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ミレーナ・クアグリーニ (イタリア)
【1957 ~ 2001】



ミレーナ・クアグリーニは、1957年3月25日、イタリア・メッツァニーノで生まれた。


クアグリーニは19歳の時にパヴィーアの学校を卒業し、家庭から逃げ出した。

その後、レジ係や介護、清掃等の仕事を転々とした。

クアグリーニは結婚し、子供を生んだが、夫は糖尿病に苦しみやがて鬱病となった。

その後、夫は死んだが、クアグリーニはアルコールに溺れるようになる。

クアグリーニはトラヴァコ・シッコマーリオに住み始め、仕事を始めるとそこでマリオ・フォッジと出会う。

そして、クアグリーニとフォッジは結婚した。

だが、フォッジが多額の借金を作り、執行官が資産の差し押さえで家に現れると、クアグリーニはフォッジと離れて暮らす事になった。

だが、貧困であった為、クアグリーニはお金ね持ちの紳士ジャスト・ダラ・ポッザ (83歳♂) の介護をする事となる。

クアグリーニはポッザに400万ルーブル (約1000万円) を借りるが、全く返済しなかった。


1995年10月25日、業を煮やしたポッザが、月50万円 (約125万円) の賃貸料を支払うかすぐさま全額支払うか二択しかないと迫った。

どちらも拒否すると、怒ったポッザがクアグリーニを強姦しようと襲い掛かる。

クアグリーニは咄嗟に頭の上にあったランプを掴み、殴り掛かった。

その後、乱闘となりポッザが苦しみ始めると、クアグリーニは救急車を呼び家を去った。

ポッザは病院に搬送され、この時はまだ生きていたが、10日後に死亡した。

だが、一緒にいたクアグリーニは殺人事件では告発されず、直接な死は偶発的な転落によるものとされた。

クアグリーニは過度な正当防衛の為、懲役20ヶ月が言い渡された。


釈放されたクアグリーニは別れた夫フォッジと一緒に生きて行こうと考え戻るが、すぐに喧嘩が始まってしまう。

その為、再びクアグリーニはアルコールに溺れ、鬱病の薬を飲み始めた。


1998年8月2日、クアグリーニはフォッジとの口論の末、フォッジが眠った後、ジュエリーボックスで殴りロープで首を絞めて殺害した。

クアグリーニはフォッジの遺体を毛布で包んだ後、バルコニーに遺棄してカーペットに包んだ。

午後4時頃、クアグリーニは娘に電話し、フォッジを殺害したと述べた。

クアグリーニは逮捕されたが、精神異常により減刑となり、懲役6年8ヶ月が言い渡された。

クアグリーニはアルコール依存症の改善の為、コミュニティに送られたが、数ヶ月後、再び飲み始めた。

その後、クアグリーニは新しいコミュニティに行く事になる。


1999年10月5日、クアグリーニはアンジェロ・ポレロ (53歳♂) と出会う。

ポレロはクアグリーニにセクシーな格好をするよう告げるが、クアグリーニが拒否すると殴り掛かった。

そして、クアグリーニを3回強姦する。

その後、クアグリーニはポレロの為にコーヒーを用意するのだが、その中に鎮静剤20錠を溶かして入れた。

ポレロはそれを飲むと眠りについた。

すると、クアグリーニはポレロを水で満たした浴槽に運び、水の中に沈めた。

一旦、クアグリーニは家を離れ、数時間後に戻るとポレロはすでに溺死しており、遺体を庭に運んだ。

だが、ポレロの車を運転していたクアグリーニはすぐに逮捕される。

家の中で見つかった薬とDNAの痕跡をクアグリーニに追及すると、ポレロ殺害を自白した。


同年10月20日、ポレロの分解した遺体が発見された。


クアグリーニの裁判は2000年から2001年の間に行われたが、クアグリーニの精神状態の為、遅々として進まなかった。


2001年10月16日午前1時50分頃、刑務所でシーツで首を吊って自殺した。

享年44歳。

発見された際、まだクアグリーニは生きていたが、午前2時過ぎに死亡が確認された。

このクアグリーニの事件はテレビで放送され、その凄惨な犯行の様子はかのアイリーン・ウォーノスと比較された。



《殺人数》
3人

《犯行期間》
1995年10月25日~1999年10月5日



∽ 総評 ∽

3人の男性を殺害したクアグリーニ。

クアグリーニの犯行はかの7人の男性を殺害したアイリーン・ウォーノスの比較されたが、確かに似ている所はあるといえる。

クアグリーニは元々不安定な精神状態にかかわらず過度なアルコール摂取による精神が完全に破綻していた。

クアグリーニの殺人の動機は、強姦されそうになったからとか相手に何かを強要されたからとか自分も被害者だと言わんばかりのものだった。

ポッザがお金の返済を求めてそれを拒否すると強姦して来たから反撃したというが、ポッザの年齢と腹を立てて強姦するというのはどう考えてもおかしい。

個人的には死人に口なしを言い事に好き勝手言っているだけのように思える。