_20180510_161920
コリー・モリス (アメリカ)
【1995 ~     】



2016年8月13日、アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスで、911に通報が入る。

そして、警察が駆けつけると、生後4ヶ月の赤子がベッドルームで横たわっており、ぐったりとしていた。

すぐに病院に搬送されるが、死亡してしまう。

幼児の身体を診た医師はその様子に愕然とする。

身体中に痣が何ヶ所もあり、死因は殴打によるものである事がわかった。

通報してきたのは幼児の母親であったのだが、母親は赤子の父親であるコリー・モリスに連絡して欲しいと頼まれたと述べた。

警察はすぐにモリスを尋問する。

すると、モリスが殴った事を認めた為、その場で逮捕された。


裁判でモリスの弁護士は、殺害時、モリスが精神病を患っていたと述べた。

実際、モリスは精神病の病歴があり、医師によるとそれに苦しんでいた事がわかった。

だが、モリスの家族によると、モリスは精神的に助けを必要としていたものの、日頃は暴力的な傾向は一切見せる事なく、穏やかであったと述べた。


2017年6月30日、検察はモリスに対し懲役40年を求めたが、懲役25年が言い渡された。

判決を言い渡した際、裁判官は
「父親としての立場を濫用し、生まれて間もない幼児を残虐に殴った」
とモリスを痛烈に非難した。



《殺人数》
1人

《犯行期間》
2016年8月13日



∽ 総評 ∽

自身の4ヶ月の子供を殴り殺したモリス。

親による子供への虐待や殺害はこれまで何件も紹介してきた。

日本でも虐待の末子供を殺害する事件が後を絶たず、古今東西起こっている事であり珍しいという事はない。

ただ、今回の事件は少しわからない事が多い。

モリスが娘の母親に連絡したと表記されていたが、結婚していたのかどうかがよくわからない。

また、精神病を患っていたようだが、どれくらい前からそうなっていたのか詳しくわからない。

だが、懲役25年というのは日本と比べるとかなり厳しく、日本もこれくらいは見習って欲しいと思う。