クリストファー・スカーバー (アメリカ)
【 1969 ~ 】
クリストファー・J・スカーバーは、1969年7月6日、アメリカ・ウィスコンシン州ミルウォーキーで生まれた。
スカーバーは5人兄弟の2番目であった。
スカーバーはジェームズ・マディソン高校に通うが、高校2年の時に脱落した。
この頃、母親のアルコール依存症は激しくなり、スカーバーは無理やり家を追い出された。
スカーバーは職業訓練プログラムにより大工見習いとして働き始める。
プログラム終了後、スカーバーはフルタイムで雇われる予定であったが、別の人間が雇われる事となり、スカーバーは雇われなかった。
自分が雇われなかったのはこの時のプログラム事務所の責任者エドワード・パッツのせいだとスカーバーは考える。
1990年6月1日、スカーバーは訓練プログラム事務所に行くと、パッツの後任スティーブ・ローマンを見つける。
スカーバーは自分が働けなくなったのはパッツが原因だと訴え、ローマンに金銭を要求した。
ローマンはしつこいスカーバーに15ドル (約2000円) 払って追い払おうとした。
その金額に激怒したスカーバーはローマンの頭を撃った。
その後、ローマンはマネージャーのジョン・フェイアンに金銭を要求した。
スカーバーは3000ドル (約40万円) の小切手を受けとると、逃走する前にローマンを更に2度撃って射殺した。
逮捕されたスカーバーは有罪判決となり、刑務所に収監されると共にコロンビア矯正施設に収容される事となった。
1992年、スカーバーは診察を受けると、統合失調症と診断され、メサイアコンプレックス (救世主妄想) を強く抱いている事がわかった。
1994年11月28日、スカーバーは2人の受刑者ジェシー・アンダーソンと『ミルウォーキーの食人鬼』ことジェフリー・ダーマーと刑務所の体育館のトイレを掃除する事となった。
すると、スカーバーは運動器具から取り外した20インチ (約50cm) の金属棒で2人に殴り掛かった。
その後、倒れている2人を看守が見つけ、病院に搬送された。
ダーマーは搬送途中で死亡し、アンダーソンは2日後に死亡した。
スカーバーは裁判に耐えうる精神状態と診断され、更に2つの終身刑が言い渡された。
2005年、スカーバーはウィスコンシン州安全プログラム機構の職員に対して連邦公民権訴訟を提起し、憲法上の権利に反して残酷で異常な処罰を受けたと主張した。
その主張とはダーマーを殺害した後、16ヶ月もの間、独房に入れられたというものだった。
ウィスコンシン州地方裁判所の裁判官は、スカーバーのいくつかの訴訟を棄却し、職員の行為が違法ではないと見なした。
2006年、スカーバーは裁判所の判決に対して不服申し立てを行った。
その後、連邦地方裁判所の裁判官は、スカーバーが重度の精神障害者としてウィスコンシン州からの移転を命じ、最終的にコロラド州センテニアル矯正施設に移転した。
2012年、スカーバーはダーマーについて本を書く許可を得た。
2015年、スカーバーはダーマー殺害について無罪だと主張した。
スカーバーは刑務所の食事の時、ダーマーが食べ物を人間の体に見立て、その上にケチャップを垂らして血に見せ、その後、バラバラにして切断した手足を演出した事に受刑者たちを怒らせたと述べた。
また、ダーマーが仲間の受刑者たちとよく口論を起こしており、仲間たちから非常に不評であったとも述べた。
スカーバーはダーマー殺害直前、ダーマーの数々の犯行について書かれた新聞を提示し、その内容が正しいか問いただしていた。
同年、スカーバーはダーマーの事についてブログに投稿している。
最後にフェイアンにお金を要求した時のスカーバーの発言で終わりたいと思います。
「冗談だと思いますか?私はもっとお金が必要です」
《殺人数》
3人
《犯行期間》
1990年6月1日、1994年11月28日
∽ 総評 ∽
『ミルウォーキーの食人鬼』と呼ばれ、90年代を震撼させたジェフリー・ダーマーを殺害したスカーバー。
スカーバーはダーマーを殺害した事で有名な人物となった。
終身刑となったダーマーを殺してくれた事は素晴らしい事だが、その事で有名になって一目置かれ、図に乗っている感が否めない。
本人も「ダーマーを殺したのは俺だ」と自慢している節があり、ちんけな犯罪者のくせに何を偉そうな態度をとっているのだと思う。
ダーマーを殺害してくれた事は褒められるが、16ヶ月独房に入れられる事の何が残酷で異常な処罰なのか理解出来ない。
いや、理解出来ないというよりもよくそんな事を恥ずかしげもなく言えるものだと思う。
ただ、そんなに文句を言っているくせにダーマーの本を書かせて欲しいと主張した。
ダーマーで金儲けしようという浅はかな考え方が見え見えで、そんな事を許す司法に問題がある。
コメント
コメント一覧 (21)
鬼畜を2匹葬ったのはいいことですが、動機が金欲しいというしょうもない理由。
しかもブログで犯行を自慢し、刑務所の待遇が悪いとホザくおこがましさ。
この事件をきっかけに死刑を復活させて何百匹といる凶悪犯罪者も一斉に駆除すればいいのにと本気で思いました。
こういう悪者は最後まで悪者の方が個人的には良いですね。
中途半端に反省や後悔などされたら余計にムカつくだけですし。
犯罪者が権利を主張するなんてそんな事許すから図に乗るんです。
少しでもなめた態度とったら即処刑すれば誰も何も言わなくなるでしょう。
まだないですね。
スカーバーの記事を調べていた時に一緒に出てきて気になって調べてみました。
今度掲載するのでお待ち下さい。
被害妄想は一見して統合失調症の陽性症状にも感じますが、思考が金銭を奪う事に統一され用意周到に準備をしており行動も一貫しています。
これは、統合失調症の陽性症状には当て嵌まりません!
