ヘクトル・サンチェス (アルゼンチン)
【 1973 ~ 2017 】
ジェシカ・マレラ・マルティネス (9歳♀) は、アルゼンチン・アベジャネーダで両親と住んでいた。
2003年10月19日、この日は母の日であり、マルティネスは父親に母親へのプレゼントを買いたいとお金をねだった。
父親はお金を渡し、マルティネスは笑顔で家を出てキオスクへ向かった。
だが、マルティネスは家に戻る事はなかった。
警察はすぐに捜索を開始する。
マルティネス失踪はテレビでも大々的に報道され、その捜索は大規模なものとなった。
マルティネスの両親は隣人のヘクトル・アンセルモ・サンチェスという男性を容疑者として警察に指摘した (この時、サンチェスはすでに2度、少女を強姦して罰せられた犯罪歴があった)。
だが、警察はサンチェスを容疑者としなかった。
結局、マルティネスは見つからなかった。
2004年2月19日、サンチェスの弟ヒューゴ・サンチェスがマルティネスの家に行き、兄のサンチェスがマルティネスを殺害したと両親に告げた。
そして、10日前の9日に、モニカ・ヴェガ (13歳♀) を殺害したと話した。
ヴェガはサンチェスの妻アドリアナ・エリザベス・フルトスの姪であった。
マルティネスの両親はすぐに警察に連絡し、翌日、警察はサンチェスの家の大規模な調査を行った。
すると、家はすでに捨てられボロボロであり、そこにマルティネスの服や持ち物等が見つかった。
遺体は発見されなかったが、警察は殺害に関与しているとして、ヒューゴとフルトスを逮捕した。
翌日、サンチェスは他の兄弟の家に隠れていた所を逮捕された。
警察が捜査を進め家を調べると、間もなくヴェガの遺体が発見される。
ヴェガは盲目であり、強姦され手で窒息させられていた事がわかった。
また、ヴェガの死因は溺死である事がわかり、まだ生きている時に井戸に投げ込まれていた事が判明した。
更に捜査を続け、4ヶ月後、ヴェガが見つかった中庭に奇妙な床に気付いた。
床はセメントで固められていたのだが、それを取り除くと、中から少女の遺体が発見された。
初めは遺体の腐敗が進んでいた事と別の服を着ていた為、誰かわからなかったが、後にマルティネスだと判明した。
マルティネスは強姦され、首を絞められ殺害された事がわかった。
警察はマルティネスの遺体を発見した後、2人の遺体が発見されたサンチェスの家を『La casa del horror (恐怖の家) 』と呼んだ。
逮捕されたサンチェスは、殺人は認めたものの、強姦した覚えはないと述べた。
強姦していない理由を、サンチェスはマルティネス殺害は性的欲望ではなく怨恨だからだと語った。
実は以前、マルティネスの父親ヴィクトルがサンチェスに借金があり、その恨みを娘のマルティネスに晴らしたのだった。
サンチェスは
「その日、私は目が覚めると彼女 (マルティネス) を殺す事にした。何故なら私はヴィクトルに憤慨していたからです」
と話した。
その後、検察官事務所に連れて行かれたサンチェスは、事件当時、コカインにより薬漬けとなっていた事がわかった。
2006年、ローマス・デ・サモーラでサンチェスの裁判が始まった。
裁判はアルゼンチン全土の注目を集め、厳重なセキュリティの下、行われた。
裁判ではサンチェスの犯罪歴が明らかとなり、1999年に懲役6年が言い渡された後、2002年に仮釈放されていた事がわかった。
そして、サンチェスはマルティネスとヴェガ殺害で終身刑が言い渡された。
2017年6月27日、バタンにあるマルデルプラタ刑務所で、サンチェスは首を吊って自殺した。
自殺する前、サンチェスは仮釈放の申請を行ったが、その可能性は2046年と言われていた。
最後に事件当時、朝起きた際にサンチェスの頭の中に聞こえた言葉で終わりたいと思います。
「黒い天使に供え物として殺すよう頼まれた。私は殺したくはなかったが、ヴェガを殺す事に決めた」
《殺人数》
2人 (他犯罪多数)
《犯行期間》
2003年10月19日、2004年2月19日
∽ 総評 ∽
2人の少女を殺害したサンチェス。
サンチェスは強姦していないと主張したが、証拠が示しておりただの嘘つきの発言に過ぎない。
マルティネス殺害に関しては父親への恨みで殺したと述べ、性的欲求でないと語ったが、強姦しているので結局恨みというのが口実に過ぎないものと思われる。
ただ、ヴェガ殺害に関しては親戚であり、何故狙ったのかよくわからない。
おそらく以前にすでに会っており、その際に気に入っていて機会を伺っていたのだろう。
サンチェスは仮釈放の申請後に自殺したが、おそらく2046年というかなり先だった為、それに絶望したのだろう。
仮釈放がかなり先なのは当然であり、そんな事で自殺するのは情けない話しだが、終身刑だったので自殺してくれて良かったとは思う。
コメント
コメント一覧 (14)
少女を2人も殺して、それ以上強姦している異常者に仮釈放もクソもないでしょう。
終身刑は当然ですが、ここまで残酷に殺しているなら死刑でもまだまだですね。
ただ、絶望して自殺しているのは嬉しいですね!
