ハウエル・ドナルドソン (アメリカ)
【1993 ~ 】
2017年10月9日午後9時頃、アメリカ・フロリダ州タンパのセミノール・ハイツで、アフリカ系アメリカ人のベンジャミン・エドワード・ミッチェル (22歳♂) が殺害される。
ミッチェルはバス停で待っていた所を銃撃された。
同年10月13日朝、モニカ・カリダッド・ホッファ (32歳♀) の遺体が発見される。
ホッファは友人の家に向かっている所を撃たれて射殺された。
ホッファが殺害されたのは11日の夜から12日にかけてであった。
当初、警察はミッチェルとの関連性はないと発表していた。
しかし、ホッファの遺体が発見された場所と、ミッチェルの遺体が発見された場所は半マイル (約0.8km) 程しか離れていなかった。
同年10月19日午後7時57分頃、アンソニー・ナイボア (♂) が殺害される。
ナイボアは職場から家路につく際、間違ったバスに乗った後に殺害された。
ナイボアは自閉症やADHD (不注意、多動性、衝動性という3つの症状) を患っており、頭を撃たれていた。
同年11月14日午前4時50分頃、ロナルド・フェルトン (60歳♂) が背後から撃たれて射殺される。
フェルトンは10年に渡って食糧を配給するボランティアをしていた。
警察はミッチェル殺害時、監視カメラから犯人は明るいパーカーを着用していた事を公表した。
しかし、赤外線ビデオでは暗い色がしばしば明るい色に見える事がある為、フェルトン殺害後、犯人は暗い服を着ていたと修正した。
目撃者によると、犯人は黒人男性で身長は6フィート (約180cm) くらいだとされた。
同年11月17日、警察は一連の銃撃事件の容疑者としてハウエル・エマニュエル・ドナルドソン三世を逮捕した。
タンパ警察はドナルドソンの服が血のように染まっているのを見つけ、目撃者や監視カメラで再確認し、また、車両や携帯電話等を調査し、犯人をドナルドソンと特定した。
ドナルドソンはタンパのイーバーにあるマクドナルドのマネージャー、デロンダ・ウォーカーから銃を手渡され、その銃で犯行に及んでいた事がわかった。
そのウォーカーからの通報によりドナルドソン逮捕に繋がったのだった (ウォーカーはこの通報により11万ドル得た) 。
同年12月7日、ドナルドソンは起訴されるが、5日後の12日、ドナルドソンは全ての起訴に対して無罪を主張した。
2018年1月23日、フロリダ州はドナルドソンに死刑を求めると発表した。
《殺人数》
4人
《犯行期間》
2017年10月9日~同年11月14日
∽ 総評 ∽
『Seminole Heights Killer (セミノール・ハイツの殺人者) 』と呼ばれ、1ヶ月程の間に4人を射殺したドナルドソン。
ドナルドソンは24歳で犯行に及んだが、それまでどのような人生を送ってきたかよくわからない。
殺害動機についても相手がバラバラでありわからない (今後の裁判で判明するかもしれない) 。
ただ、殺害方法に射殺を選んでいるので、基本的には物盗りの犯行だと思われるが、物を盗ったという形跡がない。
『サムの息子』ことデイヴィッド・バーコウィッツのようなただの快楽殺人なのかもしれない。
コメント
コメント一覧 (9)
だれでもいいからぱんぱん撃って自分の快楽を満たす。
当然老幼関係なく。
しかも捕まったら
「私は無実だ」
とほざいていますが、このお笑い草は笑い飛ばされて死刑。
4日間も欧州司法のみっともなさを見せられただけに今日のまともな死刑判決は朝からいい気分になりました。
そういえば世田谷事件の犯人の髪の毛などが見つかってちまたを騒がせていますね。
韓国製の靴などを履いていることなどから高跳びしている可能性は高いでしょう。
またまた未解決事件のリクエストですみませんが、ロベルト・べニーニ監督も映画化したイル・モストロ事件を掲載していただけたら嬉しいです。
謎のモンスターはフィレンツェで暗躍し、6人を殺害しました。
アメリカのように銃での犯罪が多い国だと犯人の特定が容易ではないですからね。
強姦や直接切ったり首絞めたりしないと犯人のDNA等も残らないですし。
とりあえず「無実だ」と主張しておけばいいみたいな所もあるでしょうね。
世田谷の事件もあれだけ現場に証拠が残っているにも関わらず逮捕できていない。
おそらく警察も「すぐ捕まえられる」と高をくくっていたのでしょう。
有名な未解決事件ですね。
いずれ掲載したいと思います。
それよりも、銃を手渡した挙げ句に殺人に使われたのに通報して懸賞金を得たテロンダ・ウォーカーが唆した可能性は無いのでしょうか?
どう考えても出来レース的な感じがしてなりませんが・・・・・・・・・
このマクドナルドのマネージャーを調べるべきな気がします。
久々の死刑案件なので気分が良いですね。
結審して執行してくれれば文句なし!
アメリカの司法は日本と違って裁判の様子で有罪かどうか決まります。
だから無罪だと一応言うのでしょう。
それで無罪になれば本人からすればラッキーですし。
確かにその可能性もありますね。
明らかにおかしい流れのように思いますね。
このような事件は普通に生活している一般市民にとってとても恐怖です。
アーサー・ショークロスは「人を殺すのに理由が必要なのか?」とか言ってたらしいですが、私には私怨もなく人を殺す理由がわからない。
似てますね。
仰る通りこの通り魔のような犯行は住民を震撼させますね。
いつ狙われるかわからないですし。
ショウクロスの有名な言葉ですね。
私もわからないですしわかりたくもないですね。
野次馬が女性に
「とっとと死ね」
「早く飛び降りろ」
と罵声を浴びせ、自殺を生中継しようとするような鬼畜もいました。
しかも一部は自殺を喜ぶような不謹慎な鬼畜も多くいたようです。
亡くなった女性は、教師の男(性職者)に強姦され、そううつ病になっていました。
本当に酷い事件ですね。
今度調べてみます。
残虐すぎる事件ですね