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エドガー・マトバト (フィリピン)
【 1959 ~      】



エドガー・マトバトは、1959年、フィリピン・ダバオで生まれた。


2016年9月15日、国際的な注目を浴びる中、マトバトは衝撃の過去を告白する。

マトバトは『Davao Death Squad (ダバオ死の部隊) 』という暗殺部隊の一員であると述べた。

部隊は犯罪者を標的とし、連日、麻薬密売人や強姦犯、強盗犯などを次々と殺害したと証言した。

暗殺部隊は約300人で構成されており、その一員であったマトバトは、1988年から2013年の間 (ドゥテルテが市長だった期間) に、数百人の犯罪者を始末してきたと語った。

しかも、その部隊を作ったのは当時の市長で現大統領ドゥテルテだと述べた。

また、ドゥテルテが女性問題を巡ってもめていた富豪暗殺を指示されたとも語った。

マトバトはダバオ市役所の市民保安部 (CSU) リストにも名前があるとも述べた。

ただ、マトバトは同僚も存在を知らない幽霊社員で、安全を保つよう監視していたと語った。

ドゥテルテは暗殺部隊の事も殺害指示についても何も知らないと表明し、当初はマトバトも知らないと述べていた。

だが、後にドゥテルテにより暗殺部隊は結成され、数々の犯行を指示されたと告白した。

確かに、ドゥテルテはダバオ市長時代、強硬な犯罪者対策で治安を著しく回復させ、その功績を掲げ麻薬犯罪や汚職根絶の公約を全面に打ち出し、大統領に当選していた。

もちろん、ドゥテルテ側は否定し、ドゥテルテの息子でダバオ副市長は、
「証拠もない言い分で単なる噂の域を出ない。気が触れた男の非難に回答して自らの威厳を損ねたくない」
と反論した。


同年9月16日、国家警察のロナルド・デラ・ロサは、これまで殺人事件は少なくとも2035件は存在すると明かし、その大半が麻薬関連であった。

ただ、警察の捜査によって発生した殺害は1105件としている。


2016年10月7日、マトバトには逮捕状が発行され、フィリピン国家警察に身柄を引き渡された。



《殺人数》
数百人?

《犯行期間》
1988年~2013年



∽ 総評 ∽

暗殺者として犯罪容疑者等を数百人葬ってきたとされるマトバト。

実際に暗殺者として25年間やっていたのなら、確かにそれくらい殺していてもおかしくない。

ドゥテルテが市長であった時に治安回復の為に暗殺部隊を結成し、犯罪者を次々と葬ったとされている。

ただ、ドゥテルテ本人はその事を完全に否定した。

ドゥテルテの強硬な対策を考えれば何も知らないというのは怪しく、個人的にはドゥテルテによるもので間違いないと思う。

仮に事実だとして、一市長が犯罪者を始末する為に暗殺部隊を作り、事に当たらせていたとなるとかなり衝撃的である。

とても信じられない、あり得ない、という人もいるだろう。

ただ、標的は犯罪者であり、善良な一般市民ではない。

また、大半が麻薬関連の犯罪者であり、むしろ歓迎すべき事ですらあると私は思う。