クレスティーナ・ハチャトゥリアン (ロシア)
【 1999 ~ 】
アンジェリーナ・ハチャトゥリアン (ロシア)
【 2000 ~ 】
マリア・ハチャトゥリアン (ロシア)
【 2001 ~ 】
2018年7月27日、ロシアの首都モスクワのアルトゥフェフスコエ高速道路の傍にあるアパートの階段で、ミハイル・ハチャトゥリアン (57歳♂) の遺体が発見される。
ミハイルは胸部と首に複数の刺し傷を負った状態であった。
翌日、ミハイル殺害容疑で逮捕されたのは、ミハイルの実の娘たち、長女クレスティーナ、次女アンジェリーナ、三女マリアであった。
尋問に対し3人はミハイル殺害を認めた。
だが、殺害理由について尋ねると、それは衝撃的なものであった。
実は3人は長年、父ミハイルによって肉体的、精神的、性的な虐待を受け続けており、それに対する報復である事がわかった。
犯行の日、ミハイルは精神神経センターで治療を受け帰宅すると、無駄な出費 (治療費) に怒りを露にし、その怒りを発散する為娘たちを罰する事に決める。
ミハイルは娘たちをそれぞれの部屋に閉じ込めると、唐辛子スプレーをクレスティーナの顔面に吹きかけた。
大量のスプレーのガスを吸い込んだクレスティーナは、喘息を引き起こし気を失った。
その後、アンジェリーナとマリアは、クレスティーナの健康と身の危険を考え、ミハイルを殺す事に決める。
その日の夕方、ミハイルが肘掛け椅子で居眠りしている間、アンジェリーナとマリアがハンティングナイフとハンマーで襲い掛かった。
しかし、ミハイルが目を覚まし、身を守ろうと2人に抵抗した。
クレスティーナは騒音で目が覚め、自身がかけられた唐辛子スプレーを父親にかけて2人の妹を守った。
クレスティーナは部屋を出てアパートの階段まで走ると、ミハイルが追い掛けた。
アンジェリーナとマリアはミハイルを追い掛け、アンジェリーナがハンマーでミハイルの頭部を殴ると、マリアが首や胸をナイフで35回刺し、最後に心臓を刺して息の根を止めた。
その後、3人はそれぞれナイフで自身を傷つけ、ミハイルに攻撃されたように見せ掛け、警察に通報したのだった。
逮捕後、ジャーナリストが早速姉妹の音声記録を公開した。
それには父親からの暴力やセクハラに苦しんでいるというものだった。
事件が公になると、ロシア全土が衝撃を受けた。
ミハイルは犯罪組織と関係を持つマフィアのボスであり、銃で脅され姉妹は抵抗や犯行が出来なかったとされた。
また、ミハイルのアパートの部屋からは、ナイフ、ハンマー、クロスボウ、ライフル、2つのエアガン、弾やダーツ (兵器) 等、多数の武器が見つかり、警察はそれらを押収した。
姉妹は学校の教師に父親の事を話したが、学校側は何の対応も講じていない事がわかった。
姉妹の母親アウレリア・ダンドゥックは、2015年にミハイルによってアパートを追い出されていた。
アウレリアは一緒に住んでいた時、娘たち同様ミハイルから暴行など虐待を受けており、何年も前から警察に相談していた。
だが、そもそもロシアには虐待された被害者家族を守る法律が存在せず、その為、警察も行動しなかった。
また、友人や知人、隣人もミハイルを恐れて何も言えなかった。
しかし、学校や警察はそのような報告は受けていないと主張した。
だが、家族の報告は後に連邦保安機関によって確認された。
アウレリアは1993年にモスクワに引っ越し、1996年にミハイルと出会った。
その後、アウレリアは19歳で妊娠 (息子セルゲイ) すると、ミハイルからの暴力が始まった。
セルゲイは教育と称してミハイルから日常的に暴力を受け、中学2年15歳の時に家を追い出された。
ミハイルはセルゲイを追い出してしばらくした後、アウレリアを追い出し、殺すと脅して娘と会う事を禁じた。
