ミケーレ・プロフェイタ (イタリア)
【1947 ~ 2004】
ミケーレ・プロフェイタは、1947年10月3日、イタリア・シチリア島パレルモで生まれた。
プロフェイタは90年代後半、イタリア本土に移動し、金融サービス会社で働き始めた。
プロフェイタは妻コンセッタ・モルディーノと2人の子供 (コンセッタの前夫との子) と住んでいた。
プロフェイタはギャンブルにはまり、多額の借金を背負ってしまう。
そして、この頃から精神に異常をきたし始め、誇大妄想に苦しむようになる。
2001年1月29日、パドヴァで停車していたタクシーから、アイヴァー・ジョンソン (32歳♂) の遺体が発見される。
ジョンソンは後頭部を銃で撃たれていた。
同年2月11日、アパートで不動産業者のウォルター・ボスコロ (♂) の遺体が発見される。
ボスコロの遺体も後頭部から撃たれた痕があった。
遺体の傍には2枚のトランプと、手紙が発見された。
手紙には「signor Pertini (ミスター・ペルチーニ) 」と書かれていた。
別の不動産業者の男性が、プロフェイタが「signor Pertini」と名乗っている事を警察に告げ、同年2月16日、帰宅途中のプロフェイタを逮捕した。
裁判でプロフェイタには終身刑が言い渡された。
法廷でプロフェイタは常に完璧な服装とエレガントな態度で臨んだ為、『Professore (プロフェッサー:教授) 』と呼ばれた。
同年7月、刑務所から脱獄しようとして再び逮捕された。
2004年7月16日、プロフェイタはミラノのサンヴィットーレ刑務所で心臓発作により死去した。
享年56歳。
プロフェイタは頭を後ろに曲げ、痙攣のように震え始めた為、警備員が刑務所の医者を呼んだが死亡した。
その死に様は非常に苦しそうだったという。
《殺人数》
2人
《犯行期間》
2001年1月29日、同年2月11日
∽ 総評 ∽
『Serial killer di Padova (パドヴァの連続殺人犯) 』、『Mostro di Padova (パドヴァの怪物) 』、『Professore』等と呼ばれ、2人を殺害したプロフェイタ。
プロフェイタは犯行を行った時、すでに50も半ばであり、それまでどのような人生を歩んで来たのか詳細があまりなくよくわからない。
結婚もして子供もいた普通の家庭の男性が、突然殺人を始めるというのもあまり考えられないので、何らかのきっかけがあったと思われる。
プロフェイタはギャンブルに溺れ、借金により精神が追い詰められ破綻したと思われるが、その原因は全て本人なのでまるで救いようがない。
プロフェイタは裁判に臨む際、服装を整え毅然とした態度であった為、その様子から ″教授″ と呼ばれたが、やってきた事は非道な為、いくら裁判で良い格好をしたとしてもそれはただの見栄っ張りにしか過ぎない。
せめて最後の晴れ舞台くらいきちっと挑もうという気持ちからくるのかもしれないが、異常者にかわりはない。
プロフェイタは刑務所に入って3年程度で病死したが、その死に様は苦しそうだったらしく、そう考えると少しは犠牲者や遺族が救われると思う。
コメント
コメント一覧 (14)
だけどこのばかが苦しみながら死んだと思うといい気分になりました。
遺族、被害者にとって一番喜ぶ償い
それは苦しみながらの死。
拷問を伴う死刑をどんどん行うべきで、死刑廃止はもってのほかなのです
そこを世界は悟るべきですね。
そうですね。
苦しみながら死んだのは本当に良かったと思いますね。
仰る通り世界ももっと犯罪者に厳しくするべきですね。
まぁ、常軌を逸している神経をしているからこそ強盗殺人するんですが・・・・・・
「ギャンブルでの借金で精神を追い詰められ・・・・・・」は笑止千万!ギャンブルを止めれば済む事です!
私もギャンブルにハマっていた時期がありましたが、止める時はスッパリ止めました。
※依存症と云うのは結局は当事者の意志が弱いからこそで病名とするのは納得出来ませんね。
裁判で紳士然とした態度はムカつきますね。
傍聴していたら「鬼畜如きが偉そうにするな!」と罵ってしまいそうです。
刑務所内で悶絶死したのは、犠牲者遺族にとって幸いでしたね。
凶悪犯罪者が偉そうにインタビューを受けたり、本を出版したりするのは権利を与え過ぎている事に他為りません!
凶悪犯罪者は先ず、人ではありませんので人権を剥奪する処から始めるべきでしょう。
「刑事事件」司法の在り方は中国から学ぶべきでしょう。
借金してまでギャンブルにはまる人はいますね。
こうなるともう病気です。
仰る通りそもそもギャンブルにはまり借金したのは自分の責任であり、それで精神が追い詰められたとしても知った事ではありません。
私はギャンブルは確率や計算、どんなものか個人的な研究の為に一通りやりました。
裁判は自身の晴れ舞台の場だとでも思っていたのでしょうかね。
よく凶悪犯が本を出したりしますが、もちろん書こうとする人間にも問題がありますが、出版社側が一番問題ですね。
結構教師による犯罪も多いですからね。
やはり真面目に勉強だけやってきたので、ちょっと変わった人が覆いのかもしれません。
若い頃の経歴が不明ですが、学歴にコンプレックスがあったのかも知れません。
やっている事は滅茶苦茶ですが、人は第一印象で決まる事を熟知している辺り、
シリアルキラーの狡猾さが見られますね。
学歴へのコンプレックスはあり得ますね。
見た目が良かったら裁判官や陪審も騙せますからね。
仰る通り熟知していたっぽいですね。
道本は
「ナイフは持っていた。だが間が悪くて殺せなかった」
と言っていたようです。
また、門限を守らなかったことで施設の仲間とケンカしたことが犯行のきっかけになったと言っていました。
しかも、Lineには
「ぶっ殺したい」
というメッセージも残していたようです。
その上、何と1か月も逃亡していたのです。
幸い死人はいませんでした。
安易に温情を鬼畜にかけることがが1番市民に危険をもたらすということが分かりますね。
殺人未遂や強姦未遂などの凶悪犯罪は何歳だろうが初犯で死刑にすることが重要なのです。
その通りです。
憐れんで釈放などして迷惑を受けるのは全く関係ない一般人です。
甘い判決などせず厳しく罰するべきですね。
この犯人、宮崎ハヤオに似ていません?
↑似ていなかったら正直におっしゃって頂いて大丈夫です
見た目だけなら少し似てますね。
すげーショボいデ・ニーロだよ!!
もしくはデニーロのそっくりさんのショボいやつ!!
確かにデニーロにも少し似てますね。
食中毒で体調の悪いデニーロって感じですかね。