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ダグラス・トーマス (アメリカ)
【 1973 ~ 2000 】



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ジェシカ・ワイズマン (アメリカ)
【 1976 ~      】



ダグラス・クリストファー・トーマス (1973年5月29日生) は、ジェシカ・ワイズマンと交際していた。

だが、その交際をジェシカの父ジェームズ・バクスター・ワイズマン (33歳) と母キャシー・J・ワイズマン (33歳) に反対されていた。

両親はジェシカにトーマスとの関係を清算するよう説得する。

だが、ジェシカはトーマスに惚れており、別れたくないと反発した。

ジェシカは交際を認めない両親を憎むようになり、自身の人生から排除しようと考える。

そこでジェシカはトーマスに相談し、殺す事に決めた。


1990年11月10日、トーマスはマリファナを吸って気分を高揚させると、ショットガンを持って家を出た。

家に到着するとジェシカが窓を開けて中に入れ、その後、寝室へ行くとワイズマン夫妻を射殺した。

殺害後、家の中を荒らして強盗の犯行に見せ掛けるが、その日の内に2人は逮捕された。

裁判でトーマスは、キャシーが最初の射撃で死ななかった為、ジェシカに撃つよう頼まれ再び撃ったと述べた。


1991年8月21日、トーマスには死刑が言い渡された。

トーマスは犯行時17歳であり未成年だったにも拘わらず死刑判決が下された。

ジェシカは少年として裁判にかけられ、判決後、21歳の時に釈放されている。


2000年1月10日、致死量の注射による死刑が執行された。

享年26歳。

このトーマスへの死刑執行は、2000年、アメリカ全体の3人目であり、アメリカで死刑が復活して以降では601人目。

バージニア州としては2000年の最初の執行であり、死刑が復活して以降では74人目であった。

また、死刑が復活して以降、犯行時、未成年だった者に対する執行はアメリカ全体で14人目であり、トーマスが執行されてからわずか3日後にスティーブ・エドワード・ローチ (後日掲載) が執行されるまでバージニア州としては最後に執行された未成年者であった。



《殺人数》
2人

《犯行期間》
1990年11月10日



∽ 総評 ∽

ガールフレンドの両親を射殺したトーマス。

こういった若年者による交際を反対された相手の親を殺害するという事件はかなり多くこれまでいくうと紹介してきた。

有名なのはカナダのジャスミン・リチャードソンとジェレミー・スティンクの犯行だが、このトーマスとジェシカの犯行同様判決が気に入らない。

トーマスもジェレミーも実行犯であったが、計画や犯行への積極性はジェシカもジャスミンも同じである。

むしろ、実行犯云々より実の親を殺そうと思うジェシカの思考の方が危険で恐ろしいといえる。

それなのに、実行犯の男はそれぞれ死刑と終身刑なのに、娘であるジャスミンは懲役10年、ジェシカに至っては懲役は詳細がないが事件後少なくとも7年で出て来ている。

この開きは当然納得いかない。

実際に犯行に差異がある場合もあるが、こういう場合は容赦ない判決を下して欲しいものである。