、このピルキントンの事件はこれまでの子殺しの事件とは少し異なる。

通常、子供を殺す場合、2人以上の時は同じ時にまとめて殺めるものだが、ピルキントンが3人殺害するのに実に1年以上かけている。

そもそも2人を殺害した時点で逮捕されなかったのが不思議であるが、おそらく幼かった為、警察も事故や突然死と判断したのだろう。

また、父親がピルキントンを長年幼い頃から強姦していた為、発覚をおそれて隠蔽した可能性も高いと思われる。

今回、3人の子供を殺害したわりにピルキントンの罪が軽いのは幼い頃からの強姦やそれに付随する精神問題が考慮されたのだろう。

確かに、全てが事実であれば、ジョセフは最悪であり、ピルキントン同様厳罰に処すべきである。