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ヴィンセント・パーカー (アメリカ)
【 1997 ~      



2013年12月19日、アメリカ・バージニア州ノーフォークで、ヴィンセント・パーカーは、学校を早退すると自宅に向かった。

そして、2階のトイレから出て来た母キャロル (55歳) に唐辛子スプレーを浴びせた。

驚いて倒れたキャロルの目を執拗に刺し続け、呼吸が止まるまで金属バットで殴って殺害した。

父ウェイン (57歳) はまだ仕事から帰って来ておらず、パーカーは家で帰りを待った。

そして、ウェインが帰って来ると、バールで何度も殴り最後は数回刺した。

ウェインは暴行された時はまだ生きていたが、その後、病院に運ばれ死亡した。

病院に運ばれる間に警察はウェインに犯人の事を聞くが、ウェインは答える事が出来なかった。

だが、警察はすぐに夫妻の唯一の息子であるパーカーを容疑者と考え、逮捕した。

検死の結果、キャロルは顔や首、頭を少なくとも25回殴られた事がわかった。

犯行動機についてパーカーは、

「父親が僕のiPodを奪った」

事で犯行に及んだと述べた。

パーカーを診察した医師は正常だと判断した為、成人として裁かれる事となった。

裁判でパーカーは犯行について

「怒った事は覚えている」

と話した。

パーカーは成績優秀の優等生であり、事件を起こす前に犯罪歴はなかった。

また、パーカーは芸術的な才能もあり明るい生徒で、休みの日には両親と定期的に教会に行っていた。

パーカーは有罪判決が下された場合、最大で数十年の判決が言い渡される可能性があった。

検事は成人として刑を宣告はするが、刑の一部を少年施設で務めさせるべきだと述べた。

パーカーの母方の祖母は孫を許し、短い刑になる事を望んだ。

祖母は
「彼は賢い若者です。彼は学校で成績優秀です。私は何が起こったのか分かりません」
と記者団に語った。


2014年9月18日、パーカーには懲役40年が言い渡された。



《殺人数》
2人

《犯行期間》
2013年2月19日



∽ 総評 ∽

iPodを没収された事に怒り両親を惨殺したパーカー。

以前、ゲームを取り上げられた事で親を殺害した未成年の少年を紹介したが、内容は異なれど動機は同じである。

本人からすればそれが全てで依存していた故に奪われた反動が大きく、凄惨な犯行に至ったのだろうが、どのような理由で父親が取り上げたのか詳細がなくわからない。

ただ、パーカーは知られている限り優等生で何の問題もない少年だった。

そんな少年がこれ程の犯行に及ぶのである。

元々もっていた異常性なのか、iPodが異常なほど魅力的なのかわからないが、近年こういう短絡的な事件が増えているのが恐ろしい。