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ジェシカ・コリンズ (アメリカ)
【1977 ~     】



2018年7月11日、アメリカ・テキサス州ヒューストン郊外で、ジェシカ・バーバー・コリンズは、隣人のタチアナ (28歳♀) と友人の3人でバーで酒を飲んだ後、タチアナの家に向かった。

タチアナの家に着くと、コリンズはタチアナに

「タバコと酒をよこせ」

と要求する。

タチアナは家から出ていくようコリンズに促す。

これに激怒したコリンズは、タチアナを地面に叩きつけると、髪を引っ張り引き摺った。

そして、タチアナの顔面に飛び付くと、鼻を噛み千切り飲み込んだ。

タチアナの夫が救急車を呼びすぐに搬送され、コリンズはすぐに逮捕された。


コリンズは傷害罪で起訴されるが、同年7月16日、保釈金1000ドル (約10万円) を支払い保釈された。

タチアナは取材に対し、
「顔に噛みつかれた時、血の味が口の中に広がり、一瞬、何が起こったかわからなかった。私は28歳にして鼻が無くなった」
と語った。

タチアナの噛み千切られた鼻は普通の手術では元に戻らず、整形手術には1万2000ドル (約120万円) 必要であった。

友人たちがクラウドファンディングサイトにて整形手術の資金を募っている。

コリンズはルイジアナ州アレン郡キンダー出身で、キンダー高校を卒業した。

卒業後、結婚し子供を3人産むが、後に離婚した。

マッサージセラピースクールでマッサージを学び、キリスト教協会でマッサージ治療を行っていた。

事件の時は「Michael´s arts」で働いていたが、コリンズは2012年1月に、酔って危険な運転をした事で逮捕された経験があった。



《殺人数》
0人 (負傷者1人)

《犯行期間》
2018年7月11日



∽ 総評 ∽

酔った勢いで隣人の鼻を噛み千切りそれを食べたコリンズ。

それだけでもかなり衝撃的な事件だが、カニバリズムというのは基本的にほとんど男性によって行われ、女性が行う事はまずない。

その為、非常に珍しい犯行だといえる。

コリンズは過去に酔って運転して逮捕された経験が示す通り、かなり酒癖が悪かったと思われる。

ただ、いくら酒癖が悪いといっても人の鼻を噛み千切り食べるというのはまともではなく、コリンズが異常なのは間違いない。

酒を飲む人なら誰しも1つや2つの失敗があるものだが、コリンズの場合は失敗で許されるレベルではない。

犯罪大国アメリカならば、正直この程度の罪ならばたいした事にならないと思われる。

女性の顔は命に等しいので、本人からすれば納得いかないだろうが、何とか整形手術で治って欲しいものである。