ジェームス・チルダース (アメリカ)
【1964 ~ 2009】
ジェームス・チルダースは、アメリカ・ウェストバージニア州クラークバーグから同州ブラックストン郡に移住し、農場を所有していた。
そこでチルダースはハンディーマン (よろず屋、便利屋) として働いていた。
2009年6月、警察はチルダースに対し、2件の殺人容疑と放火の罪により逮捕する準備を整えていた。
そして、いざチルダース逮捕という所で、チルダースは自身を撃って自殺していた。
自殺したチルダースだったが、警察宛に5人の殺人を告白した21ページに及ぶノートとオーディオテープが送られてきた。
しかし、警察は96エーカーに及ぶ広大なチルダースの農場を警察犬を使って調べるが、何も見つからなかった。
残る3人に関しては売春婦であると記していた。
ただ、チルダースはテープの中で、遺体の埋葬場所を告げていた。
だが、警察は他3件の売春婦殺害とチルダースを結び付ける証拠はないと発表した。
テープの中でチルダースは自分自身を「シリアルキラー」と呼び、若い頃から殺人者であったと述べた。
また、
「私はかなりの間、多くの女性を殺してきたが、警察はたった2人の女性しか見つけていない」
と憤りをあらわにしていた (テープはチルダースが2件の殺人に関与しているとして捜査を始めた頃に撮られたと思われる) 。
また、発見された2人の女性の内、1人はチルダースに対し、殺してくれる事に
「ジェームス、ありがとう」
と言って感謝していたと述べた。
その言葉を聞いた後、撃って殺害したと述べた。
もう1人の女性に関して、チルダースは約4時間かけて遺体を隠し、戻って来た後、ゴミ袋に女性を縛っていたロープや女性自身の手や足を入れたと述べた。
ただ、チルダースは自分がやって来た事は間違っていると認めていた為、止める為に何かが必要だとも述べた。
また、鬱病に苦しんでいるとも述べた。
そして、所々謝罪し、最終的には犯罪を告白する事で安心している様子が伺えた。
最後にテープ内で語ったチルダースのことばで終わりたいと思います。
「私は自分がやって来た事を誇りに思っている。私は警察官になっている可能性があり、私の犯罪は地域社会に正義をもたらした。私は小さな街の殺人者だが、私を裁かないで欲しい。私は生きる事に疲れた」
《殺人数》
5人? (もっと殺害している可能性あり)
《犯行期間》
?~2006年?
∽ 総評 ∽
自殺後に犯罪を告白したテープを警察に届けたチルダース。
チルダースはテープの中で多くの殺人を告白し、中でも5人の殺害については克明に話していた。
だが、結局証明されたのは2人であった。
よくこういった異常者は自身の犯罪を誇り、誇張したり大袈裟に言ったりする事が多いが、5人殺害は恐らく間違いないと思われる。
テープの中で多くの事を語ったチルダースだったが、自分の犯罪を誇ったり反省したり謝罪したりと支離滅裂で救いようがない。
よくわからない事ばかりの殺人鬼であるが、異常で鬼畜なのは間違いない。
コメント
コメント一覧 (8)
自分で勝手に死んでくれたのは唯一ほめたいね。
もし生け捕りにできたとしてももろもろの事情で減刑されそうだったのは明らかだし。
あと警察の呆れるほどのずさんな捜査で2人しか殺害が立証できなかったのは呆れたね。
なんで売春婦やホームレス殺しにはこんなにも甘いんですかね!
腐った輪廻を取り除かなきゃアメリカの治安は改善しませんよ!
仰る通りですね。
まともな神経でなく、もっと犠牲者が多い可能性は高いですね。
死んでくれたのは本当に良かったですね。
ホームレスや売春婦の事件はアメリカの犯罪の多さから適当に扱われてしまうのでしょうね。
殺人を犯しているのは確実なんでしょうが、誇大妄想の憐れな馬鹿にも感じます。
支離滅裂なのに克明に殺人を記したノートと映像を遺すのは非常に不自然です。
人間が事細かな説明をする場合は、大抵が嘘なんです。
アリバイや、目撃者として供述する時に鮮明で克明に証言する場合は実行した犯罪者自身が非常に多いんです。
犯罪は長期に渡ると手練件で大胆だが狡猾になっていきますが、最近の殺人と放火でアッサリと逮捕状を出されている事を勘案すると「若い頃からシリアルキラー」は与太話に聴こえます。
まぁ、なんにせよ!支離滅裂な鬼畜が自らを終止符をうつのは喜ばしい事でしょう。
キリスト教に開眼した凶悪鬼畜共も見倣って自裁して欲しいモノです!
そうですね。
結局は自身の犯行を自慢したいだけの愚か者にも感じますね。
確かに嘘をつく時ほど細かく喋ろうとしますよね。
仰る通りさっさと自殺してくれた事は良い事ですね。
確かにそうですね。
なんかもやもやする結末ですし事件ですね。
そうだったのかもしれませんね。