ゲイリー・ウォーカー (アメリカ)
【 1953 ~ 2000 】
ゲイリー・アラン・ウォーカー (1953年9月25日生) は、 1970年から犯罪を始めた。
1977年から1984年の間、ウォーカーは刑務所と精神施設を行き来した。
精神科医はウォーカーを妄想性障害で統合失調症と診断した。
ウォーカーは亡くなった兄が
「話し掛けてくる」
と日頃から発言していた。
同年2月7日、ウォーカーは釈放される。
同年5月7日、ウォーカーは、ヒッチハイカーのエディー・キャッシュ (63歳♂) を拾う。
そして、レンガで頭を殴り、最後は掃除機のコードで首を絞めて殺害した。
翌日の8日、オクラホマ州ポトーで、ウォーカーはマーガレット・アン・ベル・リディック (36歳♀) を強姦し、拷問の末殺害する。
同年5月14日、オクラホマ州ビニタで、ウォーカーはジェーン・ヒルバーン (35歳♀) の首を絞めて殺害する。
同年5月23日、オクラホマ州タルサで、ウォーカーはジャネット・ディー・ジュウェル (32歳♀) を強姦し、殺害する。
同年5月24日、ウォーカーはラジオ記者のバレリー・ショウ=ハーツェル (25歳♀) を誘拐し、強姦した後、殺害する。
同年5月26日、ウォーカーは若い女性をナイフで脅し、誘拐する。
女性をモーテルに連れ込んだウォーカーは女性を強姦するが、その日の午後に解放した。
女性はすぐに警察に駆け込み、警察がモーテルに向かうが、すでにウォーカーの姿はなかった。
しかし、現場で指紋が見つかり、それがウォーカーだと判明する。
同年5月30日、アーカンソー州ヴァン・ビューレンで、ウォーカーは2人の少女を拉致する。
ウォーカーは2人を強姦するが、別の車に乗り換えて逃走する際に少女らを解放する。
少女らの証言により犯人は捜しているウォーカーだとわかった。
同年6月2日、ウォーカーはとある家に押し入り銃で脅して車を盗んだ。
そして、その日の内にウォーカーは逮捕された。
逮捕されたウォーカーは
「すいません。5人殺してしまいました」
と犯行を自供し、また、
「私は17歳から刑務所の外で1年間過ごした事がありません」
と話し、遺体の場所に捜査官を導いた。
ただ、ウォーカーは5人の殺害の他に、オクラホマ州ロジャーズ郡で、4歳の子を持つ母親デロンダ・ゲイ・ロイ (24歳) を強姦し、ロジャーのブラジャーで首を絞めて殺害したと自供した。
1984年12月5日、ウォーカーには死刑が言い渡された。
1985年6月11日、最低25年は仮釈放の可能性がない終身刑が追加された。
2000年1月13日、致死量の注射による死刑が執行された。
享年46歳。
執行直前、ウォーカーは犠牲者の遺族に対し、
「私がした事は本当に申し訳ございません。私はあなた達が私を憎み嫌う事を望みます。私に死刑判決が宣告された時、あなた達は拍手をして抱き合いました。オクラホマで最も恐ろしい殺人事件の悪と善による究極の対決は、 (判決から) 15年後、善が勝利しました」
と最後の言葉を残した。
ウォーカーの死刑執行は2000年、アメリカで執行された全体の5人目であり、オクラホマ州としては2人目。
また、1976年にアメリカで死刑が復活して以降、603人目であり、オクラホマ州では21人目であった。
最後に法廷で述べたウォーカーの発言で終わりたいと思います。
「私は自分が何をしているのか理解していたが、何故そうしたのか理由はわからない。間違っているのわかっている。でもやりました」
《殺人数》
5人? (6人の可能性大)
《犯行期間》
1984年5月7日~同年5月24日
∽ 総評 ∽
ウォーカーは釈放されてからわずか3ヶ月後に犯行に及んだ。
17年間外に1年以上まともにいた事のない人間をである。
しかも、ウォーカーは妄想性障害、統合失調症と診断され「死んだ兄が話し掛けてくる」と言っているような危険人物である。
これまで何度も紹介してきてよくある事ではあるが、いつも言っている通り異常だとわからないのなら仕方ないが犯歴を含め「私は異常です」とこれ以上ないアピールをしているにも関わらず釈放する。
それが全く理解出来ない。
ウォーカーは釈放後、わずか3ヶ月で犯行に及んでいるが、この後の犯行はその凄惨さから当然テレビで大々的に報道されたであろう。
釈放を許した人達はそのニュースを見て何を思ったのだろうか是非聞いてみたいものである。
コメント
コメント一覧 (14)
当然の死刑で執行されてるんだけど、それまで生かすためにどれだけの税金がムダ使いされてきたことか。
理由がわからんとホザいてるくらいだから息をするようにあまた強姦や強盗を繰り返してたのでしょう。
即死刑でというか即刻射殺すべき鬼畜でした!
