_20180921_104249
カリーナ・ホルマー惨殺事件 (アメリカ)
【 1996 】



カリーナ・ホルマー (19歳) は、スウェーデンの小さな村に住んでいた。

ある日、ホルマーは宝くじを購入し、1500ドル (約20万円) 当選する。

日頃から海外に住む事をを夢見ていたホルマーは、その当選金を元手にアメリカに移住する事に決める。


1996年3月、ホルマーはマサチューセッツ州ドーバーに住み始め、そこでフランク・ラップとスーザン・ニクターの家でベビーシッターとして働き始めた。

その後、ボストンに移住し、警察官の男性と交際した。

ホルマーは週末はパーティーを行ったりダウンタウンのバーで飲んで過ごした。


同年6月21日、ホルマーは「ザンジバル」という名前の人気クラブに行き、友人は酔っ払ったホルマーを数回見ていた。

その後、ホルマーは警備員に護衛されながら店を出、外の路地でホームレスの男性と話しをした。

その時、ホルマーは幸せそうに踊っていた。

だが、その後、ホルマーは行方不明となる。

数時間後、ホルマーが行方不明になったと警察に通報し、捜索が行われた。

ある友人によると、ホルマーが男性グループと車に乗る所を見たと述べ、また、別の友人はホルマーがプライベートパーティーに向かうと言っていたと述べた。


2日後の23日、ボイルストン・ストリートの青色の大型のゴミ箱の中で、ホルマーの裸の遺体が発見される。

ホルマーは腰から切断されており、見つかったのは上半身の部分であった。

また、ホルマーの身体は洗われており、化粧が落ちていた。

ホルマーの首には絞められた痕があり、死因は絞殺とされた。

ホルマーの下半身は結局見つからなかったが、これは強姦した証拠を隠滅する為とされた。

また、化粧を落とし身体を洗浄していたのも証拠を消す為とされた。

犯人を示す証拠はほとんど残されてなかったが、唯一、ゴミ箱の中に犯人のものと思われる指紋が見つかった。

警察は数人の目撃者によってハーブ・ウィッテンという男性を容疑者と考え、尋問を行う。

しかし、ウィッテンはホルマーの事を知らないと話し、また、アリバイもあった。

ウィッテンは事件当日、車で家に帰る途中であったのだが、警察はホルマーを殺害し、帰る途中でホルマーの下半身部分を遺棄したのではないかと考えた。

ウィッテンは最重要容疑者であったが、決定的な証拠が見つからず、結局逮捕には至らなかった (ウィッテンは1年後に自殺している) 。

ウィッテン以外の容疑者に挙がったのは、ホルマーの雇用主であるフランクであった。

フランクは周囲からの評判が悪く、また、事件の日のアリバイが証明されなかった。

また、フランクは警察に対して敵対的であり非協力的であった。

ホルマーの遺体が発見された翌日、フランク宅と隣人が共有していたゴミ箱の火事が発生し、警察はフランクがホルマーの下半身を燃やしたのではと考えるが、ゴミ箱の中から人間の遺体に関する物は何も発見されなかった。


最後にホルマーが殺害される数週間前に、家族や友人に送った手紙の内容で終わりたいと思います。

「何か恐ろしい事が起こっている」



《犠牲者》
1人

《犯行期間》
1996年6月21日



∽ 総評 ∽

腰から胴体を真っ二つにされ、下半身が見つからなかった未解決事件。

年間約100万人が行方不明となるアメリカにおいて、未解決事件というのは珍しくない。

これまで何件か紹介してきたが、この事件は胴体を2つに切断され、その下半身が未だ見つかっていないという衝撃的な事件だ。

警察は身体を拭いたのも下半身を切断したのも証拠を残さない為だと考えているが、もしそうだとしたら犯人はそれなりの知識と過去に強姦の罪で逮捕されている可能性が高い。

容疑者として何人か名前が挙がったが、決定的な証拠がなく結局犯人とはされなかった。

ただ、近年、アメリカでは多くの未解決事件が次々と解決しており、この事件もいずれ解決する日が訪れる可能性は高いといえる。