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マイケル・ジョンソン (アメリカ)
【1985 ~     】



2008年11月、アメリカ・イリノイ州シカゴで、ユーレカ・ジャクソン (♀) の遺体がイースト120番街1000ブロックにある放棄された家で発見される。

ジャクソンは寝室のクローゼットのドアノブからシャツで垂れ下がった状態で見つかった。

ジャクソンは売春婦であった。


2010年1月11日、ウェスト119番街200ブロックで、レフリー・ブラウン (♀) の遺体が発見される。

ブラウンは裸であり、衣服が近くの建物の床で見つかった。

ブラウンは首が折れており、頭にはいくつかの傷があった。

ブラウンもジャクソンと同じく売春婦であった。


同年3月30日、南ミシガンアベニューの11300ブロックにある放棄されたレストランのカウンターの後ろで、シヴォーン・ハンプトン (♀) の遺体が発見される。

ハンプトンは顔や首に打撲の痕があり、ハンプトンもまた売春婦であった。


同年5月22日、ジョーンズ (♀) が兄と道を歩いていると、突然、男に襲われる。

兄と別の男性が男に応戦したが、警察が駆けつけその場で男は逮捕された。

逮捕されたのはマイケル・A・ジョンソンという男性であった。

ジョンソンは6フィート3インチ (約190cm) の大男で、警察はジョンソンが他の事件に関与していると考えた。

だが、警察はジョンソンのDNAサンプルを採取した後、翌日の23日に釈放した。

しかし、警察はジョンソンのDNAサンプルを調べた所、殺害されたジャクソンら3人の体内に残されたDNAと一致した。


同年5月28日、警察はジョンソンをジャクソンら3人殺害容疑で逮捕した。

逮捕されたジョンソンを調べた所、過去に重大な犯罪歴がない事がわかった。

ジョンソンはハンプトンを20ドル (約3000円) で買ったと述べた。

ただ、他の2人に関しては売春婦として行為に及んだかどうかはわからなかった。

殺害された3人は年齢が28歳から30歳で、全員売春での逮捕歴がある事も判明した。

3人はわずか半径1マイル (1.6km) 以内の所に住んでいた事もわかった。

だが、警察はジョンソンには他に余罪があるとみていた。

同年5月に、南ハーバード大通りにある放棄された建物の中で、ルテルダ・ミシェル・ハドソン (29歳♀) の遺体が発見された。

この事件は未解決となっていたが、ジョンソンによるものとされた。

裁判が行われるが、ジョンソンは法廷で笑顔を見せた。


2015年9月、ジョンソンには懲役100年が言い渡された。



《殺人数》
4人

《犯行期間》
2008年11月~2010年5月22日



∽ 総評 ∽

売春婦ばかり殺害したジョンソン。

売春婦を標的にするというのはアメリカのシリアルキラーでは定番で、最も標的になり易い相手であった。

ジョンソンはどのような人生を歩んできたのかわからないが、犯罪まみれの人生でもないようである。

初めの殺人も23歳で行われており、生粋の快楽殺人鬼といえる。

歴代のシリアルキラーと比べてこれといった特徴はないが、あまり様子がわからない所が不気味ではある。