アール・リッチモンド (アメリカ)
【1961 ~ 2005】
1991年11月4日、アメリカ・ノースカロライナ州フェイエットビルで、ヘリサ・スチュワート・ヘイズ (27歳♀) と2人の子供フィリップ (8歳♂) とダリアン (7歳♀) の遺体が見つかる。
3人共自宅で殺害されていたが、ヘイズは殴られ首を絞められ殺害されていた。
フィリップは鋭利な物 (後にハサミと判明) で40回刺され、首には電気コードが5回巻き付いていた。
ダリアンは殴られ、フィリップ同様コードで絞め殺されていた。
警察は捜査を進めると、すぐに容疑者が浮上する。
名前をアール・J・リッチモンド (1961年11月6日生) という葬儀場で棺を担ぐ仕事をしている男性であった。
リッチモンドは元軍人で、実は殺害されたヘイズの姉妹と交際しており、ヘイズの元夫ウェインの親友でヘイズの家族とも非常に仲が良かった。
リッチモンドはヘイズ親子殺害を認める。
事件当日、リッチモンドはヘイズと口論となり、カッとなってヘイズを殴った。
そして、ヘイズを寝室に連れ込むと強姦し、首を絞めて殺害した。
ヘイズ殺害後、フィリップをトイレに連れて行き殺害し、最後にダリアンを殺害したのだった。
ヘイズの体内からリッチモンドのDNAが検出された。
親子殺害で起訴されたリッチモンドだったが、他にも余罪が判明した。
ヘイズ親子殺害の7ヶ月前の1991年4月、リッチモンドはニュージャージー州でリサ・アン・ナデュー (24歳♀) が殺害された事件が発生していたのだが、未解決事件となっていた。
このナデュー殺害の犯人がリッチモンドと確認された。
1995年6月1日、リッチモンドには死刑が言い渡された。
2005年5月6日、リッチモンドに致死量の注射による死刑が執行された。
享年43歳。
リッチモンドはスペシャル・ミール (最後の特別な食事) を辞退した。
また、執行前の最期の言葉は
「現時点で私は被害者やその家族に深い謝罪を行いたいと思っていますが、私の死であなたの人生が前進する事を願っています。ありがとう。神様はあなたを祝福します」
であった。
このリッチモンドへの死刑執行は2005年、アメリカ全体の20番目であり、ノースカロライナ州としては2番目。
1976年にアメリカで死刑が復活して以降、964人目であり、ノースカロライナ州では36人目であった。
《殺人数》
4人
《犯行期間》
1991年4月、同年11月4日
∽ 総評 ∽
女性や親子3人を無惨に惨殺したリッチモンド。
リッチモンドは幼少時代の詳細がなく、どのような人生を送ってきたのかよくわからない。
リッチモンドの犯行は親しい相手を殺害するという非情なものであった。
殺害理由は口論の末という事で、何に口論したのか詳細がなくわからない。
リッチモンドは殺害した相手の姉妹と交際していたので、その辺りが原因と思われる。
処刑される前の最期の言葉でリッチモンドは謝罪を述べているが、「現時点」でとか「前進」とか好き勝手述べており嫌悪感しか抱かない。
黙って粛々と処刑されてしまえと言いたい。
コメント
コメント一覧 (16)
7匹はもちろんですが、その他の鬼畜もこっそりと地獄に突き落としてほしかったですね
遺族や被害者を踏みにじる変な理屈を使って減刑
どうしようもない現実ですが、やっぱり納得いきません
今回の鬼畜も死に際にふざけた発言をしていますが、死んでくれたので笑ってゆるすことができました
どうせ生かしたって反省も謝罪もしようとは思っていないのですから
凶悪犯罪者の法廷侮辱罪の最低刑は即日の処刑にすべきだと私は思います!!
法廷で何か謝罪紛いの事としていたようですが、彼が生きている限り、どう足掻こうと遺族には平穏は訪れないでしょう。
彼に出来た事は、精精処刑されて新聞のネタとして住民のカタルシスとなる事だけでしょうか?
