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スニル・クチャクルニ (インド)
【? ~     】



2017年8月31日、インド最大の都市ムンバイに住むスニル・クチャクルニは、ムンバイから350km離れた郷里に帰省していた。

そこで酒を飲んで酔っ払ったクチャクルニは、近所の民家を訪ね食べ物を無心する。

しかし、断られてしまった為、クチャクルニは実家に戻り、母イェラバ (65歳) に食べ物を作ってくれるよう頼んだ。

だが、2人は口論となる。

酔っていた事と空腹により、怒りが頂点に達したクチャクルニはイェラバにギャグ (猿轡) を無理やり噛ませ、刃物を持ち出すと滅多刺しにして殺害した。

その後、クチャクルニは血まみれですでに絶命しているイェラバの遺体から心臓を取り出した。

そして、取り出した心臓を皿に盛り付け、香辛料やチャツネ (野菜) 、果物をペースト状にした調味料で味付けし、一部を食べた。

クチャクルニは血が体に付いた状態で外を歩いていた所を逮捕された。

クチャクルニは結婚しており、妻と3人の子供とムンバイで暮らしていた。

クチャクルニには精神疾患や薬物の影響もあるといわれているが、詳細は不明である。



《殺人数》
1人

《犯行期間》
2017年8月31日



∽ 総評 ∽

実の母親を殺害し、心臓を取り出してその一部を食べたクチャクルニ。

インドでは近年、カニバリズムの事件が多発しており、問題となっている。

酔った勢いといえ、食べ物で口論となりこれ程の凶行に出るというのは恐ろしいの一言である。

しかも、わざわざ猿轡をはめて殺害するという陰惨なものであった (叫び声を上げさせない為だったのかもしれないが) 。

クチャクルニは精神疾患や薬物の影響により凶行に及んだ可能性もあったが、個人的にはそれらの影響は関係ないと思う。

ただ単にクチャクルニが異常なだけだろう。

詳細がなくわからないが、もしかしたら日頃から母親との関係が良くなかったのかもしれない。