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ハスニル・ワレカール (インド)
【1981 ~ 2016】



2016年2月28日、ハスニル・アンワル・ワレカール (他にハスニンやハスネイン、アスネインという名も伝わる) は、家族と集まって食事を摂っていた。

その際、ワレカールは食事の中に鎮静剤を混入させた。

家族は鎮静剤により深い眠りにつき、それを確認したワレカールは、寝ている家族の喉を次から次へとナイフで切って殺害していく。

ワレカールは結婚しており、妻 (28歳) との間に7人の子供がいた。

ワレカールは自身の子供はもちろん、妻や一緒に住んでいた両親や兄妹も次々切っていく。

だが、唯一助かったワレカールの妹ワビヤ・バルマール (21歳) が隣家に逃げ込み、隣人に助けを求めた。

通報により警察が駆けつけると、ワレカールはすでに首を吊って自殺していた。

結局、ワレカールによる被害者は全員家族で実に14人となった。

本人が自殺してしまっているので動機は不明。

だが、生存者のバルマールによると、ワレカールは日常的に姉妹を強姦しており、バルマールも強姦されたと供述した。

また、ワレカールは生前、精神分裂症の治療薬を飲んでいた事も判明した。

ただ、ハスニルの従兄弟は
「彼 (ワレカール) は家族を愛していた」
と語った。

当初、犯行動機は金銭問題とされたが、ハスニルはターナーで働く上級会計士で、家庭は裕福であり、友人や隣人によるとその動機はあり得ないと語った。

また、幼い頃のワレカールを知る人物によると、
「幼い頃は期待されていなかったが、普通の友達がいて血を見るのも怖がっていた。とてもこんな事件を犯すようには思えない」
と話した。

殺害されたワレカールの父アンワルは、ワレカールの事を誇りに思っていたという。

余談だがこの家族を14人殺害するというのは、1975年に家族を11人殺害したジェイムス・ルパートを抜き、1987年に家族を16人殺害したロナルド・シモンズに次いで歴代2位の記録となった。



《殺人数》
14人

《犯行期間》
2016年2月28日



∽ 総評 ∽

家族14人を突然殺害したワレカール。

ワレカールは家族だけ14人殺害したが、14人殺害というだけでもかなりのものだが、それが全員家族というのは凄まじい記録である。

だが、理由がいまいちわからない。

本人は自殺してしまっているので、すでに真相を究明するのは不可能だが、それにしても謎に満ちている。

薬を服用していたので、精神分裂症であったのならそれが原因かもしれないが、ワレカールは普通に会計士と働いている。

精神分裂症であったとは考え難い。

前述した通りシモンズの記録は抜けなかったが、ルパートの記録も今後、抜かれる事はないと個人的に思っていた。

昨年、スティーブン・パドックが瞬間大量殺人の歴代2位の記録を叩き出したが、近年の異常な記録ラッシュの様子では、いずれアンネシュ・ブレイビクやシモンズの記録も抜かれる日がくるかもしれない。