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ベロニカ・ゴンザレス (アメリカ)
【 1968 ~      】



1995年7月21日、アメリカ・カリフォルニア州チュラビスタでベロニカとイワンのゴンザレス夫妻が逮捕される。

逮捕された理由は姪ジェニー・ロジャス (4歳) を虐待死させた為だった。

ゴンザレス夫妻はジェニーを日常的に虐待した。

ジェニーは実の父親から虐待を受け、その父親が虐待で刑務所に入り、母親が薬物治療の為に施設に入った為、両親がいなくなった。

そこで、ゴンザレス夫妻がジェニーを引き取る事にし、親権が認められたのだった。

だが、引き取ってからすぐに虐待が始まり、ジェニーは小さな箱の中に住む事を強制された。

そして、手錠をかけて執拗に殴打し、顔と上半身をドライヤーで燃やし、クローゼットに押し込めフックに何時間も吊るした。

凄惨な虐待は6ヶ月間も続き、事件当日は皮膚が剥がれる程の熱湯のお風呂に約2時間入れられた。

ゴンザレス夫妻には他に実の子供6人がおり、自分達の子供には一切虐待は行っていなかった。

また、夫妻はメタンフェタミン中毒である事がわかった。


裁判が始まると検察は夫妻に死刑を求刑する。

しかし、弁護側はベロニカは初めての犯罪であり、イワンに支配され嫌々虐待に荷担し、また、犯行時、メタンフェタミンによりまともな精神状態になかったと主張した。

裁判官は、確かにメタンフェタミンによりまともな判断が出来る状態になかったと認めたが、自分の行為がどれだけの事態を招くか十分理解出来たと述べた。


1998年7月20日、ベロニカには死刑が言い渡された。

イワンにも死刑が言い渡された。

ゴンザレス夫妻はカリフォルニア州史上、死刑を宣告された初めての夫婦となった。



《殺人数》
1人

《虐待期間》
1995年1月~1995年7月21日



∽ 総評 ∽

姪っ子を凄惨な虐待の末、殺害したベロニカ。

虐待事件は最近日本でも頻発しており、珍しいという事はない。

今回の事件はアメリカで有名な虐待事件であるガートルード・バニシェフスキーの事件に似ている。

バニシェフスキーも少女を (お金目的で) 引き取り凄惨な虐待を繰り返し、実の子供は一切虐待しなかった。

ただ、バニシェフスキーが虐待した少女は、血の繋がらない赤の他人であったが、ベロニカが虐待したのは姪である。

いつも思うのだが、何故、わざわざ虐待するのに引き取るのか理解出来ない。

日頃のストレス発散の為に引き取ったのかもしれないが、もしそうだとしたら尚更許されない。

そもそも、両親がいなくなったといえどメタンフェタミン中毒である夫妻に親権が渡る事が理解出来ない。

日本でも近所の人が気付いていたり、何度も児童局の職員が訪ねているにもかかわらず虐待死を招くが、何とかならないものかと思う。