ミハイルはヘロインや睡眠薬の中毒であり、その為、喜怒哀楽が激しく、隣人や教師、娘の友人らはミハイルの激しく振る舞う様子を何度も目撃していた。
法廷で被告人や証人はミハイルがアウレリアを追い出してから娘たちに対する虐待が激しくなったと証言した。
3人の姉妹の1人 (おそらくクレスティーナ) が、ミハイルから性行為を強要され、自殺を試みたが医師によって蘇生された。
また、ミハイルは娘たちに複数での性行為も強要した。
それはアンジェリーナの友人や親族らが少なくとも10回以上に及んでいたと証言した。
診察によりミハイルによる性的虐待は確認された。
クレスティーナは
「私たちはいつも家にいなければならず、彼が特別なベルを鳴らすと、私たちの1人が昼夜問わずすぐに彼のもとへ駆けつけなければならなかった。そして、彼の求める事を何でもしました。水、食べ物、その他の物をもらう為に。彼は自分で窓を開けようとさえしなかった。私たちは彼の奴隷として奉仕しなければならなかった」
と述べた。
また、マリアとアンジェリーナはミハイルの面倒をみなければいけなかった為、学校に行く事を許可されなかった。
だが、ミハイルの親族や友人の中には家庭内暴力は大袈裟で嘘であると主張する者もいた。
姉妹の従兄弟アルセン・ハチャトゥリアンは、ミハイルの暴行について証言していたが、後に嘘をついたと述べた。
裁判は国民の強い関心となり、モスクワ、サンクトペテルブルク、その他の大都市で姉妹を擁護する抗議が起こった。
「彼女たちは被害者だ」という同情の声が多く寄せられ、刑事訴訟の停止や釈放を求める声が届けられた。
同年6月までに実に11万5000人以上が請願書に署名した (2019年11月までに署名は30万人をこえている)。
また、アメリカの歌手や作家など多くの著名人も姉妹の擁護を行っている。
インターネット上では「彼女たちは被害者だ」「罪にすべきではない」「釈放されるべきだ」など、同情の声が圧倒的であった。
だが、国営テレビはこういった過度な感情論に対して警鐘を鳴らし、
「姉妹や住民の話は真実な部分はあると思うが、全てがそうではないだろう。実際、ミハイル氏に関する苦情は警察に一切届けられていない」
と指摘した。
ミハイルの知人によると、厳格で誠実な人物であるという意見もあり、また、殺害後、姉妹がミハイルの預金を全て引き出していた事も公表された。
「厳格な父親を嫌った奔放な娘たちの暴挙」とする見方もあり、ロシア国民は判決に注目している。
2019年12月3日、捜査が終了し、姉妹は「計画的な陰謀と集団による殺人」で起訴された。
検察官は「父親による違法な暴力行為」を殺人の動機としたが、弁護士は姉妹の自衛を認めるべきだと主張した。
長女クレスティーナと次女アンジェリーナは精神に問題なしとされたが、三女マリアは精神科による治療を行うべきと勧告した。
もし、この罪で有罪となった場合、姉妹には8年から20年の禁錮刑が言い渡される可能性がある。
《殺人数》
1人
《犯行期間》
2018年7月27日
∽ 総評 ∽
父親の長年の虐待の恨みを晴らしたハチャトゥリアン姉妹。
虐待は凄惨を極め、脅されて服従するしかなく、姉妹たちは言われるがままに父親に従った。
ただ、一部メディアによると、ミハイルは誠実で厳格な人物であり、そんな父親を嫌った奔放な少女たちが結託して殺害したのではと報道した。
それはお金を引き出した事もそう思わせる要因であった。
実際にそういう場合も他にはあるだろうが、今回はいくらなんでもその報道は無理がある。
本人たちだけでなく周辺の多くの人もミハイルの暴挙について証言している。
厳格で誠実も外面はただそうだっただけで、そもそもマフィアのボスという時点でとても厳格で誠実と思えない。
むしろ脅されて何も言えない人がもっと多い可能性すらある。
