ロセンド・ロドリゲス (アメリカ)
【 1980 ~ 2018 】
ロセンド・ロドリゲス三世は、1980年3月26日、アメリカ・テキサス州ウィチタフォールズで生まれた。
父親はアルコール依存症で、事あるごとにロドリゲスに暴力を振るった。
ロドリゲスはテキサス州ラボックにあるテキサス工科大学に入学し、ファーストフードの事務員として働いた後、アメリカ海兵隊に所属した。
2004年5月4日、ジョアンナ・キャスリン・ロジャース (16歳♀) が行方不明となる。
2005年9月13日、サマー・リー・ボールドウィン (29歳♀) の遺体がラボックの埋立て地で発見される。
ボールドウィンはスーツケースに入れられており、死因は首を絞められた事による窒息死で、身体中から多数の打撲痕が見つかった。
ボールドウィンはワシントン州出身で、2日前の11日から行方不明となっていた。
また、ボールドウィンは売春婦であったが、殺された時、妊娠5週目である事がわかった。
ボールドウィンの遺体が発見されてから2日後、ロドリゲスは逮捕された。
逮捕された時、ロドリゲスはアメリカ海兵予備役であった。
ボールドウィンの遺体が入れられたスーツケースをロドリゲスが12日にウォルマートで購入していたのがCCTV (監視カメラ) で確認された。
尋問でロドリゲスは11日の夜にボールドウィンと一緒にホテルへ入り、12日の早い時間に性行為を行ったと述べた。
その後、ナイフを取り出し軍事訓練の一環としてボールドウィンの首を絞めたと話した。
そして、行方不明となっているロジャースの事も話し始める。
ロドリゲスはロジャースと性行為の後、お金を払う事を拒絶すると暴力的になった為、殺害したと述べた。
2006年10月、ロドリゲスの証言を元に広範囲で捜索を行い、ロジャースの遺体を発見する。
ロジャースの遺体もスーツケースに入れられており、ボールドウィンの遺体近くの同じ埋立て地で見つかった。
当初、ロドリゲスはロジャースとボールドウィンの殺害を認める代わりに嘆願取引を申し入れていたが、土壇場で取り下げた。
その為、2008年5月14日、ロドリゲスには死刑が言い渡された。
ロドリゲスの弁護士は、検死を行った検察官が情報の1つを開示しなかったと主張し、死刑判決を取り消すよう訴えた。
2017年10月30日、アメリカ最高裁判所がロドリゲスの控訴を却下した。
2018年3月27日、誕生日の翌日、致死量の注射による死刑が執行された。
享年38歳。
《殺人数》
2人
《犯行期間》
2004年5月4日、2005年9月12日
∽ 総評 ∽
『The Suitcase Killer (スーツケース殺人者) 』と呼ばれ、2人の女性と性行為後に殺害したロドリゲス。
ロドリゲスは犯行時、現役のアメリカ海兵軍の兵士であった。
ロドリゲスは幼少期に父親の虐待を受け、おそらくその事が性格を歪ませ、後の凶行に結びつけたと思われる。
ロドリゲスによる犠牲者は2人であるが、2人共スーツケースに入れて遺棄した。
ただ単に隠す為か、スーツケースに何らかの思い入れがあるのかよくわからない。
また、犯行も行為の後にお金を払わなかった事で逆上した為殺害したと述べたが、最初から殺すつもりだったのか逆上した為咄嗟に行ったのかわからない。
犯行後にスーツケースを買いに行っており、最初から殺すつもりなら初めから用意しておいてもいいような気がする。
コメント
コメント一覧 (14)
誕生日の翌日に処刑されている話を聞くとすっきりしました。
どういう理屈でどのような方法で殺したかで死刑かそうじゃないかは決めるべき。
当然被害者の要望こそ量刑に左右させるべきです。
被害者や遺族の要望て大事だと私も思いますね。
「そんな事したら司法が機能しなくなる」という意見も多いと思いますが、それって第3者の意見に過ぎません。
もちろん要望を100%承けいるのではなく、有力な意見として採用する事の何がいけないのかわかりませんね。
しかも相当、オツムが弱い・・・・・・と言うより超・特大の馬鹿!遺体を収納するケースをわざわざ購入していれば犯人として特定されるのは当然でしょう。
まぁ、馬鹿過ぎて良かったと言うべきですが。
死刑判決も当然過ぎる結果ですが、クソったれな人権派弁護士の検死結果の情報が一部公表されていないから死刑に異議を唱える神経がマトモとは思えません!犯行と全く関係ない。
※この人権派弁護士も死刑にした方が良いのでは?
めでたく控訴も棄却され、死刑執行されたのは良いのですが判決から10年も無駄な期間が過ぎたのはマイナスでしかないですね。
もっと、効率的に死刑執行をしてほしいモノです。
クソムシに掛ける税金なんぞ「浪費」でしかない!
スーツケースに特別な思い入れでもあったのでしょうかね。
仰る通りリスクしかないですよ。
いつも思うのですが、裁判や調査の不具合で裁判のやり直しとかアメリカではよくありますが、それが判決に決定的な事なら別ですが今回のようにどうだっていい事なら無視でいいでしょう。
死体を隠すのにわざわざスーツケースを購入してたって馬鹿ですね。
スーツケース買う金あるなら代金払ってやれよって思いますがね。
殴られすぎて頭に障害でもあったんじゃないかってレベルの大馬鹿ですね。
本当ですね。
そう考えると売春婦にお金を払う気なんて毛頭なかったという事ですね。
というか、どうせそんなことなんか知るかと思ってた生粋の快楽殺人鬼だったんでしょうね。
とかく、処刑までは遅れたかもしれないけどきっちり処刑されてよかった。
そうですね。
愚かな殺人鬼ですが死刑がしっかり執行されて良かったと思います。
松江市で女性を強姦した男に懲役12年です。
男は女性の住むアパートの一室に押し入り、女性の手を紐で縛った上、
女性を脅して強姦し、財布から金まで盗んだとされます。
裁判で男は「自分のやりたいことをやっただけだ」と開き直っていました。
強姦罪で懲役12年は重い方かも知れませんが、
こういう甘え切った利己的な犯罪者は、極刑にしてやりたいですね。
たった12年ですか。
まあ日本の司法からすれば「頑張った」懲役なのでしょうけど。
私も生きたままの去勢の末、処刑でいいと思いますけどね。
そうですね。
検察も、強盗罪も合わせて起訴し、重めの求刑(13年)をしたのでしょう。
しかし、裁判員裁判で民意が反映されているなら、本当は求刑よりも重くすべきです。
でも地裁で重い刑になっても、高裁で値切られる(減刑される)可能性もあるので、
これが限界なのでしょう。
裁判員裁判は問題しかありません。
普通の人間には裁判員は重荷過ぎます。
ほとんどの人が重い刑に出来ないですよ。
しっかりとした人選が大事です。
時間がたてばある程度回復できる心の傷もありますが、性犯罪によって負わされた傷は一生治りません。
性犯罪者は陰部を錆びたハサミで切断し、手足をゆっくりゆっくり切断し抵抗できないようにしてから時間をかけて処刑すべき。
仰る通り一生の傷ですし、その傷を負わせた張本人がその内出てくるとなれば恐怖しかないですよ。
所詮他人事でどうだっていいからそんな悠長な判決を下せるのです。