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ジェリー・インマン (アメリカ)
【 1970 ~      】



ジェリー・バック・インマン (1970年12月19日生) は、1987年、アメリカ・フロリダ州の女性を強姦した。

この時、インマンは16歳であった。

また、翌年にも女性を強姦し、逮捕されたインマンは有罪判決が下され、刑務所に収監された。


2005年8月、インマンは釈放される。


2006年5月26日、サウスカロライナ州にあるクレムソン大学に通う学生が部屋に戻った所、ルームメイトで友人のティファニー・マリー・サウアーズ (20歳♀) の遺体を発見する。

サウアーズは寝室の床に倒れ、体は部分的に布で覆われていた。

友人は前日の午後11時半頃、部屋を出たのだが、その時サウアーズと挨拶を交わしていた。

検視を行うと、サウアーズは強姦されており、死因はビキニトップで首を絞められた事によるものだった。

また、死亡推定時刻は26日の午前1時半頃だとされた。

遺体が発見された日の早朝、クレムソンの2つのATMで、サウアーズのキャッシュカードを使用しようとした男性が監視カメラに映された。

男性は顔をバンダナで覆っていた。


同年6月5日、現場に残されたDNAが、以前、性犯罪で逮捕されたインマンのものと一致する。


翌日の6日、テネシー州ダンドリッジでインマンは逮捕された。

逮捕された直後、インマンはサウアーズ殺害を認めた。

インマンはサウスカロライナ州に移送され、殺人、強姦、強盗、誘拐などで起訴された。

裁判が始まると、弁護士がインマンが子供の頃、父親に強姦された事があり、その事が彼の精神を歪ませたと情状酌量を求めた。

インマンはサウアーズを標的とした理由について、盗む物を探してクレムソンを徘徊していた時、たまたまアパートの外でサウアーズを見つけた為、標的に決めたと語った。

そして、深夜まで待ち、サウアーズが眠った頃合いを見計らって侵入したと述べた。

また、サウアーズのキャッシュカードの暗証番号を本人を脅して聞いていたのだが、その番号を忘れてしまい、引き落とす事が出来なかったと話した。


2008年8月19日、裁判でインマンは全ての罪を認め、2009年4月22日、死刑が言い渡された。

裁判官は判決を言い渡した後、インマンに対し、

「最悪の中の最悪である」

と痛烈に非難した。

判決が言い渡されると、サウアーズの母親と継父は抱き合って喜んだ。

判決が言い渡される前、インマンは裁判官に

「私のような人間に課すべき実行可能な刑は1つしかありません。そして、私はあなたがそうする事を願います。私は更生される事はありません」

と述べた。

刑務所に収監されたインマンは、現在まで7度の自殺未遂を試みている。


最後に虐待された父親の事について裁判官に語ったインマンの発言で終わりたいと思います。

「私よりもずっと悪い」



《殺人数》
1人 (他強姦多数)

《犯行期間》
2006年5月26日



∽ 総評 ∽

強盗目的で物色していた所、たまたま見掛けた女性を強姦して殺害したインマン。

インマンはたまたまサウアーズを見掛け標的としたが、こういった事を知ると「もし見られなかったら」と思い、悔しさしか滲み出ない (ただしサウアーズが標的とならなかった場合、他の人が標的となったと思われるが) 。

ただ、犯罪被害者はそんな単純で安直な理由で巻き込まれるものではあるが。

インマンは子供の頃に父親に強姦されたが、その事がトラウマになっていたのは最後の発言が物語っている。

その事自体は悲劇であり同情に値するが、だからといって犯罪を犯していいという事にならないし、罪が許される事はない。

クズでただの鬼畜のインマンだが、裁判では裁判官に自身が異常者で更生の余地がないと自覚し、死刑を求めた。

罪も素直に認め、控訴や上訴をする事もなく、悪足掻きしない所だけは唯一認められる部分である。