そもそも統合失調症は脳が情報を纏め上げる機能が減退してしまう事であり、この凶悪クソムシには診られません!
過剰に自己評価だけが高い勘違い野郎に過ぎません!!!
強盗殺人鬼のクセに収監されながら次々と訴状を起こす権利だけを求め、義務を全く果たさない姿勢の愚劣さが「過剰に自己評価だけが高い勘違い野郎」に確証を与えています。
恐らくは職業訓練所から凶悪クソムシのプロフィールが送られた雇い主から断られたのだと思います。
雇う側としては選ぶ権利がありますから・・・・・・慧眼だったのですが犠牲者となったスティーブ・ローマン氏にだけ悪意が向けられてしまった悲劇。
凶悪クソムシが凶悪クソムシ2匹を殺害したのは喜ばしい事ですが「救世主妄想」による行動では無くて自叙伝を執筆する時の為に予め計画的に行われたフシがあります。
予め運動器具から取り外した金属棒を準備していた
ダーマー等の目前で準備したら察知されると考えます!シリアルキラーとしては格上ですから・・・
国民の権利とは法律を遵守し義務を果たしてこそだと私は思います。
ナニも果たさず権利だけを主張する凶悪クソムシには人権なんぞ過ぎたるシロモノです!
刑務所でクソムシ共に苦役を課すべきでしょう!そして利益の95%は犠牲者遺族や被害者へ支給し、残りがクソムシの食事等にして働かなければ食わすべきでは無いと考えます!!!
おそらくそうでしょうね。
何でも統合失調症のような精神の病気で片付けようとする神経が許せませんね。
よくこれだけの犯罪を起こしておいて権利だけは主張するなと呆れてしまいます。
アンネシュ・ブレイビクもそうですがよくある鬼畜の思考ではありますが。
予め準備していたでしょうね。
異常振りではダーマーの足元にも及ばないでしょうから。
「テメェらを血の海にしてぶち殺すぞ!!」
とぬかし警備員に唾を吐いたり、蹴りあげたりしたそうです。
騒ぎは1時間以上続いたそうです。
掲載していただけたら幸いです。
次から次へと異常な犯罪は尽きないですね。
「もう乗せる事件がない」といってブログを止めたいと思っているのにむしろ書ききれない多さです。
今度調べてみます。
そうですね。
ダーマーともう1人を始末してくれたのは称賛に値しますね。
私はまだ行ってないですが悩んでますね。
誰も魅力的じゃないし、街頭演説でいくら良い事言っても積極何も出来ないですからね。
そうでしょうね。
世間がダーマーと騒いでいる所に便乗したのでしょう。
最も卑怯で許せない殺人鬼ですね。
今の選挙に期待する事はないので、私の場合は投票したい人がいない場合は行かないですね。
凶悪犯の収容されている刑務所も受刑者に対しての手厚い保護とか無くして受刑者どうし殴りあいでもさせる場所になれば良いです
なかなかのクズですね。
食べ物や与える物を減らせばおのずと争いが起こると思うので是非そうして欲しいですね。
目的の人物の後任の人すげぇとばっちりですね。こんな奴雇う所ねーだろと思いました。
私もよくはわかりませんね。
とばっちりもとばっちりです。
可哀想なんてものじゃないですね。
採用されなかったのもそういうりゆうかな?
おそらく見抜いていたのでしょう。
これが真意