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ヴァシーレ・タチョーク (ルーマニア)
【1900年代 ~ 1935】



ヴァシーレ・タチョークは、1900年代、ルーマニアで生まれた。


タチョークは1917年から1935年の間に殺人を行った。

タチョークは犠牲者を誘惑すると、特注した斧で殴り殺した。

犠牲者の内、6人は自宅の床下に埋めた。


1935年9月7日、タチョークの家で犬が遺体を見つけた事で事件が明るみとなったが、この時、タチョークはすでに強盗で逮捕され刑務所にいた。

タチョークに尋問を行うと、これまで26人を殺害したと自供した。

殺害動機は主に強盗であった。


同年、タチョークは刑務所から脱走しようとした為、撃たれて死亡した。



《殺人数》
26人

《犯行期間》
1917年~1935年



∽ 総評 ∽

『The Butcher of Iasi (ヤシの肉屋) 』と呼ばれ、20年弱の間に最低でも26人を殺害したと自供したタチョーク。

タチョークの犯行は主に強盗であったが、時代は第一次世界大戦が終わり、混沌とした時代であった。

ほぼ同時期にアメリカではアルバート・フィッシュが犯行を行っており、フランスではアンリ・ランドリューが、ドイツでもフリッツ・ハールマンやカール・デンケ等、多くの大量殺人鬼か暗躍した時代であった。

時代と犯罪は切っても切り離せないものであり、日本も戦後間もない時期は、今より人口が少ないにも関わらず、現在とは比べられないくらいの陰惨で残虐な犯行が多発し、件数も今とは比較にならないほどの多さであった。

タチョークの犯行は詳細がなく、どのような相手を殺害したのかよくわからない。

また、どのような幼少時代を送ったのかもよくわからない。

古い時代なので仕方ないと思うが、最後は脱走を図って射殺されるという無様なものであった。