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サラ・バラス (イギリス)
【 1984 ~      】



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ブランドン・マシャン (イギリス)
【 1981 ~      】



2019年5月24日午前7時頃、イギリス・サウスヨークシャー州シェフィールドで、サラ・バラスは友人に

「子供達の気分が悪いので学校を休む」

と連絡した。

友人は何かトラブルが起こったのではと考え、サウスヨークシャー警察に通報した。

30分後、警察が到着するとそこにはぐったりとして2人の少年トリスタン (13歳) とブレイク (14歳) が横たわっていた。

2人はすぐに病院に搬送されるが、9時14分にトリスタンが、12分後にブレイクが死亡した。

警察は少年達の母親であるバラスに事情を聞き、殺害した事を認めた為、逮捕した。

また、共犯者として同居していたバラスの兄ブランドン・マシャンも逮捕された。

トリスタンとブレイクは前日の23日から24日にかけて殺害された事がわかったが、当初、死因はわからなかった。

しかし、後に毒殺である事がわかった。

実はバラスには他に4人の子供 (3歳、10歳、11歳、7ヶ月) がおり、その4人の子供は保護された。

4人も毒物による中毒となっており、処置が行われ26日までに退院となった。

バラスとマシャンは2人の殺人と4人の殺人未遂で起訴された。

バラスとマシャンは逮捕された日に更に1人を殺害しようとしていた事を認めた。

また、犯行計画は5月14日から20日にかけて行われていた事がわかった。

裁判に出廷したバラスはすすり泣いた。

バラスとマシャンは生年月日や住所、国籍等が確認され、嘆願は拒否された。

裁判官は
「あなた方が犯した罪が世間に与えた影響は甚大である」
とし、
「あなた方には残りの人生を刑務所で過ごす複数の終身刑を言い渡す事が出来る」
と述べた。


同年11月12日、2人には最低35年は仮釈放の可能性がない終身刑が言い渡された。


最後に法廷で叫んだバラスの言葉で終わりたいと思います。

「彼らは私の子供だ!」



《殺人数》
2人 (他負傷者4人)

《犯行期間》
2019年5月23日~翌日24日



∽ 総評 ∽

自ら2人の子供を殺害したバラスとマシャン。

母親が子供を殺害する動機は保険金や代理ミュンヒハウゼン症候群等様々だが、この2人の動機はわからない。

よくある母親が新しい男性と一緒になり、男性による暴行に母親が参加するといった虐待死が典型だが、マシャンはバラスの兄であり、殺害された子供達からすれば叔父である。

今のところ保険金目当てといった情報もないので、理由が不明である。

しかも、次々と他の子供も殺すつもりであり、犯行も事前に綿密に計画した様子も伺える。

殺害方法も毒物による中毒死であり、どれくらい前から盛っていたのか、直前に盛って毒殺したのかよくわからない。

また、何の毒物を使用したのかもわからず、最近の事件の割りに情報が伝わらない。

ただ、死刑がないイギリスにしてはかなり重い刑になったのは良かった事だと思う。


* 追伸 *

2人が子供を殺害した理由は、実は10年以上前から兄妹は近親相姦を行っており、それにより出来た子供だったからだそうです。

それを隠す為に殺害したようなので、とんでもなく救いようもない動機ですね。

また、明日から年末の31日まで未成年による犯罪を掲載したいと思います (ただし複数の場合成人が混ざっている事もあります) 。