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蒋 開枝 (ジィァン・カイジー 中国)
【 1961 ~      】



蒋開枝含む36人は、2009年末から2010年8月にかけ、中国雲南省曲靖市や郊外等で、乳児を誘拐したり金で買ったりした。

そして、誘拐した乳児を河南省で売り捌いた。

男児は1人3万元 (約40万円) 、女児は1人2万元 (約27万円) 程の売り上げを手にしていた。

蒋は合計223人の乳児を売った為、少なくとも446万元 (約6000万円) の利益を得ていた。

蒋はその利益の中から女性たちに報酬として1回に1000元 (約1万3000円) から2000元 (2万6000円) を支払っていた。

蒋ら36人全員が逮捕されたが、その内、女性は28人で、辺鄙な山岳地帯出身者が多かった。

また、36人の内、34人とほとんどが文盲 (無学で読み書きが出来ない様) や半文盲であった。

その為、グループの女性の1人が乳児の母親を演じ、偽の出生証明書を持参して乳児を届けていた。

蒋らは乳児を河南省に送る際は (雲南省から河南省までは2000km以上離れている) 、飛行機を使っていた。

これは列車よりもリスクと疲労が少ないからであった。


2012年6月16日、裁判で蒋は人身売買の罪で死刑判決と政治的権利の剥奪、全財産の没収が言い渡された。

主要メンバーであった彭慶托 (ポン・チートゥォ) は終身刑と全財産の没収、寧選斌 (ニン・ヂュァンビン) 、張林鵬 (ヂャン・リンポン) 、裴文蘭 (ペイ・ウェンラン) の3人は懲役15年と10万元 (約13万円) の罰金、他31人には懲役3年から14年と罰金がそれぞれ言い渡された。

しかし、蒋ら36人はこの第一審判決を受け入れる事を拒否する。


2013年5月17日午後4時、雲南省高等人民法院は、蒋らに新たな判決を下した。

しかし、この判決に関しては公に発表されていない。



《人身売買数》
223人

《犯行期間》
2009年12月~2010年8月



∽ 総評 ∽

実に200人以上の乳児を売り捌いた蒋ら36人。

36人というのはかなりの人数であり、組織化され計画的に犯行に及んだのだろう。

日本では考えられない事だが、中国では人身売買や臓器売買が盛んに行われている。

だが、中国では誘拐側は罪になるが、買う側には基本的に罰則がない。

また、中国は最近まで「一人っ子政策」が行われていた為、子供の存在、特に男の子は貴重とされている。

その為、誘拐による人身売買が後を絶たない。

蒋は死刑判決が下されたが、死刑が執行された様子がない (というか判決後の詳細がない) 。

たまにそういう事があるが不思議でならない。