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ブルース・ブラックマン (カナダ)
【1960 ~     】



1983年1月18日早朝、カナダ・コキットラムで、ブラックマン宅から一家の惨殺死体が発見される。

遺体で発見されたのは、リチャード (50歳) とアイリーン (49歳) 夫妻、息子のリチャード・ジョセフ (16歳) 、そして、ブラックマン宅に来ていた夫妻の長女ロベルタ・リン・デイビス (28歳) とその夫ジョン (39歳) 、次女のカレン・デイル・ローデス (25歳) の6人であった。

隣人が突然の銃声に目が覚め、泣き叫ぶ声を聞いた。

隣人は警察に通報し、外を確認すると武装した犯人が犠牲者の1人を追い掛け、家の中に戻るよう促していた様子を目撃した。

検視の結果、6人は午前5時半頃に殺害された事がわかり、死因は全員が射殺だった。

警察は隣人から通報の際に犯人が丘の上を歩いて行ったと聞いていたので、その方向を探すとすぐに犯人を逮捕する。

犯人は犯行時に使用した22口径の銃を所持していた。

犯人はブルース・アルフレッド・ブラックマンといい、殺害されたブラックマン夫妻の息子であった。

実はブルースには双子の兄弟バリーがいたが、バリーは事件当時、コキットラムにおらず、カナダの軍隊に所属していた事がわかった。

その為、バリーは家族で唯一助かった。

ブルースは犯行直前にパートやアルバイトをしていたがそれを辞めていた事がわかった。

また、ブラックマン宅にはブルースを含む4人しか住んでいなかったが、姉たちは問題について話し合いをする為に家に集められていた事がわかった (詳細がない為わからないが、おそらくブルースの今後について家族で話し合いをする為に集められたと思われる) 。

動機だが本人が語らない為、わからなかった。

ただ、ブルースのルームメートによると、ブルースは日頃から奇怪な言動や行動が目立ち、聖書に傾倒していたという。

そして、聖書からメッセージを受け取ったと語り、世界が終わりに向かっていると信じていたと語った。

精神科医がブルースを診察した所、精神異常とされ、裁判で無罪となり、精神病への入院を言い渡された。


1995年、ブルースは精神病院から解放されている。



《殺人数》
6人

《犯行期間》
1983年1月18日



∽ 総評 ∽

突然、家族を皆殺しにしたブルース。

家族を殺害するという事件はこれまで何人も紹介してきた。

親の金目当てや自暴自棄になって暴挙に出たりと子が家族を殺したり親が家族を殺したりと理由は様々だ。

だが、今回のブルースの犯行理由がよくわからない。

ルームメートによるとブルースは日頃の言動や行動が異常であったと述べており、それが原因と思われるが本人が語らない為わからない。

このブルースの事件と非常に酷似した事件が、1974年、アメリカで起きており、ロナルド・デフォーが同じく一家6人を殺害した。

裁判ではデフォーは「悪魔に取り憑かれた」と語ったが、動機が一切わからなかった。

しかも、デフォーは精神を患っていたわけでもなく、『悪魔の住む家』として映画化された程の衝撃を与えた事件であった。

ただ、何が恐ろしいのは精神異常として無罪となり、現在すでに外に出ている事だ。

恐らく精神異常は完治していないと思われ、現在どのような生活を送っているのか気になって仕方ない。