リンダ・ギルマン (アメリカ)
【 1946 ~ 】
2016年12月、アメリカ・ユタ州ソルトレイク郡ヘリマンで、リンダ・トレイシー・ギルマンは従業員でリンダが所有するアパートに住んでいたクリスチャン・オルセンに元夫デュアン殺害を依頼する。
リンダはデュアンを薬物の過剰摂取等で殺害し、事故死に見せ掛けようと提案した。
報酬としてリンダはオルセンにまず5000ドル (約55万円) を支払い、デュアン殺害後は7000ドル (約70万円) 相当のダイヤの指輪、デュアン死亡後に受け取る予定の生命保険金の一部、1万8000ドル (約2000万円) を支払う約束であった。
だが、オルセンは殺人を持ち掛けられた直後にすぐに警察に通報する。
そして、警察はオルセンに無線機を装着し、リンダとのやり取りを録音するよう依頼し、同年12月20日と26日にリンダとの会話に成功する。
その会話にはデュアン以外にもデュアンの再婚相手殺害計画についてもリンダは話していた。
この時、リンダは更に1万ドル (約110万円) の報酬を支払うと約束して
この録音が決定的となり、リンダは逮捕された。
リンダはソルトレイク郡にある刑務所に収監されるが、今度は囚人に
「オルセンがいなくなれば私は自由の身になる」
と話し、
「倉庫に侵入して証拠のCD2枚を破棄してくれたらあなたの保釈金5000ドル (約55万円) を私が払って上げる。それとオルセンを探して起訴を取り下げる署名をもらってきて。もし、それを拒んだら始末して」
と持ち掛ける。
2017年2月13日、リンダは弁護士に訪問の際に小切手を持ってくるよう促し、15万5000ドル (約1700万円) の小切手と手紙を封筒に入れ、弁護士に「M.K」という人物に渡すよう頼んだ。
だが、規約違反であった為、看守が封筒を没収し、中身を確認した所、リンダの更なる殺人依頼が確認された。
同年3月9日、リンダはデュアンへの殺人教唆で有罪判決が下されたが、他にも自身を敗訴へと追い込んだ検事への殺害や他にも殺し屋に依頼した罪が明るみなった。
リンダの保釈金は250万ドル (約2億8000万円) に設定された。
2018年4月23日、リンダには判決が言い渡される予定であったが、延期された (もっとも軽くて懲役5年、重ければ終身刑となる) 。
同年8月13日、再びリンダへの判決が延期された。
その後、リンダは有罪判決を下されたが、上訴により無罪になったり二転三転した。
同年10月29日、10回目の判決でリンダは懲役3年の実刑判決が下された。
《殺人数》
0人 (殺人教唆多数)
《犯行期間》
2016年12月
∽ 総評 ∽
元夫や検事等、色々な人間の殺害を依頼したリンダ。
リンダは70歳という高齢にも関わらず、それでも殺人を依頼した。
詳細がないのでいつ夫と別れたのか、どのように別れたのかよくわからないが、殺害を依頼するくらいなので余程恨みがあったのだろう。
また、元夫の新しい恋人の殺害も依頼している事からもしかしたら元夫の不倫が原因だったのかもしれない。
これくらいの年齢になれば、欲にとらわれず穏やかに余生を過ごせば良いのにと思う。
コメント
コメント一覧 (20)
女性を怒らせることほどおぞましいものはない。
表面上は笑って許すけど、水面下で綿密に計画的に外堀を埋めていき、反撃のチャンスとなったらしっかりとどめをさす。
しかもことが終わったら平気でいられる。
目的のために一生懸命になる女性は尊敬すると同時に怖いです。
男性は女性を弱い者として見ていますが、表面しか見てないからそのような態度が平気でできるのです。
バカな男はどのみち反撃にあうのを知らないでよくこの態度でいれるなといつもながらおもいます。
話は元に戻して、今日の老婆は詰めの甘さと、殺人を教唆された男の勇気で死人が出ていないのが幸いですね。
ただ、懲役3年は甘すぎです。
