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キース・ルーク (アメリカ)
【 1986 ~ 2014 】



2009年1月21日、アメリカ・マサチューセッツ州ブロックトンで、キース・ルークは女性の住む家のドアをノックした。

女性が対応するとルークは女性に銃を向け、家の中に押し入ると手錠を掛けた。

そして、女性を強姦した後、肛門姦も行った。

すると、強姦している最中に女性の姉セルマ・ゴンカルブズ (20歳) が家に戻った。

強姦している様子に驚いたゴンカルブズは助けを求めに外に走って出るが、ルークは数回撃って射殺した。

ルークは弾薬を補充する為、車に戻ろうとする前に強姦したばかりの女性を撃った。

ホームレスの男性アルリンド・ゴンサルヴェス (72歳) が撃たれたゴンカルブズの救助に向かう。

ルークはゴンサルヴェスの事に気付き、撃って射殺した。

ルークは自身の車に乗り、音楽を爆音で流しながらその場を去った。

その後、警察がルークを見つけ追い詰めると、ルークと警察官による銃撃戦が展開され、ルークは逮捕された。

逮捕されたルークは白人至上主義者でありそれが動機である事がわかった。

また、ルークはシナゴーグの近くでビンゴ・プレイヤーを殺す計画があった事がわかった。

ルークのバンや寝室、犠牲者のアパートを捜査すると、ナイフやボックスカッター、ハンマーや斧、ボールギャグ (猿轡) 、手錠や弾薬3箱、ポルノDVD約100枚を発見した。

ルークは犯行については何一つ後悔していなかったが、銃撃戦の際、発砲した警察官が白人だった為、その事についてだけは後悔していると語った。

ルークは自称ネオナチであり、尋問に対して

「全ての非白人と私の問題です」

と答えた。

裁判が行われるとルークの母親が出廷し、ルークは頻繁に石のブロックで十字架を作り、その傍で眠っていたと話した。

ゴンカルブズの遺族は
「彼は生きるに値する人間ではない。コミュニティに、そして都市に非常に多くの害と苦痛を与えた人です。世界は彼がいない方がより良い場所になると思います」
と語った。


2010年4月、ルークは喉を切り自殺を図った。

ルークは手術を受け一命を取り留めるが、その後、薬を備蓄し、過剰摂取により再び自殺を試みた。

ルークは刑務所にいる間、ステープルを使って額に鉤十字を刻んだ。


2013年5月30日、ルークには2つの終身刑が言い渡された。


2014年5月12日、ルークは刑務所で自殺した。


最後に法廷で語ったルークの発言で終わりたいと思います。

「私は臆病者ではありません。私は利己的ではありません。私は悪を崇拝していません。私はもっと大きな何かの為に人生を生きています」



《殺人数》
2人 (他1人負傷)

《犯行期間》
2009年1月21日



∽ 総評 ∽

白人至上主義として女性を殺害後、助けにきた老人も殺害したルーク。

殺害されたゴンカルブズについて詳細がなくわからないが、ルークに殺されるくらいなのでおそらく黒人だったのだろう。

ただ、嫌っている黒人の妹を強姦しており、ルークの白人至上主義が大した信念もない身勝手な理屈だったのが伺える。

いつも思うのだが、白人には至上主義というのが存在するが、その他の人種、黒人や黄色人種には至上主義というのはほとんどない。

黒人だって自分達以外の人種は必要ないと思ってもいいはずだ。

不思議と白人だけであり、それだけ白人というのは自分達が最も優秀だと思い込み他の人種を見下し易い人種といえる。