もちろん多少大袈裟に誇張して伝わっている事はあるかもしれないので、感情論にとらわれず冷静に判断する必要はある。
だが、通報や強姦の証拠が事実を伝えている。
こういう事件の場合、反対や否定する人間はほとんどが男性で、強姦をたいした罪でないと考えている人間である。
おそらく今回の場合は「殺す必要があったのか?」という部分に否定的な意見が集約されていると思われる。
ただ、全てが真実であれば殺さなければ逃げ出せなかったであろう。
個人的に思うのは、お金はいいとして、自傷して隠蔽工作を図った所が問題だったと思う。
本当に地獄のような虐待を受けていたのなら殺害して堂々と「虐待の恨みでやりました」と自首するべきだ。
それなら執行猶予で釈放してもいいくらいである (ただロシアの司法ではそれで許されないかもしれないので隠蔽工作を図ったのかもしれないが) 。
それをやってしまうと「本当に虐待されていたのか?」と思われ反対派につけ込まれてしまう。
ロシアは虐待を取り締まる法律がなく、2017年の法改定で犯罪歴のない人が家族に暴力を振るった場合の法律が出来た。
だがそれは、負わせた怪我によって罰金または最長でも2週間の拘束で済まされてしまうというとても十分と呼べるものではなかった。
ロシアでは家庭内での虐待を「家族のトラブル」として扱いがちで (ロシアだけではないが) 、通報を受けてもまともに取り合わない傾向にある。
実際姉妹や母親の通報にも何の対処もしておらず、今回の事件は警察や司法の問題ともいえる。
先日、三姉妹は起訴されたが、国民の多くが「彼女たちこそ被害者だ」とか「釈放すべきだ」と擁護した。
司法の思惑と国民の声が全く異なり、司法というのはやはり国民の考え方とは程遠い所にある事がよくわかる例といえる。
コメント
コメント一覧 (46)
父親は殺されても文句言えないと思いますね。
強姦や監禁で3人の娘の一生を台無しにし、罰という名の腹いせで虐待してる。
裁判所も度し難いな。
加害者は苦情もなかったし、そんな悪い人でもなかったと言いたげな弁護。
明らかに加害者擁護ですよ。
怒った市民をなだめるためにおっしゃったのでしょうが、完全に火に油を注ぐだけです。
今回の8年以上20年以下の懲役もある程度の落とし所という判決なんでしょうかね?
日本も加害者を擁護し、被害者を叩く輩が多過ぎますし、以前も尊属殺人は卑属殺人よりも重たいと見なされた判決は疑問を覚えました。
あと、まだ卑属殺人が軽いと言う感覚は違和感を覚えますね。
卑属殺人でも同情できない事件や残忍な事件はいっぱいあるし、尊属殺人でも酌量できる事件はあると言うことを覚えてほしいものです。
文句言えないでしょう。
犠牲者も親だけですし、国民の同情的な声というのは当然かもしれません。
まあ弁護士は弁護する立場なので無理矢理な事を言うでしょう。
考える愚者さんがマフィアや司法の癒着があるなら尚更の事だと思います。
確かに無罪としてしまうと司法の在り方が問われるのである程度の刑罰は必要だと思いますが、20年というと流石に重すぎると思います。
それとロシア司法や警察はマフィアとも利害関係の噂が絶えない組織でもあるんです。
鬼畜父親が犯罪組織のボスであったのならば、司法も警察も父親方の知人・友人・遺族は「金銭を受領」して擁護言動は当然するでしょう。
国際社会に知られてしまったのでロシア司法や警察、マフィアは苛酷な量刑はしない(※出来ない)と思われます。
司法も警察も味方に付けていたクソムシ親玉が、身内に悪行を暴露され駆除されるなんて今朝の天気のようにスッキリしました。
利害関係が証明されたような例になりましたね。
流石に無罪はないと思いますが、20年とかなると暴動でも起きそうな勢いですね。
