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コーディ・ワイガント (アメリカ)
【 1989 ~      】



2014年4月17日、アメリカ・フロリダ州ホモサッサで、失業中のコーディ・ワイガントは、自宅で Xbox の「Aliens Extermination」というゲームをプレイしていた。

すると、16ヶ月の息子デイメオンが泣き始めた。

泣き声でゲームに集中出来ない事に腹を立てたワイガントは、デイメオンの鼻と口を3、4分間手で塞いだ。

デイメオンはぐったりとして動かなくなると、ベビーサークルに入れ寝具で頭から爪先までの全身を覆った。

そして、ワイガントは再びゲームをし、テレビ番組「フリンジ」の3つのエピソードを約5時間見た後、デイメオンを確認した。

911に連絡が入り (家の誰かが連絡した) 、保安官事務所が応答すると保安官が現場に駆けつけ、ワイガントはその場で逮捕された。

逮捕されたワイガントは犯行を認めた。

ワイガントはロールプレイングゲームをやっていたのだが、あまりにしつこく泣く事にイライラが募り犯行に及んだと話した。

ワイガントは大人4人、子供2人の6人で生活しており、妻でデイメオンの母親は犯行時家にはおらず、もう1人3ヶ月の娘もいたが無事だった。

ワイガントは「Aliens Extermination」の他にも「Call of Duty」も好んでプレイしたと話した。

ワイガントを逮捕した保安官は、
「父親が幼い息子をそんな理由で殺すとは考えられない」
と述べた。

ワイガントは最近、カリフォルニア州からフロリダ州に引っ越して来ていた。

そして、不法侵入と性的暴行を行っていた。

また、3歳から18歳までの未成年の誰かと性行為をしたという罪で逮捕され、刑務所に2年間入っていた事がわかった。

ワイガントは裁判で有罪判決が下された場合、懲役10年が言い渡される可能性がある。



《殺人数》
1人

《犯行期間》
2014年4月17日



∽ 総評 ∽

わずか16ヶ月の我が子の首を絞めて殺害したワイガント。

しかも殺害理由がゲームをやっていてうるさかったからという救いようのなさであった。

ただ、近年はこういった短絡的な理由で犯行に及ぶ異常者は少なくない。

だが、ワイガントすでに不法侵入や性的暴行等を行っており、今回の犯行は短絡的だが元々ただの異常者であった。

ワイガントの犯行は今から5年以上前であり、当然、判決も出ているはずである。

だが、いくら調べてもその後の様子が出て来なかった。

ただ、もし、有罪判決となってもたった10年の懲役刑であり、何故そんなに軽いのか理解に苦しむ。