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ジョージ・ワグナー3世 (アメリカ)
【 1971 ~      】



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アンジェラ・ワグナー (アメリカ)
【 1970 ~      】



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ジョージ・ワグナー4世 (アメリカ)
【 1991 ~      】



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エドワード・ワグナー (アメリカ)
【 1992 ~      】



2016年4月22日、アメリカ・オハイオ州パンクトンの4軒の民家で一家8人が射殺された。

殺害されたのはクリストファー・ローデン (40歳♂) 、その元妻ダナ・マンリー・ローデン (38歳) 、2人の3人の子供クラレンス・フランキー・ローデン (20歳♂) 、ハンナ・ローデン (19歳♀) 、クリストファー・ローデン・ジュニア (16歳♂) 、クラレンスの婚約者ハンナ・ギリー (20歳♀) 、クリストファーの兄ケネス・ローデン (44歳) 、親戚のゲイリー・ローデン (38歳) であった。

8人全員が至近距離から頭部を撃たれており、処刑スタイルで射殺されていた。

クリストファー・シニアは、撃たれた時に目覚めた唯一の犠牲者である事が検死の結果判明した。

クラレンス、ハンナ、クリストファー・ジュニアは、前腕、胴体、頬に9発の銃創を負っていた。

ゲイリーは頭を2発、顔を3発撃たれており、検死を行うと頭の皮膚に銃口のシミが見つかった為、銃口を頭に押し付けた状態で撃たれた事が判明した。

ダナは頭部周辺を慎重に4発撃たれ、顎の下から頭に向けて1発撃たれていた。

フランキーとギリーは頭を撃たれたが、夫妻の間で寝ていた6ヶ月の赤ん坊は無傷であった。

また、ハンナの隣に寝ていた5歳の子供も無事であった。

ギリーは5発撃たれ、1発が左目を貫通していた。

ケネスは犠牲者で唯一撃たれたのが1発だけだった。

閑散とした農村で起きた一家惨殺事件は、村全体を震撼させた。

4軒は歩いて数分の場所にあり、3軒はマリファナ農場を営んでいた。

警察は一家がマリファナを栽培していた事からギャングやカルテルとのトラブルではないかと考えるが、捜査をしても何も証拠も出て来なかった。

だが、警察はローデン一家の近くに住んでいたオハイオ州サウス・ウェブスター出身のジョージ・ビリー・ワグナー三世、その妻アンジェラ、夫妻の息子ジョージ4世、エドワード・ジェイクのワグナー一家に目をつける。

理由は実はエドワードは以前、殺害されたハンナと交際しており、その時に娘ソフィアを生んでいた。

その後、娘の親権について争い、事件の時は親権を共有する事になっていた。

警察はワグナー一家を追及するが、犯行を否認し証拠も見つからなかった。


2017年6月、一家はオハイオ州から40000マイル (約6400km) 離れたアラスカ州キーナイへ移住した。

アラスカでのワグナー一家について、仕事も何をしていたかよくわからず、特に目立った行動を起こしていなかった。


2018年春、一家は再びオハイオ州へ戻った。


同年11月13日、ワグナー一家は逮捕された。

4人は8件の殺人で起訴され、エドワードだけは他にハンナを15歳で妊娠させた未成年への強姦の罪で訴追された (この妊娠の末ソフィアが産まれた) 。

また、一家の犯罪を隠蔽したとして祖母のフレデリカ・ワグナー (76歳) とリタ・ニューカム (65歳♀) も逮捕された。

ワグナー一家を知る知人は、
「家族は犬が死んだと言って泣いていた。そんな彼らが命を奪うなんて想像出来ない」
と述べている。

裁判に出廷したワグナー3世は白人至上主義がシンボルとして使用する「Valkot」または「knot of the slain」と呼ばれる北欧のシンボルの入れ墨を左腕に入れていた。

その為、人種差別による犯行ともいわれた (ただしローデン一家は白人) 。

検察はワグナー3世がローデン一家の習慣や財産のレイアウト、ルーチンや睡眠時間、場所等を何ヶ月も前から調べ、綿密な計画を練って犯行に及んだと主張した。

裁判は未だ続いており、今後、真の動機が判明し、判決が確定する予定である。



《殺人数》
8人

《犯行期間》
2016年4月22日



∽ 総評 ∽

ローデン一家8人を殺害したとされるワグナー一家。

1人で一家4人を殺害というような事はよくあるが、一家4人が一家8人を殺害するというのは珍しい。

誰が誰を殺害したのかはわかってないが、8人を殺害するというのは容易ではない。

しかも、4軒の内3軒はすぐ隣で (1軒だけ数分離れていた) 、しかも、それぞれの家に8人がバラバラに滞在していた。

1軒ずつ襲ったなら銃声や悲鳴などで気付かれるおそれがあるので、おそらくワグナー一家4人がそれぞれの家に散って犯行に及んだと推測される。

それは綿密な計画によって犯行を可能にしたのは間違いない。

唯一の救いは2人の子供が無傷であった事くらいだが、証人にはならないから殺す必要もなかったのか子供には危害を加えないと考えていたのかはわからない。

ただ、まだ裁判中の為、動機や判決については確定していない為、まだはっきりとした事は言えない。

動機は子供の事もそうだがローデン家の財産も目当てだったと思われる。