ミハイルが娘への虐待を含めて暴虐の限りを尽くしてたのは確実でその報いを受けたと言うだけの話ですね。
姉妹への同情的な声が多いあたりよくぞやってくれたと感謝してる人が多いんだろうなと想いましたね。
いくら弁護といえども無理がある発言ですよね。
誠実という意味を理解しているのでしょうか。
同情の声が多いというのが一般的な人間の思考という事なのです。
司法もそれに追い付いて欲しいですね。
ネット上では同情的な意見も見られますが、
やはりどんな理由があっても、殺人は許されませんからね。
私も同情はしますが無罪というのはあり得ません。
けど、懲役6年というのは殺人罪にしてはかなり軽い量刑なので動機や犯行状況が十分考慮されたのではないでしょうか。
私も、そう思います。
懲役6年はギリギリの落とし処だと感じますね。
これで熊沢被告が上告しなければ「反省」を汲み取られ、収監(刑期の半分3年)後にも刑期が短くされると思います。
殺されたニート長男が凶器を持っていれば「正当防衛」も成り立ちますが流石に「無罪」は在り得ませんね。
上告したら私は同情という感情は無くなりますね。
正直、6年なら感謝して裁判官に頭を下げる刑期です。
ただ、本人はこれまでの生活を知っているので「無実だろ」と思っている可能性もあり、何とも言えないですね。
普通に親父を訴えて裁判に持ち込めても負けて自分達が粛清されると解ってて殺したんでしょう。
ロシアマフィア、おぞましい。
リクエストとしてカポネという凶悪犯罪者を載せてほしいです。
スカーフェイスというあだなで恐れられてました
表立って行動していたようではないですが、影のボス的なポジションだったんだと思います。
仰る通り殺さないと逆に殺される可能性があったのだと思います。
アル・カポネとは違いますよね。
今度調べてみます。
唐辛子スプレーで喘息にさせるなんて本当に何がしたいのか分かりません。
母親も追い出されていて学校の先生も警察も何もしなければ、こうすることでしか解決方法が無かったということですかね。誰か救いの手を差し伸べてたらまた違う結果だったと思います。
同情できますが管理人さんのおっしゃる通り自傷行為で隠蔽しよくとしたのは良くないですよね。
今迄も傷跡で怪しまれた犯人とかいましたし結局バレますよね。印象悪いし痛い思いするだけで無駄ですよ。
仰る通り途中で誰かが何か手を差し伸べていればこんな事にはならなかったのかもしれませんが、マフィアのボスという事で助けられなかったのかもしれませんね。
隠蔽工作はすべきではなかったと思います。
昨日、日本の未解決事件をFBIがプロファイルするみたいなテレビ番組観たのですが、京都舞鶴市女子高生殺害事件の犠牲者の母親が「私が犯人を殺す」と発言していました。
これが遺族の声ですよ。
犯人が仮に捕まったとしても間違いなく死刑はありません。
おそらく母親はわかっていてそう発言されたのだと思います。
個人的にはそういった復讐は復讐とは言わないと思います。
この男はフランスで大学の教授をしていました。
男はアルゼンチン人で、マリオ・サンバドルと言います。
掲載してほしいです。
またとんでもない鬼畜が現れましたね。
今度調べてみます。
こうして見ると、この三姉妹3人共かなりの美形ですよね。
写真とサブタイトルを一目見て、「あー、これは犯された恨みだろうな」
と思ったら、案の定、それも実父の手籠めにされている。
そりゃ殺しもしますよ。
外国人の自分に出来る事は、露司法が出来る限りの情状酌量と温情を
この三姉妹に与え、贖罪後は周囲が
「彼女達はただの父殺しではなくて、自分の身を守る為仕方なかった」
事を理解して再出発を応援してくれる事を期待するばかりですね。
それと、確かプーチン大統領も2人の娘の父親との事なので、
彼には仮に自分の娘が