逆恨み老女の執念深さを考えるとどのみち連続殺人鬼になるのは確実です。
この老婆には死刑が妥当ですね。
仰る通りですね。
女性の恐ろしいのは目的の為に手段を選ばず、また、犯行後も平然と振る舞うところですね。
女性が男性よりも弱いのは体力面だけであり、他は女性が全て優れているといっても過言ではありません。
おそらく年齢を考慮されての判決だと思いますがいくらなんでも軽過ぎますよね。
依頼のみで殺人をしようとするのは一瞬、軽いような気もしますが実はとても恐ろしい人間です。
しかも留置場内からも殺人依頼をすると云う「塀の中の懲りない面々」を上回る懲りなさ過ぎですね。
塀の外に出してはいけない人物だと思いますが懲役3年は幾らなんでも短過ぎますね。
アメリカの凶悪犯罪の根底が垣間見える事案でしたね。
凶悪犯はアメリカに始まりアメリカで終わる。
そんな感じがしますね。
世界の人口の約4%しかいないアメリカが、連続殺人となると世界の75%を占めます。
これは明らかに異常な数字です。
まだ死刑がある分、ヨーロッパとは雲泥の差ですが、その死刑も続々と廃止する州が増えており、懸念材料といえますね。
確かに多くの日本国民が、この事件に憤りを感じていますが、
大人達が虐待を知りながら黙認したのも事実です。
頻発する事件に危機感を覚えながらも、
「自分の周りに限ってそういう事は起こらない」と思っているのでしょう。
やはり、日本は欧米に比べ、無関係な事には口を出さない所が強いですからね。
虐待事件が起こるとよくインタビューで隣人とかが「痣があった」「怒鳴り声や泣く声が聞こえた」等と答えていますが、「だったら何とか出来なかったのか」という人も多くいるでしょう。
ただ、自分の事ではないし、注意したり児童局とかに連絡して後々トラブルに巻き込まれたりするのが嫌だ等と考えて黙っているのでしょう。
確かに何らかの対応するのはいいですが、「もし勘違いだったらどうしよう」と思うのも不思議ではないと思います。
難しい事ですが、私なら何らかの対応を行います。
後々、子供が虐待死したとわかった場合「あの時通報していれば」と後悔しそうなので。
私は女性なので、性犯罪者には厳罰が下ってほしいと心より思っています。
もちろんゴーカンは死刑しかのぞんでいません。
死刑以外に選択肢は皆無でしょう。
強姦した人間に同情や更生は不可能なので、死刑で何の問題もないと思います。
よっぽどの恨みがあったんでしょうね。
もし長く連れ添った夫の不倫等である事が原因で別れ、それが殺意に変わったのだったら恨む理由はわからなくもないと思いました。
70近くもなり1人で生きていくのは大変だろうと。大変な裏切りです。
自暴自棄になってしまう事もあると思います。勿論殺人はダメですが…
夫の不倫などであればわからなくもないですが、その後の執念深さや異常な行動を考えれば彼女自身に問題があると思います。
けど、本当に恐ろしいですね。
確かにそう言われれば全部人任せで自ら何もしてないですね。
取説読まないで物壊すのとは訳が違い、殺人ですからね。
関係ないですけど取説読まない人とか信じられませんよね
説明書なんか読むよりまずはやってみろという考えなのでしょう。
それでわからなければその時初めて説明書を読めばいいという考え方。
説明書を読んだ方がいいなは間違いないですが、読まなくても上手く出来てしまう事もあるのも事実ですね。
スミマセン。家の親が取説読まない派だったので、話が飛躍しました。
機械関係の依頼心の強さをつい思い出しこんな事書いてしまいました。
管理人さんは読まずにわかる派なのですね。
読まずにわかる時もわからない時もあります。
誰も殺してないということでたった8年で釈放されました。
強姦も強盗もそうですが、殺していないという事で罪に雲泥の差が出るのが納得いかないですね。
依頼すんな
仰る通りですね。
やるなら自分でやれよと思いますね。