あと彼女じゃなく仮釈放です。
訂正していただけたらうれしいです
教えて頂きありがとうございます。
早速訂正致しました。
そうでしょうね。
税金はかなりの無駄遣いとなったでしょう。
凄惨な虐待を受けたのならまだしも、猟奇性によっては生まれつきという事は多いでしょう。
ソシオパスは虐待などでなる事がありますが、まあ生まれつきの場合はある程度の年齢でわかると思うので対応が必要ですね。
只単に好き勝手(殺人・強姦・強盗)をする時にブレーキを掛ける人格なんぞ、最初から存在しないだけの凶悪鬼畜クソムシに過ぎないと私は思います。
平然と司法が世に放つから犠牲者が発生するんです。
世に放った司法関係者はクソムシが犯した犯罪を幇助したと同じでしょう。
※責任も取らず今もノウノウと凶悪鬼畜クソムシ候補を世に放っていると考えるとゾッとしますね。
死刑廃止論者は凶悪犯罪を促進させていると思わないんですかね?
精神構造を疑いたくなります。
それとも、自らが凶悪犯罪者となった時の為の予防線なんでしょうか?
問いただしたくなります。
ビリー・ミリガンによって多重人格というのは世界的に認知されてましたが、私は懐疑的ですね。
本当にあったとしても証明出来ないし、証明したとしても「じゃ無実だね」とは到底なり得ないと思います。
私も司法側にある程度の罰則を設けた方がいいと思います。
そうすれば緊張感もって取り組むと思いますし。
ましてやコイツ、自分が異常者だと自覚してますよ。
犯罪大国アメリカ合衆国。
大統領もヘン。
出してはダメですね。
所詮、他人事ですし、数も多くていちいち相手してられないのでしょう。
そしてアメリカの大量殺人犯は必ず「強姦」する。
それにしても統合失調症の犯罪者って多いね。
恵まれない家庭育ちの連中といい勝負?
2016年に北海道のイオンで68歳のおばあさんを殺害した30代の犯人も統合失調症だよ。
強盗目的でもない限り強姦と殺人はセットと言ってもいいですからね。
もちろん実際に犯行に及ぶのはごくわずかでしょうけど、見た目で判断出来ないので恐ろしいですね。
2017年の4月にホストの男を恐喝したとして逮捕されていましたが、拘留が認められず4月21日に釈放されていたそうです。
今回も同じホストの男が被害に遭っています。
もちろんANRIの態度が改まることはなかったようで、腹いせに仕事先を通報したあとバックレているようです。
司法判断も安易だなと思った限りです。
また、TOKIOの山口が泣きながらインタビューに答えていましたが、泣くなら最初から事件を起こすな。
TOKIOのことについて案じていましたが、あんたが案じる相手は被害者だろ。
いい加減にしろ!
マスコミもしょせんお金稼ぎしかできないのかなと思いました。
また逮捕されたんですか。
人間1度落ちたら落ちる所まで落ちますね。
母親はある意味亡くなって良かったですね。
こんな娘の姿を見たくなかったでしょう。
最初はもう一般人だからインタビューに答えないとか言って結局答えたんですよね。
結局、たいした反省なんかしてないという事です。
霊能力者が「霊視」しているものも、実際は幻覚の類かも知れません。
最近は心霊番組を全くやりなくなりましたが、
近い将来、霊能力者は統合失調症と理論付けられるかも知れません。
過去に、アンネリーゼ・ミシェルという23歳の女性が、
悪魔憑きにより亡くなる事件がありましたが、
キリスト教徒は悪魔の存在を本気で信じているようですからね。
霊能力者は統合失調症ですか。
ある意味そうとも言えるかもしれませんね。
悪魔のせいにすれば何でも楽だし簡単ですからね。