「暴漢に犯されたので復讐する為に暴漢を殺しました」
となったらどんな気持ちに成るのかを考えて再発防止策を立てて欲しいです。
ロシアの女性は綺麗な方が多いですからね。
三人全員ですからね。
複数プレイとかさせられて、その時の姉妹の心境は想像を絶しますよ。
何となくロシアなので重い罪になるような気がしますね。
ヨーロッパの影響で死刑を廃止したくせにそういった所は寛容じゃないのが納得いきませんね。
しかし、2013年に釈放されました。
掲載してほしいです。
終身刑なのにもう出て来てるんですね。
今度調べてみます。
>ロシアの女性は綺麗な方が多いですからね。
本当ですよ。自分なんか、仮に言葉が通じて
三姉妹の誰か一人に「私をお嫁にしてよ!」と迫られたら
後先考えずに「ダー!」と言ってしまいます。
>複数プレイとかさせられて、その時の姉妹の心境は想像を絶しますよ。
彼女達から惚れた相手に「三人一緒に相手して!」と頼むならいざ知らず、
薬中鬼畜極悪組長の実父ですからね。
これが悪夢でなかったら、何を悪夢と言うのかというレベルでしょうね。
>何となくロシアなので重い罪になるような気がしますね。
せめてもの救いは検察側も父親にも非があると理解している事ですね。
ただ、厳罰にするとプーチン大統領がそれを聞いた瞬間、あの顔で裁判官に
「君は自分の娘が強姦された復讐の為に相手を殺しても、同じ刑を課すのか?」
と減刑を迫りそうなんですよね。勿論ちょっとでも言い訳したら
「あまり私を怒らせない方が良い」で黙らせると。
自分が彼の立場なら間違いなくそうします。
そう言えば、管理人様は持論として
「凶悪犯の量刑は被害者か遺族に決めさせればいい」と説いていましたが、
仮にこの類の件をその様に裁かせたら、被害者の所業を棚に上げて
「僕達にとっては良いパパだったのに!犯人が許せない!死刑!」
と言いだしそうで怖いです。
そうなったら潔く死ななければならないのでしょうか?
そうしてくれるといいのですが、こういう時に限って社会主義国家の悪い所で出てきそうで怖いですね。
この場合は例外というか全く異なりますね。
彼女たちが被害者といえますし、正当な復讐といえますから。
こういう時に限って社会主義国家の悪い所が出てきそうで怖いですね。
確かに無いとは言い切れませんからね。
後、社会主義国家というのは元社会主義国家の事で良いですか?
>この場合は例外というか全く異なりますね。
当たり前ですよね。一件でもそんな事を認めたら、
実質強姦を合法化するのと変わりませんからね。
ただ、管理人様の提唱する「遺族に裁かせろ制度」だと
被害者が犯人に「証明できる形で犯罪行為をした」事を理由に殺した場合、
全ての遺族が被害者の非を認めるかどうか心配です。
検察が頑張って「正当防衛で不起訴」で弾くしかないのでしょうか?
そうですね。
元社会主義国家でありますが、やはり純粋な民主主義国家とはいえないと個人的には思っています。
どうしても社会主義だった頃の面影というか影響を感じずにはいられません。
確かに難しい所ではありますね。
あくまで何の罪もない人間が殺された場合です。
「罪のない人間なんているのか」という話しになってきますが、今回のような場合ですね。
管理人様の主張は何となく分かったのですが、一応質問です。
あくまで何の罪もない人間が殺された場合です。
「罪のない人間なんているのか」という話しになってきますが、今回のような場合ですね。というのは
(「遺族に裁かせろ制度」は)あくまで何の罪もない人間が殺された場合(に導入されるべきだと考えている制度)です。「罪のない人間なんているのか」という話になってきますが、今回の(犯人の三姉妹の)ような場合(三姉妹は罪のない人間と言って良い)ですね。
という解釈で良いですか?
