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ヴァシリー・スミルノフ (ロシア)
【 1947 ~ 1980 



ヴァシリー・アレクサンドロヴィッチ・スミルノフは、1947年11月30日、ロシア (ソ連) ・トヴェリ州ソプカで生まれた。

スミルノフは両親にとって唯一の子供であった。

だが、そんな家庭は父親が早くに亡くなった為、母親はスミルノフに夢中になり依存していく。 

異常な程の過保護であり、それは友人と遊ぶ事やダンスに行く事、女の子と会う事を一切させない程であった。

スミルノフは18歳の時に母親の頭をハンマーで叩き、強姦しようとした。

その後、軍隊に入るが年配の女性を強姦して逮捕された。

刑務所に収監されたスミルノフは他の囚人に強姦された (刑務所にいる間、母親は死亡している) 。


1979年9月3日、イジョラ川のほとりでマリーナ・コシキナ (8歳♀) の遺体が発見される。

コシキナは頭を釘で打ち付けられており、強姦されていた。

警察はすぐに捜査を始めるが犯人を逮捕出来なかった。

コシキナが殺害された後、今度はアンドレイ・ロパーチンという幼い少年の遺体がシルバー・レイクで発見される。

ロパーチンは何度も刺され、強姦されていた。

しかし、犯人がロパーチンを解体している姿をたまたま自転車で通り掛かった少年が目撃する。

以降、吸血鬼の噂が瞬く間にガッチナで広がった。

次の犠牲者はお金持ちの年配の女性であった。

自宅で頭を引き裂かれ、物を盗まれた後、家に火を放たされた。

最後の犠牲者は教師のタチアナ・エムショバで、強姦され殺害された。

エムショバが殺害された同じ日、別の女性が強姦されており、警察に通報した。

犯人がスミルノフだと断定されると、捜査官は家を訪れるが家は焼け落ちていた。

その間、スミルノフは少女に襲い掛かり強姦し、また、別の少女グループに襲い掛かるがスミルノフは逮捕される。

逮捕されたスミルノフはこれまでの犯罪を喜んで告白し、更に5人目の殺人 (年配の女性) についても話し始めた。

スミルノフは財布を道に捨てると死体を車に積み運んだ。

この殺人は交通事故として処理されていた事がわかった。

コシキナ殺害は当初、強姦して終わるつもりだったが、母親に言わないよう告げたがコシキナが拒否した為、殺害したと述べた。

また、エムショバ殺害前にペテルゴフに行き、妊娠中の10代の女性を強姦したと話した。

唯一の少年の犠牲者ロパーチンは、体の一部を切り取り食べようとしたが、自転車に乗った通行人が現れた為諦めた事がわかった。

スミルノフは犠牲者の頭に釘を打ち込み、犠牲者を必ずしも殺したわけではなかった。

強姦された事を恥じ、警察に通報していない女性が沢山いた事もわかった。


裁判でスミルノフは死刑判決が下され、1980年、銃殺による死刑が執行された。

スミルノフは死刑判決を受けた時も執行の際も動揺を見せる事はなかった。

ただ、スミルノフのそのあまりの精神的な異常性は研究対象となり、生かされ研究されたという陰謀説が囁かれた。



《殺人数》
5人 (他強姦多数)

《犯行期間》
1979年



∽ 総評 ∽

『The Gatchina Psychopath (ガッチナの精神病質者) 』または『The Necrmancer (魔術師) 』と呼ばれたスミルノフ。

母親は夫が死んだ事でスミルノフに依存し、異常な過保護となってしまった。

過保護といえばかのエド・ゲインの母親が1番に思い浮かぶが、過保護はいき過ぎると子供にとって百害あって一利なしである。

スミルノフがこれほど異常となってしまったのは母親が原因の1つだったのはほぼ間違いと思われる。

スミルノフは少女を主に標的としたが、少年や中年の女性も狙った。

人間であれば誰でもいいのかと思う程の鬼畜振りであり非常に恐ろしい。

スミルノフはその異常性から実は処刑されず生かされ、研究対象となったという都市伝説が生まれる程であった。

おそらく処刑されたのは間違いないと思うが、真相は別としてそんな説が生まれるくらいスミルノフの異常性が群を抜いていたという事であろう。