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ポーラ・ベニテス (アルゼンチン)
【1997 ~     】



2015年4月18日早朝、アルゼンチンのエントレ・リオス州で、ポーラ・アラセリ・ベニテスは、ボーイフレンド (17歳) と結託し、実の母親ロレーナ・ザネッティ (38歳) に襲い掛かる。 

まだ眠っていたザネッティの頭部を棍棒で5回殴った。

最後はコードで首を絞めて殺害した。

そして、家のクローゼットにあった8万ペソ (約24万円) を奪った後、家に火を放ち証拠隠滅を図った。

このお金はベニテスの父親が車を買う為に家に保管していたものであり、父親が仕事でいない時間を見計らい、邪魔者のザネッティを殺害したのだった。

ベニテスとボーイフレンドの2人は、コンコルディアの街に向かい、裸足だった為、新しい靴や服を買った。

しかし、2人はすぐに逮捕された。


2016年9月2日、裁判でベニテスに終身刑が言い渡された。

アルゼンチンで終身刑というのは最も重い刑罰であったが、ベニテスは当時、アルゼンチン史上最も若くして終身刑を言い渡された女性であった (後にナイル・ガラルサに更新された) 。

共犯者のボーイフレンドは懲役10年が言い渡された。

2018年7月現在、エントレ・リオス州には女性刑務所が2ヶ所あり、全部で112人の囚人がで服役していた。

その中で、犯行時、20歳未満で終身刑を言い渡された囚人はベニテスを含めわずか3人しかいなかった (1人は前述したガラルサ) 。

ベニテスは最低でも35年は刑務所に収監されなければならず、仮釈放される可能性があるのは2051年、54歳になった時である。



《殺人数》
1人

《犯行期間》
2015年4月18日



∽ 総評 ∽

家にあったお金欲しさに実の母親をボーイフレンドと結託して殺害したベニテス。

子の親殺しはこれまでいくつも紹介してきた通り珍しくはない。

娘による殺害の場合は、大抵が恋愛や結婚を親に反対されるといったパターンが多い。

今回は金銭によるものだが、それほどたいした金額ではないにも関わらず、残忍な犯行が行われた。

ベニテスの家族との関係性や恋人との関係、またはベニテスの日頃の素行等については詳細がなくわからない。

だが、これほど安易に短絡的に行うくらいなので、ベニテスと親との関係は間違いなく良好とはいえず、また、ベニテス自身も精神が破綻していたと思える。