ロマーナ・ジーナートヴァ (チェコ)
【 1975 ~ 】
2011年9月2日、チェコ・スビタビ地区シルキー・ドゥールに、ロマーナ・ジーナートヴァは、ロマーナ (2ヶ月♀) 、ルーカス (2歳♂) 、エリシュカ (4歳♀) 、デイビッド (8歳♂) の4人の子供と数日前から訪れていた。
そして、ジーナートヴァはロマーナとルーカス、エリシュカをナイフで首と手首を切って殺害。
最後にデイビッドを枕を押し当て窒息死させた。
子供達を殺害した後、ジーナートヴァは屋根裏部屋で手首を切り、首を吊って自殺を図った。
すると、ジーナートヴァの恋人が家を訪れ、その様子に驚きすぐに警察に通報した。
駆けつけた警察官が首を吊っているジーナートヴァの縄を切ってすぐに病院へ搬送し、治療の結果一命を取り留めた。
ジーナートヴァを知る住人によると、彼女は大変な子供想いでよく世話をしていたという。
殺害動機だが、実はジーナートヴァは離婚しており、子供達の親権について元夫と争っていた。
子供達の親権を失うのでは恐れ、犯行に及んだと推測された。
また、現パートナーとも上手くいっていなかった事も拍車を掛けたと思われた。
意識が戻ったジーナートヴァに警察が尋問するが、事件の事はもちろん自分に子供なんかいないと主張した。
しかし、専門家は首を吊ったショックを利用した記憶喪失のふりをしていると考えた。
質問してもほとんど感情を表さず、時々信じられないくらい激しく頭を振った。
捜査官は犯行現場の写真を見せて思い出させようとするが、ジーナートヴァは見るのを拒絶した。
心理学者や精神科医がジーナートヴァを診察するが、精神障害もなく何の問題もないとした。
裁判が行われるが、法廷でもジーナートヴァは事件の事を何も覚えていないと供述した。
また、法廷でも感情をほとんど表さなかった。
法廷で事件直後に犯行現場を撮影した映像が流れた際も、無表情で後悔の念を示さなかった。
2012年5月11日、ジーナートヴァに終身刑が言い渡された。
すると、判決を言い渡した直後、ジーナートヴァはその場に崩れ落ちた。
その為、判決に対する異議申し立てを行う事も出来なかった為、判決の確定は別の日となった。
そして、同年5月30日、改めてジーナートヴァに終身刑が言い渡された。
判決を不服としたジーナートヴァは弁護士に相談した後、プラハ高等裁判所に控訴した。
同年9月19日、高等裁判所はジーナートヴァの控訴を棄却、刑が確定した。
《殺人数》
4人
《犯行期間》
2011年9月2日
∽ 総評 ∽
親権が奪われる恐怖から我が子を皆殺しにしたジーナートヴァ。
このジーナートヴァのように我が子を獲られると思いこういった非常に行動に出る母親は意外に多い。
以前、紹介したイギリスのテレサ・リギも、子供を奪われるという理由で殺害して自らも自殺を図った。
だが、リギは子供を奪われるからというよりも自分の事しか考えていない節があった。
このジーナートヴァはリギとは違い手首を切って首を吊っていた事から本当に死のうとは思っていたと思う。
ただ、その後の行動を見ると子供を失った辛さや反省はみられず、正直子供を失いたくなかったからというのはかなり怪しい。
もし、本当にそうなら記憶喪失や精神異常を装らず、素直に刑に服するだろうし、控訴している時点で反省していないのは明白だ。
リギもそうだが、こんな母親の下に生まれてしまった事を嘆くしかない。
コメント
コメント一覧 (14)
子供をペットやおもちゃとしてしか見ていないから簡単に殺せるのでしょう。
いらなくなったゴミを捨てるような感覚で。
裁判中に仮病を使っているということは反省の色は0。
このまま終身刑を言い渡せばよかったんです。
そもそもなぜ、冤罪の可能性が全くない凶悪犯罪者に甘くできるのか?
理解に苦しむばかりか、理解不能です。
リギのように苦しんで死んでくれたら多少は慰められたのに。
そうですね。
反省はもちろんないですし何とか罪から逃れようとしているのが見え見えです。
まあ所詮他人事だからでしょう。
無理心中を謀る母親は普通なら子供の近くで自殺を謀るモノなんてす。
※子供と離れ離れになりたくないから起こすワケですから・・・・・・
ワザワザ離れた屋根裏部屋に移動したのは自殺を演出し易いからです。
自らリストカットしているようですが浅く手首に沿って切っても失血死する程の出血はしませんし、出血した手首を内に曲げ心臓より高くしていれば出血を抑えられます。
普通に首吊りすれば10秒もしない内に意識が断たれ、5分もすれば亡くなります。
子供殺害後に首吊りしたのなら通常、助からないと思います。
リスクはありますが、恋人が屋根裏部屋に至る直前に首吊りを決行すれば、助かる可能性は非常に高くなります。
※3分以内なら障害も残らないと考えられています。
自ら起こした事件でショックを受けて記憶障害(※健忘)になる事はありますが、当人にとって都合が悪い部分だけを忘れるのは有り得ません。
精神科医が子供の事を聞いて「子供はいません!」と答えた時点で記憶障害は排除されます。
※何故かと応え方は知っていますが悪用される怖れもありますので書きません。
ですから今回の女クソムシは意図的に子供達を殺害し、言い逃れの為に記憶障害で無罪を勝ち取ろうとしたと推測されます。
恋人も共犯の疑いがありますね。
そうですね。
衝動的と見せ掛けた計画的犯行の可能性高いです。
冷静に挙げられるとますます自殺が嘘臭く思えますね。
恋人も確かに怪しさがみえてきますね。
手首も少し痛むくらいの浅い傷程度だったと思いますね。自分の身体を傷つけたのは罪を軽くするためでしょうかね。
ありそうですね。
よくある手口ではありすからね。
自分も被害者を装うのは。
そうですよね。よくある手口だと思います。
同じ子殺しのダーリールチエなんかも自分で首や腕をナイフで切ったりしてましたもんね…
でも、痛いからなのか切った傷が浅く、逆に怪しまれたりして捕まるてオチ。
痛い思いして捕まるなんてダサいですし、愚かすぎます。
このチェコ人女も被害者ぶるためやったけどその行為が疑われて精神障害認定もされず上手くいきませんでしたね。
痛みに耐えたのが水の泡になり泣いてそうです。
よく1人だけ殺されて1人は助かるという事がありますが、基本的に犯人1人殺したのにもう1人を生かす理由がありません。
まあ誰だってわかっていると思いますが。
本当ですね。
処分されたのはマリオン・ウィルソンといい、、共犯のロバート・バッツと共謀してドノバン・パークスと言う男を射殺しました。
掲載していただけたら幸いです
今度調べてみます。
暴漢に襲われたと偽装する為に、自分の腕を拳銃で撃ち、
その手で1時間以上も運転して助けを求めたらしいですね。
想像を絶する痛みだったでしょう。
自らを傷付けるのは「子供を庇って負傷した」事を印象付ける為ですが、
それにしても凄いです。
やはり女性は男性に比べて、痛みに強いですね。
まだ掲載してませんが有名な人物ですね。
女性が男性より痛みが強いといわれますが、本当に強いですよね。
こないだ手に電流が走るゲームを家族でやったのですが、男性は皆痛いと騒いでいたのに女性はそうでもないと言ってました。