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マイケル・マクダーモット (アメリカ)
【 1958 ~      】



マイケル・モーガン・マクダーモット (出生名マイケル・マクダーモット・マルティネス) は、1958年9月4日、アメリカ・マサチューセッツ州マーシュフィールドで生まれた。

父親をリチャード、母親をローズマリーといい、4人兄弟の2番目であった。

両親は共に教師で地元の歴史協会のメンバーでもあった。


マクダーモット10代の時、両親の地域活動に積極的に参加し、手助けをした。


1976年、高校を卒業するが、同級生によるとマクダーモットは明るく快活で人気があったという。


同年6月28日、マクダーモットはアメリカ海軍に入隊し、潜水艦訓練学校を経て1977年9月1日、アイダホ州アイダホ・フォールズの原子力発電訓練部隊に配属された。


1978年4月5日から1982年4月23日までUSSナーワル (潜水艦) の電気技師を務め、その後、サウスカロライナ州チャールストンにある海軍基地の人員支援部隊に配属された (この間の1980年に「マイケル・モーガン・マクダーモット」に改名している) 。


1982年6月27日、マクダーモットは名誉除隊した。

その後、1988年までメイン州ヤンキー原子力発電所で働いた。

この発電所で働いている間、マクダーモットは原子炉オペレーターになる為の訓練を受けるが、オペレーターになる事は出来なかった。


発電所を辞めた後、マクダーモットはマサチューセッツ州ウェーマスに移り、1990年、ニーダムにあるデュラセル株式会社の電池製品の技術者として働き始めた。


1992年9月26日、高校の時の知人、モニカ・シーハンと結婚する。


だが、1996年5月に別居し、1997年に正式に離婚する事となるのだが、マクダーモットはこの頃から体重がどんどん増えていった。


2000年2月、デュラセルを辞め、転職の為にコネチカット州ベセルに移動し、同年3月にマサチューセッツ州ウェークフィールドにある「Edgewater Technology」に入社した。


同年10月31日、マクダーモットは家賃を払う事が出来ずアパートを追い出されると、マサチューセッツ州ハーヴァーヒルにあるアパートへ引っ越した。


同年12月26日、マクダーモットはチェック柄のシャツとジーンズを着て、AKー47アサルトライフル、ショットガン、半自動ピストルで武装すると、「Edgewater Technology」に向かった。

そして、同僚とビデオゲームについて談笑した後、午前11時過ぎ、ロビーを歩き始めた。

同僚が「どこに行くんだ?」とマクダーモットに問いかけると、

「人事部だ」

と答え、レセプションで2人の従業員を撃って射殺した。
 
人事部ホールに降りると3人を射殺し、ドアを突き破ると2人を射殺した (1人は机の下に身を隠し助かった) 。

その後、再びロビーに戻り、椅子に座り警察が到着するのを待ち、駆けつけた警察官に逮捕された。

殺害されたのはクレイグ・ウッド (29歳♂人事) 、ジャニス・ハガティー (46歳♀オフィスマネージャー) 、ジェニファー・ブラッグ・カポビアンコ (29歳♀マーケティング) 、シェリル・トロイ (50歳♀副社長) 、ローズ・マンフレーディ (48歳♀給与計算部門経理) 、ルイス・ジャベル (58歳♂コンサルティングディレクター) 、ポール・マルソー (36歳♂技術者) の7人で、負傷者はいなかった。


裁判が始まると、マクダーモットは自分は魂がない状態で生まれ、魂を戻す為には過去に遡りナチスを殺す事だと神が述べたと語った。

「時間を遡ってヒトラーと最後の6人のナチスを殺した」

と主張した。

しかし、検察はマクダーモットが養育費を払わなければならず、1週間程前に給料の前払いを求めており、それを拒否されていた。

それが殺害動機であると主張した。


2002年、マクダーモットは7つの第一級謀殺で有罪判決となり、7つの仮釈放の可能性がない終身刑が言い渡された。



《殺人数》
7人

《犯行期間》
2000年12月26日



∽ 総評 ∽

自身が勤務する会社に乗り込み、7人を射殺したマクダーモット。

動機について本人は魂を取り戻す為に過去に遡ってナチスを殺す必要があったと述べたが、もちろんそんな事が動機として通用するはずはない。

おそらく統合失調症による無罪判決を狙っての発言であり、間違いなく動機は検察の言っている事が正しい。

こういった「マス・マーダラー」は基本的に自暴自棄となり相手構わず犯行に及ぶものだが、マクダーモットは同僚とゲームの話をし、その後、的確に相手を狙っている。

離婚、そして、家賃の支払いが滞りアパートを追い出され、元妻には養育費を請求される。

金銭的な原因がマクダーモットを追い詰めたと思われる。