このサイトは『世界の猟奇殺人者』ですが、
世界中を騒がせた事と、何よりも、丁度つい先週に死刑が執行されたという一つの時代の流れとして、かの殺戮教祖・麻原彰晃こと、松本智津夫元死刑囚の記事の掲載をして貰うことは可能でしょうか?
もう1週間経ったんですね。
納得いきませんが、前例のないまとめて処刑を行ったら事は評価されるべきなのかもしれませんね。
法廷侮辱罪って死刑や終身刑の犯罪者には何の効果もないですよね。
どうせ死刑になるのですから。
>鈴胆さん
遺族の平穏は処刑される事ですね。
まあ処刑されても真の平穏は訪れませんが、今後の人生に希望はもてますね。
以前「世界の猟奇殺人者」なので日本の事件を掲載しないのはおかしいと言われた事があります。
確かにその通りなのですが、日本の事件は掲載しないようにしています。
理由は日本の事件はわざわざ私が書かずとも他の方がすでに書かれているという事と、被害者や遺族に配慮してという事ですね。
事件自体を忘れたいという方もいると思うので。
決して本心からではありません!何故!?・・・そんな謝罪する良心があったのなら、こんな短絡的な凶悪犯罪をするワケが無いからです。
死刑判決を出された凶悪犯罪者がキリスト教に傾倒する事は茶飯事で珍しくもありません。
自ら殺害した犠牲者を弔うのでは無くて、自らの死後の安寧を願うと云う自分本意の思考からです。
だから、正常な神経をしていれば烏滸がましく感じ、倒錯した偽善者には改心の現れと感じて死刑廃止を唱えるワケです。
凶悪犯罪者如きの戯れ言で犠牲者は全く報われませんし、犠牲者遺族は全く納得しないでしょう。
むしろ、ムカつくと思いますね!ジタバタして無駄な足掻きをして「死にたくない!」を連呼して執行された方が溜飲も下がると考えます。
このような悪辣な鬼畜は死刑執行と云うよりは駆除の方が適切な気がします。
しれにしても、アメリカ凶悪犯罪者記事が多いですね・・・・・・相も変わらず。
最後にそう言う事で救われたと勝手に思うのでしょう。
まあ遺族からすれば勝手に反省して処刑されとしか思わないと思います。
キリスト教に目覚める凶悪犯は沢山いますが、仰る通り自身の安寧の為でしょう。
けどこういう輩がいるので人権派や宗教家が死刑廃止を訴えるんですよね。
あえてアメリカを多くしているわけではなく、普通に多くなってしまいます。
かっとなってではなく、殺人への快楽からの殺しとしか思えません
死刑は当然でしょう
私もそうだと思います。
カッとなったはおそらく後付けでしょう。
ハイレ・セラシエはエチオピアの皇帝でラスタファリ運動という黒人解放運動に大きな影響を与えました
しかし、内政の改革は全くせず、無能な絶対君主でエチオピア人民の解放はまったくできず、殺害数は数百人以上います
アサハラやマンソンとまったく被るグルであり皇帝なので掲載してほしいです。
知らない人物ですね。
今度調べてみます。
そうだったんですね、全く知りませんでした。
おそらく先日、テレビ番組でアリエル・カストロとジョディ・アリアスの事件が取り上げられていた影響でしょう。
一瞬、アクセス数も凄い上がりました。
仰る通り意外ですね。
掲載していて自分で言うのはなんですが、まともな内容とは言えないので。
日本の凶悪犯を紹介しない理由は、このサイトは『世界の猟奇殺人者』という名前なので、日本人はここでは紹介しませんよ、という理由だと思っていました。
やはり、遺族の方もまだ多くご存命でしょうからね…。
そういう意味でもいいですね。
とにかく日本の事件は掲載しないようにしています。
その可能性はないとも言えませんね。