ユージーン・マクウォーターズ (アメリカ)
【 1978 ~ 】
2004年3月31日、アメリカ・フロリダ州マーティン郡ポート・サレアノ地区で、ジャクリーン・ブラッドリー (43歳♀) の分解された遺体が発見される。
分解された部位は排水路に浮かんでいた。
翌日の4月1日、警察は捜査を始め、ブラッドリーはホームレス・キャンプの住人であり、「ジャクリーン・クラーク」という名前で知られていた事がわかった。
聞き込みを行うと、ブラッドリーがユージーン・ウェイマン・マクウォーターズという男性と1週間前の3月24日にキャンプを去ったという目撃情報を入手する。
同年4月2日、警察官がガーデンストリートで姉と一緒に住んでいたマクウォーターズを訪ねる。
同年4月15日、マクウォーターズは嘘発見器テストを受ける事となった。
テストを行った警察官が「ジャッキー・クラークの首を絞めたか?」という質問に対してマクウォーターズは「いいえ」と答えるが、反応はなかった。
また、「あなたはジャッキー・クラークの遺体を処分しましたか?」という質問にも何の反応を示さなかった。
ただ、質問した警察官は、マクウォーターズの受け答えが欺瞞的であったと語った。
同年6月2日、キャリー・コーギー (18歳♀) の遺体がポート・サレアノにある池の土手で発見された。
コーギーはTシャツが脇の下まで押し上げられていた半裸体姿であった。
コーギーは3日前の5月31日の早い時間にコーブ・ロードにあるコンビニの駐車場で姿を見られたのが最後であった。
目撃者によると、コーギーが歩いている所、男性が近づいていったという。
同年6月7日、コーギーの遺体が発見された場所からほど近いコーブ・ロードの森の中でクリスタル・ウィギンス (29歳♀) の遺体が発見される。
ウィギンスの友人3人によると、5月30日の夜に開かれたパーティーで会ったのが最後であった。
友人3人は薬のお金を手に入れる為にウィギンスを置いてその場を去り、パーティーに戻るとすでにウィギンスの姿はなかったと語った。
話を聞くとウィギンスはマクウォーターズと2人でその場を離れ、少し経ってマクウォーターズが1人で戻って来たという。
同年6月23日、マクウォーターズは逮捕された。
マクウォーターズはこれまでサレアノ地区での3人の女性への強姦殺人を認めた。
2006年9月28日、マクウォーターズは殺人と強姦で有罪判決が下され、同年12月4日、3つの死刑と3つの終身刑が言い渡された。
判決を言い渡されたマクウォーターズは涙を流した。
しかし、マクウォーターズは殺人を告白するよう捜査官に違法によって騙されたと主張し、上訴した。
2010年3月、フロリダ州最高裁判所は、マクウォーターズの上訴を棄却し、判決を支持した。
最後に殺人について語ったマクウォーターズの発言で終わりたいと思います。
「どうやったのか、何故したのかわからない。それは私自身の謎です」
《殺人数》
3人
《犯行期間》
2004年3月24日~同年5月31日
∽ 総評 ∽
『The Salerno Strangler (サレアノの絞殺魔)』と呼ばれ、3人の女性を強姦して殺害したマクウォーターズ。
マクウォーターズは犯行に及ぶまでどのような人生を送ってきたのか詳細がなくわからない。
ただ、姉と暮らしていたのでおそらく独身であったろう。
マクウォーターズは判決後に涙を流したが、泣きたいのは被害者や遺族である。
そのくせ違法に騙され自白させられたと上訴する。
反省どころかさも自分が被害者だと言わんばかりであり、殺人犯の中でも特に許されない鬼畜といえる。
マクウォーターズの死刑はいまだ執行されていないが、その間、刑務所の中で絵を描いている。
刑務所で絵を描く殺人鬼は意外に多く、有名なのは自身のピエロ姿を描いたジョン・ゲイシーだが、その絵は俳優ジョニー・デップが所持するなど非常に人気が高い。
ほとんどの絵が異常な自分自身を投影するかのようなおぞましいものばかりで、このマクウォーターズも骸骨の絵ばかりを描いており、その異常性が伺える。
コメント
コメント一覧 (23)
犠牲者のお骨のスケッチしてうっとりするのはこいつの1番の快楽だったのでしょう。
強姦、殺害して嘘しか言わないなんて最低も最低ですよね。
