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バフティヤール・マチャクボフ (ウズベキスタン)
【 1973 ~      】



2015年1月1日、ロシアの首都モスクワでバフティヤール・マチャクボフは、妻が不倫しているのを目撃する。

実は日頃から妻の不審な行動を気にかけており、妻が出掛けるとそれを尾行し、駅で見知らぬ男性と会っているのを目撃したのだった。

最初、裏切った妻を殺そうと考えるが、殺害すればすぐに容疑がかかり逮捕されると思い、代わりに別の女性を復讐相手としてランダムに選んで殺す事に決める。

マチャクボフは標的を見つける為にモスクワ市内を車で走り回り、ヒッチハイカーのユリア・アンピロバ (36歳) という女性を見つける。

後にマチャクボフはアンピロバを選んだ理由について、

「彼女はとても美しく、指輪を填めていたので結婚しているのはわかったが1人ぼっちだった」

と述べている。

アンピロバを街から連れ出し、車から降ろすとナイフで何度も刺して殺害した。

この時の様子についてマチャクボフは、

「ナイフで何度か刺すと彼女は人形のように地面に落ちた。すると、どういうわけか私は気分が良くなった」

と後に話している。

アンピロバ殺害後 (遺体は3年間見つからなかった) 、マチャクボフは約1700マイル (約2700km) 離れたウズベキスタン (マチャクボフの故国) の首都タシケントに向かった。


翌日、マチャクボフはタシケントの薬局でセールスマンを殺害した。


同年1月8日、その日の内に仕立て屋と別の女性の2人を立て続けに殺害する。

また、殺害後、屍姦を行いその前に首を切断した。


同年3月3日、ウクライナの首都キエフに向かい、そこでナタリア・オニプチェンコ (47歳♀) を殺害する。

そして、屍姦した後、携帯電話を盗んだ。


同年3月5日、クラウディア・レペチャワ (77歳♀) を20回刺して殺害する。

その後、屍姦しイヤリングを引き裂き、携帯電話を奪った。


同年3月14日、花屋を襲い、そこで52歳の女性を攻撃する。

女性から宝飾品を盗んだが殺さなかった。

マチャクボフはオニプチェンコから盗んだ携帯電話で電話を掛けたが、その姿をCCTVカメラが捉えていた。


同年3月17日、ロシアに戻るとエルミラ・グセンコ (44歳♀) を殺害する。

グセンコはイズマイロボ公園で犬の散歩をしており、それを目撃したマチャクボフに襲われたのだった。


同年4月4日、菓子店で働いているシングルマザー、ナタリア・イェルキナ (34歳♀) を強姦し、殺害した。

マチャクボフは、

「彼女は1人で歩いていた。青い目をした金髪で、気付いたらそこには沢山の血がありました。彼女を何回刺したかは覚えていません」

と後に語っている。


翌日の5日、医療用品店で働くイリーナ・チェカノバ (53歳♀) を殺害する。


同年4月8日、「Dzhaga-Dzhaga」というアダルトショップを襲い、ユリア・レベジーナ (26歳♀) を20回刺して殺害する。

そして、店のお金と性具 (人工膣) を奪った後、再びウクライナへ移動した。

この店舗における残忍な犯行はCCTVカメラが捉えていた。

その後、カフェでビールを飲んでいた所を逮捕された。

逮捕されたマチャクボフはこれまでの犯行を認め、妻の裏切りと幼少期からの女性に対する憎悪が動機だと述べた。

マチャクボフは逮捕した捜査官に向かって

「もしあなたが私を逮捕しなければ、私は別の殺人を犯していた。今夜も殺人を行うつもりだった」

と述べた。

また、マチャクボフは

「私はたった1本のナイフで刺し殺す方法を学びたかった。私はそれが強くて正確でなければならない事を心の中で理解していた。私はそれを解決したかったので女性を殺す為に家を出た」

と話した。

マチャクボフによる犠牲者はウクライナで3人、ロシアで5人、ウズベキスタンで3人の合計11人であったが、警察は他にも殺人を犯している可能性が高いとみて捜査を続けている。

ウクライナ、そして、ロシアの裁判でそれぞれ終身刑が言い渡され、マチャクボフは残る故郷ウズベキスタンでの裁判を待っている。


最後に犯行に及んだ事について語ったマチャクボフの発言で終わりたいと思います。

「私は地球が私の足下で動いたという意味を理解した。私は非常に怒り、彼女 (妻) をバラバラに引き裂く準備が出来ていました。彼女はそれを察知して逃げた」



《殺人数》
11人 (他犯罪多数)

《犯行期間》
2015年1月1日~同年4月8日



∽ 総評 ∽

『Maniac in White Gloves (白手袋の狂人) 』と呼ばれ、3ヶ国に渡って11人を殺害したマチャクボフ。

ヨーロッパではこのように各国に渡って犯行に及ぶ殺人鬼は多く、容易に行き来出来るのはヨーロッパの良い面ではあるがこういった悪い面もある。

動機が妻の不倫であり、そういった動機で暴走に至る鬼畜は少なくない。

だが、妻を殺すならまだしも「妻を殺せばすぐバレる」という理由で見ず知らずの女性ばかりを襲うというのはとても救いようがない。

ただ、当時住んでいたロシアだけでなく、わざわざ故郷のウズベキスタンやウクライナに何度も行き来し犯行に及んだ (何故ウクライナにしたのかはわからないが) 。

マチャクボフは犯行時、40歳を超えており、それまでの半生について詳細がなくわからない。

しかし、この程度の理由でこれだけの犯行に及ぶ鬼畜なので、まともな人生を送ってきてはいないと思われる。