恨みと言っているのも本人が好き勝手言っているだけであり、本来は物色するための口実だったと思います。
アツアツの鉄の棒をお尻に挿入したあと、水責め、股裂きにしちゃえばいい!!
仮釈放なんてそんな甘い事させるのが間違いなんですよ。
最初から仮釈放の可能性がなければさっさと自殺したかもしれないですし。
自殺したのは本当に良かったと思います。
※写真の選択が秀逸過ぎ!狂気を孕んだ顏がロリコン強姦殺人犯の様相を示しています!この写真を見て「強姦はしていない」の戯言を信じる輩は居ないでしょうね。
強姦は未遂でも死刑か去勢(※物理的)、そして全てクソムシを強姦犯と分かるように額と頬に焼き印をしてやるべきでしょう。
この凶悪強姦殺人クソムシが自殺したのも、長期に渡り強姦が出来なくなった事で絶望しただけの自分勝手な反吐が出るような理由だと思われます。
※まぁ、死んでくれた方が犠牲者遺族としては幾分かマシな結果ですかね。
しかし、図々しくも仮釈放申請なんぞ出来るモノです!
やはり、凶悪犯罪者は反省なんぞ全くしない!!!
幼い少女を殺害する鬼畜殺人鬼は、殺害だけして強姦はしないという事はまずありません。
まあそんな戯れ言を信じる人間いないと思いますが。
凶悪犯罪者なんて反省なんてしません。
仮にしたからといってそれまでの罪は消えません。
犠牲者や遺族の事を少しでも考えて欲しいですね。
個人的にダーマーを除いた上で今年1番のクズな記事だと思いました。
最後は自殺した事によって逃げたような感じがして最後まで胸糞でしたね。
こういう男は中国やイランのように即処刑してもらわないと、なんかスッキリしませんね。
そうですね。
やはり幼い子供を標的にする鬼畜は特に許し難いです。
本来は即刻処刑が望ましいのですが、なかなか厳しいでしょうね。
世の中の激甘な司法は何とかならないものでしょうか。
私も当然だと思います。
国としては国民を守る義務があるので、一応対応はしなければいけないと思いますが、人権団体程度の人間がごちゃごちゃ言う事ではありません。
その国の司法に従うのが当然です。
強姦してないとか言ってるけど今までどれだけの少女がクソの餌食になったことか。
考えるだけでも嫌な気分になるから死刑判決にしてほしかったね。
にしても中南米司法のバカさ加減は輪をかけておぞましい!
なんで、こんなにクソにやさしすぎるのか?
理解不能ですね。
かなりの数が餌食になっているでしょうね。
犯罪の多さに対して死刑がないってどうなってるのでしょうか。
考えるだけでおぞましいです。
保岡氏は法相時代、勝田事件の勝田ら6匹を処刑しました。
少年法の厳罰化やゲーム脳について強く主張していた人物でした。
まともに厳罰化や死刑を唱えて実行する政治家がいなくなってとても悲しいです。
心よりお悔やみを申し上げます。
そういった気質に溢れる法務大臣が今後も現れて欲しいですね。
そうですね。