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ダイソン・アレン (イギリス)
【 1994 ~      】



ダイソン・アレンは、1994年、イギリス・ランカシャー州リザムで生まれた。


2012年1月7日、フレクルトンのリザム通りにあるとある一軒家には、ミシェル・スミス (36歳♀) 、長男リース (19歳) 、次男アンドリュー (16歳) 、双子の娘ホリー (4歳) とエラ (4歳) 、末っ子のジョーダン (2歳) 、祖母クリスティーン (57歳) のスミス一家が住んでいた。

この日、ミシェルの誕生日であり、家では誕生日パーティーが行われていた。

パーティーにはリースの友人家族もいた。

すると、寝室のワードローブから火が発生し、瞬く間に家全体に広がった。

リースとアンドリューは姉弟を救おうと中に入る。

しかし、ホリーとエラはすでに意識がなく、予想以上に火の回りが早く濃い有毒な煙によって遮られた為、アンドリューは外に出たが、リースはそのまま煙を吸って倒れてしまう。

警察と消防隊員が現場に到着し、消化活動と救助が行われた。

6人の消防士が家の中に入り、4人の子供を外に連れ出し、すぐに病院に搬送するが、リースとジョーダン、ホリーとエラの4人が死亡した。

子供達の死因は焼死ではなく、煙を吸った事が原因であった。

クリスティーン、アンドリュー、ミシェルの他に友人家族のベサニー (11歳♀) 、ジョディ (10歳♀) 、クロエ (7歳♀) の3人は助かった。

クリスティーンは孫のリースに感謝し、
「彼 (リース) は中に入って兄弟を救おうとした。彼の行動は非常に勇敢であった」
と述べた。

当初警察は火事は事故だと考えるが、捜査を進めると、放火の可能性が高くなる。

そして、火事が起きた時、パーティーに参加していたアレンが容疑者となる。

アレンはリースの知人であり、火事の時、アルコールと大麻により気分が高揚していた事がわかった。


警察はアレンを尋問し、同年1月11日、アレンを逮捕した。


2013年9月27日、アレンには最低9年間は仮釈放の可能性がない終身刑が言い渡された。


最後に動機について語ったアレンの発言で終わりたいと思います。

「火に魅了された」



《殺人数》
4人 (他負傷者多数)

《犯行期間》
2012年1月7日



∽ 総評 ∽

パーティーが開かれた家に火を放ち、4人の子供を殺害したアレン。

アレンは動機について「火に魅了された」と述べたが、アレンのように火に取り憑かれた殺人鬼は意外に多い。

かつて言われていたシリアルキラーの三大要素の1つに「放火」があったが、それほど、シリアルキラーと火は切っても切り離せない関係にある。

犯行時、アレンはアルコールと薬物で気分は異様なほどハイになっており、それが火を放つ要因となった。

アルコールや薬物を摂取していなければ放火しなかったかもしれないが、いずれ何かしらは確実に行う異常者なのは間違いない。

アレンは犯行時、まだ17歳であり、また、どのような家庭環境なのかもよくわからない。

ただ、9年間は仮釈放の可能性がない終身刑とい刑罰は、本当に終身刑というのだろうか。

9年後には仮釈放される可能性があるという事であり、おそらく今のイギリスならアレンの年齢も考慮すればほぼ仮釈放となる可能性が高く、もしそうなったらとても納得いかない。

イギリスは早くEUを離脱して、一刻も早く死刑を復活して頂きたい。