そうですね。
そういう事です。
有難うございます。質問はこれで全部です。
「罪を逃れた者たち」カテゴリーで
「もしも『ジキル博士とハイド氏』のエドワード・ハイドが実在したら?」
を体現した米国の毒殺博士、ベネット・ハイドをリクエストします。
彼は大富豪だった義理の叔父と叔父が財産管理を委託していた叔父の友人、
叔父の遺産相続人の1人を殺害し、
残りの相続人も腸チフスに見せかけて殺そうとしていたとして捕えられました。
特筆すべきは裁判の過程で、一審では有罪になったのですが、
二審の途中で陪審員の1人が病気で倒れて審理が中止になり、
仕切り直しの裁判も陪審員の評決が一致せずにオジャン。
再度やり直そうとした所、弁護団が「同じ罪で4度も裁くのはおかしい!」
と言い出し、何とこれが聞き入れられ無罪放免になりました。
賄賂が理由だと言われています。是非掲載を御検討下さい。
その概要を聞いただけでもなかなかな事件ですね。
今度調べてみます。
予想はしていた積りだったのですが、それ以上に父親のド外道・屑振りの実態に開いた口が塞がりません・・・
読めば読むほど頭の中が豪い事になって行かんばかりで言葉を失いそうです。
(例えるなら、タクシーに乗車しての山道通行中に突然の崩落に巻き込まれて頭が真っ白になるくらいにパニックを起こした様な感覚です)
ロシアは現在のプーチン政権になってからマフィアなどの悪党の殲滅や国の浄化に力を入れているイメージが浮かぶ面があったのですが、まだまだ司法との癒着が目立つのですね。
報復殺人という形で逮捕され訴訟云々という経緯を報じた記事がCNNなどの海外ニュースサイトで出ていた事で気になっていたのもあり、先日のスクリニクの記事にてリクエストを述べさせて戴いてたのですが、私からの要望1件のみと思っていたら、あ さんもこの姉妹の事件をリクエストされていたのですね。他の方からも着目されていたことに違う意味で驚きを感じてます。
「アフガニスタンで中村医師を暗殺したのはNYの麻薬業者」とのタイトルで配信されているのですが、内容が内容である分、此処(当ブログ)を閲覧されている方が観たら賛否両論どころじゃなくなる可能性も考えられそうな動画となってます。
https://youtu.be/EtiBuG3AstY
司法も国ですからね。
やはり癒着は少なからずあるでしょう。
この事件はロシア国民もそうですが、ほとんどの人が姉妹たちに同情的で、それが一般的な考え方だと思います。
昨日、息子殺しの熊沢被告に懲役6年が言い渡されたが、あの程度で6年なのです。
それと比べると執行猶予付きで釈放してもいいくらいに思えますね。
ユーチューバー拝見しましたが、もし事実ならあまりに酷い話しですね。
以前からおかしいなとは思ってたんですよね。
灌漑事業を行う事の弊害って何もないのに何故殺す必要があるのかと。
これなら殺された理由も納得いきますね。
元農水次官の熊沢被告に対しては、子を育てる事自体に間違いだらけなものを押し付けた感が否めない面があるので、捉え方によっては殺された子息が加害・被害の両者として見られる所も出て来そうです(「腐敗社会の被害者」という意味で)。
特に昭和の『焼け跡』・『団塊』・『しらけ』・『バブル』・『氷河期』・『プレッシャー』6世代は、旧日本軍の軍教育カリキュラムを意図的に一般教育へ組み込んで刷り込みと押し詰めの繰り返しで洗脳の如く人型枠へ填め続けられた、云わば「社会的被害の集大成」とも呼べてしまう存在ですので尚の事…
(教育機関における『成績の良い生徒・学生』と言うのは、生徒・学生の親側の人間と保身しか頭にない教諭側の人間の欲望を実現させた様なもので、逆に言えば人格が破綻寸前に陥る状態へ差し掛かっていて毎日がタイトロープ歩きも同然と断言出来ます)
ネットジャーナリストの人の動画ですが、その人自体タブーに斬り込むだけあって出鱈目や勘で話している訳ではない分、「真実味がある」どころかタブーから真実・事実を公に明かし続けているとも言えます(彼のチャンネルの動画は【「目からウロコ」シリーズ】として今後も配信される予定だそうです)。
人間一人一人が物事の真相を知るにはマスコミ・メディアに頼る受動的な姿勢を示すのではなく、一から疑って掛かる反発心を持つ位の意気と一度自分自身で実態を探って世間全体へアウティングさせること、更には「自分の飯は自力で得て食う」位のサバイバー級の能動的な生き方が求められて行くことになるのかも分かりません。
