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カーンガイ・セデュメジ (南アフリカ)
【 1977 ~      】



カーンガイ・セデュメジ (出生名カンガイ・セデュメジ) は、1977年、南アフリカ・西ケープ州ググレツで生まれた。

父親はショーナ人のアダム・ワパカで、母親はコーサ人のジャクリーン・セデュメジといい、セデュメジは夫妻の1人息子であった。

セデュメジは「カンガイ」と名付けられたが、コーサ人は「カーンガイ」と発音した。

セデュメジは祖母に育てられ、叔母や従兄弟と共に地元の教会に定期的に礼拝に訪れた。

その熱心振りからセデュメジは友人から「Jesus (イエス) 」と呼ばれた。

また、この頃のセデュメジは、温厚で誰に対しても腹を立てるような事はなく、争いを避けるように行動した。


1990年、母親ジャクリーンが突然姿を消し、結局、2度と見つかる事はなかった。

この母親の失踪にセデュメジは大きくショックを受ける。

以降、セデュメジは奇怪な言動が目立ち、奇妙な振る舞いと、頻繁に姿を消すようになった。

その後、セデュメジは警備員として働き始めた。

セデュメジは結婚していなかったが、ガールフレンドや女性について話しているのを友人どころか家族すら聞いた事がほとんどなかった。


ケープタウンのセンチュリーシティとケンジントンで、2011年11月から2015年1月までの間、鉄道駅周辺で女性への暴行事件が相次ぐ。

約3年の間に合計8人が強姦され、その内、6人が殺害された。

最年少の犠牲者は15歳で、膣と肛門の両方を強姦されていた。

犠牲者の遺体は2014年2月から12月の間に野原で発見された。

遺体は全て裸で、背中で両手を縛られていた。

犯行が行われていた期間、ケープタウン市民は見えない殺人犯に恐怖を抱き、パニックとなっていた。

ケープタウン市長は犯人逮捕に5万ランド (約35万円) の報奨金を提供した。


2015年1月5日、セデュメジは一連の事件の容疑者として逮捕される。

そして、セデュメジは8件の強姦、4件の殺人、2件の誘拐、5件の強盗等、合計23件の罪で起訴された。

セデュメジは司法取引に応じ、2件の罪以外の全てを認めた。

法廷でセデュメジは犯行手口の詳細を説明し、若い女性求職者を仕事を紹介するといって連絡先を聞き出した。

後に連絡し、面接の時間を知らせると伝えて別の日に会い、強姦し、奪って殺害したと述べた。

また、セデュメジがなかなか逮捕されなかった理由は、2012年から2013年の約1年間、フランスに行っていたからだった。

セデュメジは7つの終身刑と禁錮40年が言い渡された。



《殺人数》
6人 (他2人強姦)

《犯行期間》
2011年11月~2014年12月



∽ 総評 ∽

『The Century City (Serial) Killer (センチュリー・シティの (連続) 殺人者) 』と呼ばれ、6人の女性を強姦して殺害したセデュメジ。

セデュメジは求職中の女性に仕事を斡旋すると言って誘惑した。

こういった方法に「何で騙されるんだ?」という人も多くいると思うが、同様に騙される毒牙にかかる人は意外に多い。

特に古い時代や発展途上の国に多くみられる。

南アフリカはこれまで何人も紹介してきている通り、陰惨な犯行に及ぶ殺人鬼がかなり多い。

アフリカの中でも南アフリカ共和国は最も発展している国といえるが、そのせいか凄惨なシリアルキラーが多発している。

セデュメジはなんの問題もなく成長したが、母親の失踪により精神に異常をきたした。

母親の失踪は13歳の少年には確かにショックな事だが、だからといって当然犯罪は許される事ではない。

また、セデュメジはガールフレンドや女性の話を周囲にほとんどしていなかった事から、女性への憧れと行動を起こせないジレンマが女性への恨みへと変わったのかもしれない。