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ドミトリー・ルーチン (ロシア)
【 1995 ~      】



ドミトリー・ルーチンは、ソーシャルネットワークでオルガ・バドゥノヴァ (45歳♀) と出会った。


2017年3月8日、ルーチンはバドゥノヴァの家に行き、2人はワインを飲んで過ごしていた。

しかし、アルコールが回り始めると、やがて2人は口論となる。

怒りが頂点に達したルーチンはバドゥノヴァを殴り殺した (後にルーチンはバドゥノヴァを食べようと思い立ち、意図的に口論を引き起こしたと告白した) 。

バドゥノヴァを殺害したルーチンは、血を使って悪魔を召喚する為にドアに「悪魔の印」を描いた。

その後、5分間待ったが悪魔が現れなかった為、ルーチンは肉切り包丁を取り出すとバドゥノヴァの頭蓋骨を叩き割った。

そして、脳まで達するとその断片を切り取った。

切り取った脳をローストして食べ、また、他の部位も切り取って食べた。

人肉を食べたルーチンはバドゥノヴァの血を集め、コップ一杯に注ぐと飲んだ。

最後にバドゥノヴァの胃を切り取り、耳を切り落とすと1つは食べ1つは猫の餌にした。

バドゥノヴァ殺害して数時間でルーチンは逮捕されたが、警察は部屋で殺害の証拠を見つけた。

逮捕されたルーチンは、

「血の味が好きだ。脳は美味しかった」

と告白した。

ルーチンはバドゥノヴァを殺害した時に性的快感を得た事を認めたが、犯罪現場の再現を行った後、自白を撤回した。

しかし、どのようにバドゥノヴァを殺害し、切断したか詳細に説明した。

ルーチンを診察した精神科医は、裁判に耐えうる精神状態にあると判断した。

裁判ではルーチンは鉄格子に囲まれて法廷に出廷した。

検察官はルーチンがウェブ上の連続殺人犯の記事に夢中であったと述べ、自身も「儀式的な殺人と食人」を慎重に計画したと述べた。

特にルーチンは『ミルウォーキーの食人鬼』ジェフリー・ダーマーに強い影響を受け「特に取り憑かれている」と検察官は語った。

そして、ダーマーの存在が「ルーチンを殺人者から食人鬼に変えた」と話した。

ルーチンは「World of maniacs and serial killers (狂人と連続殺人者の世界) 」と呼ばれるオンラインサイトを特に好んで閲覧していた。

ルーチンはロシアの主要な祝日の「国際女性の日 (3月8日) 」を祝う事を口実にバドゥノヴァのアパートへ行った事がわかった。

ルーチンの隣人アレクサンドラ・デトヴァが犯行現場を目撃しており、その詳細を証言した。


同年11月20日、ルーチンは自身を詩人だと話し、自作の詩を唱えながら裁判官に向かって

「あなたの前に誰がいるの思う?狂人?殺人犯?食人鬼?ありえない。いるのは学生でスポーツマンで詩人だ

と述べ、

「最後にあなたの名誉の為に私は言います。公平に賢明に考えて下さい。私を無罪にするようお願い致します。罪のない人間が刑務所に行くべきではない」

と主張した。

更にルーチンは同じロシアの殺人鬼で『赤い切り裂き魔』や『ロストフの肉屋』等の異名で知られるアンドレイ・チカチーロの話をしようとするが、裁判官に止められた。

ルーチンには禁錮19年が言い渡された。


最後に殺人について語ったルーチンの発言で終わりたいと思います。

「身体のオーガズムはとてもエヴァネッセント (はかない) です。純粋な魂は私の心が切望するもので、そのオーガズムが更に素晴らしい」



《殺人数》
1人

《犯行期間》
2017年3月8日



∽ 総評 ∽

女性を殺害し、解体してその一部を食べたルーチン。

ルーチンは日頃からシリアルキラーに憧れ、特にダーマーに憧れた為、その影響で食人を行った。

現在はネットでいくらでも簡単に調べる事が出来る為、異常者には容易に影響を与えるのは事実だろう。

ルーチンは21、2歳の時に犯行に及んだが、それまでどのような人生を送ってきたのかよくわからない。

ただ、標的が40を越えた中年女性であり、元々ルーチンがそういう女性が好みだったのか、ネットで知り合った女性がたまたまそうであったからなのか詳細はわからない。

もしかしたら母親の面影でも探し求め、それを食べる事で体内に取り入れようとしたのかもしれない。