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ジェシカ・スミス (アメリカ)
【1974 ~     】



2014年8月1日午前9時30分頃、アメリカ・オレゴン州のリゾート地キャノン・ビーチのモーテルで、従業員が部屋に入った所、その光景に愕然とする。

部屋には少女1人がすでに死んでおり、1人は重傷を負っていた。

部屋は数日前に、ジェシカ・スミスという女性が2人の少女と共に借りた部屋だった。

死亡していたのはジェシカの次女イザベラであり、イザベラはこの時わずか2歳であった。

長女のアラーナ (13歳) は首と手首を切られ出血していたが、命に別状はなかった。

警察は母ジェシカの行方を捜した。

数時間後、ジェシカは伐採道路の森の中で、車の中にいた所を逮捕された。

逮捕されたジェシカはイザベラ殺害を認め、同年7月29日にイザベラを浴室の水の中に頭を沈めて溺死させた。

その後、アラーナには切りかかった後、モーテルのドアを閉め鍵を掛けるよう指示していた事がわかった。

肝心のジェシカの動機だが、実はジェシカは2014年4月に夫グレッグと離婚しており、子供の親権について争っていた。

そして、事件を起こす数日前に、弁護士から子供をグレッグに戻すよう裁判所命令が出た事を聞いた。

その事で自暴自棄になったジェシカが、最初から殺害するつもりで旅行に向かったのだった。 


裁判が行われると、ジェシカの弁護士はジェシカが「無秩序な精神状態」に苦しんでいたと主張する。

隣人によると、ジェシカら家族は2006年にワシントン州ゴールデンデールに住み始め、その時にはジェシカの精神状態は不安定だったと述べた。

元夫のグレッグは裁判に出廷し、ジェシカに挨拶すると、失望や憎しみを言う事なく、ジェシカに対する寛大な判決を求めた。


2016年8月17日、ジェシカには有罪判決が下され、同年8月25日、最低40年は仮釈放の可能性がない終身刑が言い渡された。

判決が下された後、ジェシカは家族に対する謝罪や後悔の念はなかったと、元夫グレッグは話している。



《殺人数》
1人 (他1人負傷)

《犯行期間》
2014年7月29日



∽ 総評 ∽

実の娘2人の内1人を殺害し、もう1人を負傷させたジェシカ。

ジェシカの殺害動機は、親権争いに負けてしまい、娘を手放す事になったのがきっかけだった。

おそらく、ジェシカが親権争いで負けたのも、元々秘めていた精神状態が一因だと思われる。

手放すとなれば自ら手を下すような母親なので、裁判所の判断は正しいと言える。

ただ、その正しい判断のせいで、結局、殺害されるというのは、本末転倒というか何か腑に落ちない。

日本では、よっぽどの理由がない限り、基本的に父親が母親に親権争いで勝つのは難しい。

個人的にはジェシカの犯行は子供を手放す
したくない愛情によるものではないような気がする (夫へのあてつけ等) 。