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ホセ・ディエゴ (スペイン)
【 1981 ~      】



2008年7月7日、スペイン・ナバーラ州パンプローナで、スペイン三大祭り「サン・フェルミン祭り」が始まった直後、ホセ・ディエゴ・イラネス・ビスケーは、ナゴーレ・ラッフェージ・カサソラ (20歳♀) を殺害する。

ディエゴはその日のうちに逮捕された。

ディエゴとカサソラはナバラ大学の診療所で出会った。

この時、ディエゴは精神医学を学ぶ常駐の精神科医で、カサソラは看護師の見習いであった。

当初、2人は個人的な関係はなかった。

だが、犯行当日、ディエゴがカサソラを家に招いた。

そして、ディエゴがカサソラに性行為を求めると、カサソラが拒絶した。

その事に怒りを覚えたディエゴがカサソラを殺害したのだった。

ディエゴはカサソラ殺害後、指を持ち帰ろうとしたが切断する道具がないので諦めていた事がわかった。


2009年11月19日、ディエゴは懲役12年6ヶ月が言い渡された。

刑務所に収監されたディエゴだったが、裁判所は9年8ヶ月後 (2019年7月) に仮釈放する事を認めた。

仮釈放された後、ディエゴは姓名の順序を変えてその身元を隠し保護される事が決まり、また、精神科医として2020年以降、再び働く事が保障された。



《殺人数》
1人

《犯行期間》
2008年7月7日



∽ 総評 ∽

同僚の女性を殺害した精神科医のディエゴ。

おそらく精神科医という職業と、見た目も端正な顔立ちだった為、日頃からモテたのだろう。

それが看護師見習いの女性に拒絶された事に対してプライドが許さなかったのだと推測される。

怒りで殺害に至ったと思われるが、指を切り取ろうとしたが道具がなくて諦めたという異常性は元々備わっていたと思われる。

ディエゴは来月には釈放され、身元が保護される事が決定している。

激甘司法のヨーロッパではよくある事だが、それにしてもあまりに酷い。

しかも、精神科医としての免許が剥奪される事もなく、2020年以降再び働く事が可能という体たらくであった。

私が遺族ならあまりの怒りに発狂しそうである。