犠牲者は死んでいるので当然何の主張も出来ません。
被告の一方的な家庭の事情を聞き、多くの人が被告に同情的な意見を述べているようです。
ただ、冷静に考えなければならないのは、被害者の粗暴が本当だとしても、基本的にそのように育てたのは被告です。
もちろん子供は皆が皆親の教育の責任ではないですが、被告はエリート官僚でその立場や名声を気にして子供の事を隠し続けた可能性があります。
個人的には6年は当然でもう少し重くてもいいと思います。
正直、この姉妹とは比べられないですね。
彼女も父親から虐待されてたとか言ってたそうです。が、このハチャトゥリアン三姉妹とは違って犯行後の供述とかに嘘も多く、あまり同情できません。因みに判決は2人とも終身刑でしたが、シュルホフの方が2017年に40年に減刑になったみたいです。
重ね重ね恐縮ですがこの事件の記事も掲載していただけると幸いです。
気になる事件ですね。
今度調べてみます。
今の世の中、立場や名声だけで全てを評価というのも変なもので「(評価されてる当事者の)内情や日常に対しては?」「裏で何かの不正に加担してるんでは?」という疑問を誰もが持っている筈なんですが、何故かそれを一人もおくびに出さない事が当然と言わんばかりで反応がない(単に無関心なだけというケースもあるのかも知れません)。
おかしいと思ったことに対して意見すべき時はちゃんと意見して欲しいのに、意見する意味が見出せないものに意見するという、何処彼処かでズレてるのが今のこの国の普通だと考えると実に悲しく虚しいです。
私個人、人一人の評価は立場・名声だけで量らず当事者の内情や日常生活を加えた上で峻厳な態度で臨んで出すべきだと考えてます。反面、相手の欠点ばかりを粗探ししてそれだけを挙げたり足引っ張りといったパパラッチ並みの最低さも排除しないと行けなくなりますが…
>もう少し重くてもいいと思います。
私は重くさせるなら10年くらいが妥当ではないかなと感じています。
隠し続けた分の代償が最終的に家庭を壊滅させてしまっていることに繋がる分、振り回された奥方やその親族の事を考慮してより重いものにさせるべきという見方もあります。
ただ、それだと裁判員裁判の欠点とも言える面があるのでそういう裁量は迂闊に出来ないのが辛いです。
確かにそうですね。
ただ、特に日本人は名声や地位に弱い人種です。
見た目には何も形もない見えないそれらに不思議と畏怖と畏敬を覚えますね。
この被告も当然「先生先生」と持ち上げられ、ちやほやされてきたはずです。
そういう人間が影では子供の教育に失敗し、自ら手をかける結末となる。
冷静に考えれば「自分が殺される前に殺した」に過ぎず、結局は我が身が可愛いのです。
裁判員の人がコメントしてましたが、やはり普通の人に裁判は無理です。
やはり裁判に向いている人間を厳選する必要があると思います。
何かと愚見ばかりですが、お忙しい中で返答を戴き恐縮です。有難う御座います。
管理人さんの意見も自身の視野を拡げられるので大変助かります。
確かにそうですね。
ネット隆盛のこの時代、いつどこで自身が被害者になるかわかりません。
いえいえ、こちらこそコメントありがとうございます。
三姉妹の写真が上から目線なので、同情したくとも出来ない感じですね。
いえ個人的な感情ですんで。
虐待されてきた割に元気そうだな。と思ってしまいました。
マフィアなので殺されてもいいとは思います。
お金とってもいいと思います。
むしろ虐待されてる人を守る方法が皆無。というおそロシアの方がヤバすぎると思いました。
かなり序盤で間違えてました。
早速訂正致しました。
何度も見直しているのでですが気付きませんでした。
この記事のように長い場合は特に気を付けているつもりですがダメですね。
確かに写真はそのように見えますね。
虐待は見て見ぬ振りというロシアは恐ろしいですね。
ぶっちゃけ全部ミサイルにしておけば、死んでも致し方ないか。と納得いったかもしれませんね。
流石にミサイルは面白すぎたので指摘してしまいました。
お忙しいのに訂正の時間取らせてスミマセン。
今後はスルーしますね。
文化や風習というのは国それぞれなので当然理解出来ない事はあります。
それは日本も同じです。
それは基本的に他国がいちいち口を出す事ではないのですが、自国民が非難しているという事は政府も考えなければいけないですね。
変わってくれればいいですね。