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タビソ・ムンダウ (南アフリカ)
【 1994 ~      】



2019年7月14日、タビソ・ジュリアス・ムンダウがトキー・トラカ (24歳♀) 殺害で逮捕される。

トラカとの出会いについてムンダウはFacebookで出会ったと話した。

尋問されたムンダウは他にも4人の殺害を告白した。

ムンダウは2018年1月から自宅で犯行に及び、2019年5月までに5人を殺害したと述べ、マソイ村と近隣のヌンビ村で犠牲者を物色した。

犠牲者はトキー・トラカ (24歳♀) 、バネレ・コーザ (15歳♀) 、フェリシア・ムンドロボ (17歳♀) 、ノクソロ・ムドルリ (17歳♀) 、ノンザンダーゾ・ムドルリ (19歳♀) の5人であった。

ムンダウは自宅に女性や少女を連れ込むと強姦し、刺した後に首を絞めて殺害した。

そして、自宅の庭に遺体を埋め、埋めた場所に野菜や果物を植えた。

その為、野菜や果物が実っていた庭の土を掘り起こすと、4体の遺体が発見された。

事件が公になると、ムンダウは犯行を犯したマソイの町にちなみ『Masoyi Monster (マソイの怪物) 』と呼ばれた。


同年7月16日、ムンダウは初めて法廷に出るが、怒った群衆が裁判所を取り囲み、警察にリンチの為にムンダウを引き渡すよう迫った。

警察はその要求を拒否するが、人々は無理やり裁判所に侵入しようと試みる騒ぎとなった。

武装した将校が群衆を締め出した為、事なきを得たが、ムンダウは法廷内でこの騒ぎを聞いており、激しく恐れ震えていた。

刑務所の外では被告人が殺害されると感じた裁判官は、保釈申請を取り下げた。

犠牲者の1人の叔母はムンダウの釈放を裁判所に求めた。

叔母は正義の為にムンダウを公衆に引き渡すよう要求していた。

しかし、裁判所は次回の出廷日である11月5日まで刑務所で拘留する事に決めた。

更にムンダウの裁判が2020年1月に延期が決定すると、多くの遺族が失望した。



《殺人数》
5人

《犯行期間》
2018年1月~2019年5月



∽ 総評 ∽

『Masoyi Monster』と呼ばれ、5人の女性を強姦し殺害したムンダウ。

ムンダウは犯行と逮捕された様子しかなく、それまでどのような人生を送っていたのか詳細がなくわからない。

また、遺体を埋めた土に果物や野菜を植え育てたが、どういう意図だったかもわからない。

遺体を埋めた土だとよく育つと思っていたのか特に意味がないのかよくわからない。

怒りが頂点に達した群衆が、ムンダウを公開リンチする為に引き渡しを求めて裁判所に詰めかけた。

その様子に法廷内のムンダウは震えていたが、これが当然の反応である。

しかし、自分がやってきた事で震え上がるというのは何とも情けない殺人鬼である。