もろもろ考えても死刑は当然です。
早く執行してほしいですね。
刑務所で描いている絵もお金の余った金持ちが出来心で買いそうですし (もう買われているかもしれませんが) 。
絵が売れたら図に乗るのは見え見えなのでさっさと執行すべきですね。
嘘発見器といっても完璧ではないですし、平然と嘘をつけるサイコパスのような人間は嘘発見器程度には引っ掛かりませんね。
日本も死刑囚の描いた絵が個展であるくらいで、
植松聖、林真須美、宮崎勤等絵を描いてますがどれも色使いや雰囲気が独創的で感心します。
やはり常人とは感性が違うのだなと改めて思いました。
悪趣味で飾るような絵ではないので私的に欲しくはないですが、不思議な魅力を感じましたね。
仰る通り人を殺せるような人間ですからね、常人とは違う感覚は間違いなくあるでしょう。
ある意味、深層心理や闇、感情を超越しているともいえます。
「殺人鬼が描いた」という先入観を抜きにして絵だけパッと見せられたらある意味魅力を感じてしまうのかもしれません。
自分がどうやったのかわからないという発言、判決を聞き涙を流すなど身勝手な面が目立つ奴ですね。泣くくらいなら、最初からするなと言いたいです。
嘘をついた場合、ほとんどの人が負い目を感じます。
だから表情や言動に表れバレるのですが、異常者はその嘘を嘘だと思っていません。
だからバレないし騙せるのです。
泣いたのも少しでも罪を軽くしたいが為の嘘でしょう。
けど、それに裁判官や陪審は騙されるんですよね。
特に罪悪感を持たない凶悪鬼畜クソムシには全く効果(反応)が期待できないのだそうです。
今回の凶悪強姦殺人クソムシにしても罪悪感のカケラも無い快楽鬼畜のようてすので反応が無かったのでしょう。
しかし、反応は無くても表情と態度は違います!
大抵の凶悪クソムシは殺人の事を「そんな事か・・・」と思ってせせら笑っているそうなので逆に嘘発見器が使われた事によって判明したりするんですよ。
※凶悪クソムシは嘘発見器に気を取られているので感情や態度が読み易くなるようです。
裁判での判決に涙を流したのも「死刑判決がくだった自分自身」にでしょう!間違い無く!!
正直、嘘発見器を行っている様子を見た事ある人なら「これって本当に効果あるのか?」と誰しも思ったと思います。
こんな異常者が反省や後悔などするはずもなく、「もう殺せないのか」という悔し涙でしょう所詮。
だって、息をするようにウソをつき、良心など死んでるか初めっから欠けているのですから。
正直に話せば減刑するとうそぶき、ある程度の証拠がそろったところで取り調べを終えて処刑べきと思います。
とくにひきょうで狡猾で身勝手な凶悪犯罪者に。
その通りですね。
むしろそんな機械でバレるようでは連続殺人など不可能でしょう。
あくまで個人的ですが、こういう共感性の無い殺人鬼に限って、自分の痛みには非常に敏感のような気がします
まあこういった鬼畜は大体そういう思考の持ち主ですよ。
アルバート・フィッシュやジェフリー・ダーマーのように自分の命にも淡白でしたが、自分の命に固執する鬼畜は余計許せないですね。
障害者のところにお見舞いいって好感度アピール
パイレーツ・オブ・カリビアンとかいう血も流れない、しょーもないディズニー映画が人気なの?ワールドエンドで切ったわ。お子ちゃま海賊映画で小遣い稼ぎかあ
昔、あまり売れてない頃は怪演や独特な感じが好きでしたが、私も死刑反対や抗議運動とかで嫌いになりましたね。
偽善者俳優か
いるいる
今何してんのかなと調べたら、ディズニーから解雇されてジャック・スパロウ役から降ろされて窮地だってよwwwざまあwwww
そうなんですね。
ただ、もうお金は稼いでいるでしょうね。
殺人犯の絵を販売って日本では考えられないですね。
最初は役の中だけかなと思って見てましたが、シリアルキラーの絵を買ったりしている時点でゾッとしました。
禍々しさが顔から出ているんでしょうかね?
減刑や死刑廃止の運動も、どうせ自分が捕まった時の予防線かなとうすうす感じました。
事実家庭内暴力などで訴えられているし。
きっと平気でお客さんを傷つけるような発言をしそうだからディズニーから首を切られたのでしょう。
普通は買いませんからね。
絵も特に上手く描けてるわけでもないですし。
まあそういう人間なのでしょう。